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03.10.5th week

セントラルアーツの黒澤満さんに会う。
様々な名作秀作を世の送り出した名プロデューサーであると同時に、あの松田優作さんのマネージメントをされていた方でもあり、いつお会いしても、その物腰と人柄には魅了される。
いわゆる"漢(おとこ)"を感じさせる数少ない映画人の一人である。

映画『処刑人』(ノーマン・リーダス&ショーン・パトリック・フラナリー&ウィリアム・デフォー主演)のプロデューサーで、アメリカの友人でもあるクリス・ブリンカー氏より連絡。
監督のトロイ・ダフィー氏と新しくオフィスを構え、いよいよ『処刑人2』の撮影にGOするとのこと。
彼のプロデューサーフィーを聞いて、その金額のでかさに、日本との圧倒的な差を実感する。

先週に続いて、またまた大阪へ。
のぞみの中での原稿書きと読書にも、すっかり慣れてしまった。
これが意外とはかどるので不思議。
心斎橋で、将来有望な新人漫画家の人達や、インディーズムービーの旗手である川上豊城君と会って食事。
翌日、小池一夫先生と合流して、大阪芸大へ。
小池ゼミの出身で、『うちのまくら』で絵本作家として活躍中の西田愛花さんと久々にお会いする。
(絵本『うちのまくら』の詳細はコチラ)
小池ゼミの学生達は、例によって優秀。
何人かは、今後間違いなく、漫画界の台風の目となるはずである。

アプレ主催のワークショップの最終日。
今日は、先日撮影したものを編集してもらい、上映したうえで、それぞれの役者さん達にコメント。
とはいえ、みんな個性的で、真面目で、とても優秀。
自分如きがコメントとは、本当におこがましい。
しかし、こういうこれからの人達に、ボーダーを超え、日本だけでなく、世界にも出て行ってほしいと切に願う。
終わってから、凄まじい人ゴミの渋谷で打ち上げ。
その足で、新宿のミラノ坐は、東京国際ファンタスティック映画祭の会場へ。
ワークショップに参加してくれた何人かが、本日上映される「刑事まつり」に出演しているとのこと。
ワークショップのメンバーでショートフィルムを作ろうという企画で盛り上がる。
せっかくなので、これはぜひとも実現したいものである。

阿久根裕子さん(左)
若いに似合わず、天性の存在感が凄い。

天利友紀さん(右)
笑顔が特徴的で、演技が真面目で好感大。

(平子哲充君と光宗潤君は、今日は欠席)


久田幸恵さん(左)
朴訥なナチュラル感が最高。

江島裕二君(中央)
オカマ役が似合うと言いつつ、演技派。

沢田圭司君(後ろ)
独特のロンリームードが出色。

古澤久美子さん(右)
とてもキュートで、今後の成長に大期待。


土師友紀子さん(左)
清潔かつ誠実な演技が印象的。

森千恵子さん(中央)
抜群の演技力と反射神経の持ち主。

中野渡大士君(右)
淡々とした中にも、本音の優しさが見える。

(佐藤一巳君は、今日は欠席)


長谷川智巳さん(左)
全身に独特の個性があって、大器型。

池永健太君(中央)
超マイペースで、その雰囲気は天才型。

大西汐佳さん(右)
地か演技か、その大胆な魅力が天然型。

(槙山学君は、今日は欠席)


塩野勝美君(左)
声と発声の良さがダントツ。

北山ひろし君(中央)
飄々とした個性と演技が光る。

戸村麻衣子さん(右)
全チーム中、屈指最高の演技力。

(渡辺実香さんは、今日は欠席)


松井由貴子さん(左前)
堅実現実な演技が良。

伊藤努君(左後)
安定かつ着実な演技に底力を感じる。

五十嵐有砂さん(右前)
リアルかつ繊細な演技が好感度高し。

沖野竜也君(右後)
演技の振幅の広さに可能性大。

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03.10.4th week

大阪へ行く。
NHKのドラマの撮りで、ちょうど大阪に来ていた杉浦太陽君と会おうぜ、ということになる。
さらにちょうど弟の太雄君も大阪に帰省しているとのことで、杉浦兄弟を誘って、小池一夫先生と一緒に、先生行きつけの"新明石鮨"で会食。
ここの御主人と小池先生とは"兄弟分"の仲なわけだが、とにかく日本だけでなく、世界中のトロが食べられて最高に美味!
杉浦兄弟も相変わらず仲が良く、元気そうで何より。
兄貴はテレビも映画も順調、弟君もライブをバリバリやっていて、映画の話も来ているらしい。

大阪芸大の、映像学科と文芸学科で講義。
講義というほど偉そうなものではないのだが、たぶん、若い学生諸兄があまり観たことがないであろうレア映像を持っていって、それを流しながら、つらつらと話す。
ほんのカケラでもいいので、何かを感じてくれて、ここから映画や漫画や小説の明日を担う人材が、できるだけ多く輩出してくれることを切に願う。
合間に、小池ゼミにも顔を出させていただき、過日、軽井沢の合宿で会った学生諸兄と再会。
ここには、本当に"金の卵"が何人もいるので、ついつい嬉しくなって、時間オーバーで相手をしてしまう。
小池一夫先生とずっと一緒だったわけだが、夜の新幹線の中で、先生も原稿を書き、弟子である自分も原稿を書く。
なんと、まあ、因果な商売であることよ、と思う。
先生は名古屋で下車してさらに仕事へ。
齢6×歳にして、その体力と情熱には驚かされる。

3日+1日で、アプレ主催のワークショップ。

こちらで用意した脚本をもとに、4名×6チームに分かれてもらい、ショートドラマを撮影する。
例によって、とても教えるというほど偉いタマではないので、むしろ、こちらが若い役者さん達から、いろいろと学ばせてもらうつもりで臨む。
脚本は、大作家ロアルド・ダールの名作『兇器』を下敷きとする。
同じ役、同じストーリーにも関わらず、演じる役者さん達の個性によって、ドラマ自体のトーンも変わり、まったく異なる劇的空間が生まれるのは、いつものことながら、ひじょうに興味深い。
予定時間をオーバーしながらも、なんとか撮り終える。
どのチームも個性に溢れ、表現力豊かで、時間さえあれば、それぞれのチームに一日を割いて、きっちり撮ってあげたかった。
しかし、この新しい才能達との出会いに、心から神に感謝する。

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03.10.3rd week

週末まで、ずっと原稿書きと、脚本書きと、資料調べ。
合間に、つらつらと散歩。
原稿仕事をしている場所が、海と山に囲まれているので、気分転換にはもってこい。
しかし、ハッと気づくと、気分転換のほうが長くなってしまっているのが、いつもながらイカン。
秋の海辺はなかなかに最高の気候で、ついつい浜辺でウトウトしてしまう。

タランティーノ監督の「キル・ビル」のサントラを聴く。
梶芽衣子さんが歌う映画「修羅雪姫」の主題歌"修羅の花"。
映画のスクリーン以外で聴くのは初めてだが、当時の時代を映してアナクロとはいえ、実にカジケン好み。
師匠の小池一夫は、「子連れ狼」をはじめ、「マジンガーZ」や「グレートマジンガー」、それに東映特撮戦隊物の作詞も何本も手がけているわけだが、いつかそれらを全部集めてCDにしてみたいものだ。
どこか乗ってくれる会社はないか。


週末、東京に戻って、以前より気になっていた韓国映画「武士〜MUSA」の試写へ。
全体に漂う重厚なトーンと、決して香港系ではない、やはり、ある種の重厚さを伴った剣戟戦場肉弾アクションが素晴らしい。
が、特筆すべきは、武士達の参謀格を演じた韓国の名優、アン・ソンギの圧倒的な存在感と、あまりにも渋いカッコよさ!
おそらくは、この超大作の中で、チャン・ツィイーよりも、チョン・ウソンよりも、誰よりも、光り輝いている。
まさに燻し銀の魅力とはこのことだ。
そういえば、日本には、こういう名優がほとんど皆無になってしまった。

偶然、JamFilms2「Foops MEN SOUL」の、井上秀憲監督と某所でバッタリ。
相変わらずのマイペースで、ストリートで自由にカメラをブン回しているらしい。
そういえば、その数日前にも、某喫茶店で「修羅雪姫」の佐藤信介監督にもバッタリ会っている。
つまり、打ち合わせのエリアが限定されているということか。

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03.10.2nd week

気象関係の仕事に従事している友人に会う。
その友人曰く。
「年々明らかに気象は狂ってきてることがはっきりしてて、そのうち、とんでもない事態になるだろうってことは明白なんだけど、正式にはなかなか発表できないんだよね〜。ここまで地球を壊してきて、さらにまだ壊そうっていうんだから、もはや後戻りはできないし。少なくとも、人間が生物として生きていけるという、気候も含めた環境面において、希望が持てることは何ひとつないね」
やはり、また、誰に何と言われても、好きなことを好きなだけやっておこうと思う。
むろん、他人に迷惑をかけずに。

久々に須賀貴匡君に会う。
元気そうで何より。
最近、さらに役者として磨きがかかってきているし、本当に真摯な映画志向の好青年なので、ぜひまた共に映画を戦いたいと思う。
近々、一緒にやったJamFilms2「FoopsMEN SOUL」も公開されるので、スクリーンで須賀君を観るのも楽しみだ。

アプレ主催の、俳優志望者のためのワークショップの面接。
とても偉そうなことを言えた身分ではないのだが、かなり高いレベルの人達が集まってくれて、感謝感激。
それこそ、ふんぞり返っているベテラン役者の人達(むろん、誰もがそうではないが)より、無限の可能性を秘めた若い役者さん達と一緒にやるほうが、こちらも楽しいし、嬉しいし、勉強になる。
アメリカと比べると、俳優の層の厚さに関しては、天と地ほどの差がある日本にあって、若くて優秀な新人俳優の育成は急務だと思う。

USJを貸切にして自分の映画を撮った、関西インディーズ映画界の雄、川上豊城君から、来年一緒に韓国で映画を撮りましょう、という話が舞い込む。
実際、彼は、韓国で撮って、すでに賞も獲得したりしているわけだが、一も二もなく乗る。彼からの話は断らないことに決めているのだ。

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03.10.1st week

今週も打ち合わせの連続と原稿書きの日々。
さらに1本、新連載が決まったので、気合を入れる。

ハリウッド版「子連れ狼」である「LoneWolf&Cub」のプロデュース作業も、今のところ順調に進んでいる。
ハリウッドのメジャースタジオを相手にするのは、なんともヘビィな体験の連続だが、日本と違って、とっととビジネスライクに事が運ぶがいい。
そこへ、タランティーノの新作「キル・ビル」の中で、ルーシー・リューのテーマとして、梶芽衣子主演の元祖映画「修羅雪姫」の主題歌「修羅の花」が正式に使用されるという連絡がくる。
もちろん作詞は小池一夫師匠だが、ルーシー・リューのキャラクターは思いっきり梶芽衣子版「修羅雪姫」なのだから至極当然か。

今週は小池塾での講義。
漫画の見せ方とドラマ構築のセオリーを話す。
偉大な先人の請け売りだが、実はこれが大事。
基本は基本で、永遠不滅なのだから。
終わったその足で、プロデュースした映画「Bird,sEye」の初日へ駆けつける。


途中、名古屋から向かっているという主演の涼平君から連絡が入る。
彼も初主演映画だけに、珍しく緊張しているが、蓋が開いてみたら、超満員御礼で嬉しい悲鳴。ひたすら観客の皆さんに感謝!
舞台挨拶も例によって大爆笑だったが、映画自体も、狙ったところでお客さんには大受けで、涼平君共々まずはひと安心。
キャストとスタッフの打ち上げを終えてから、日付が変わってから、また仕事へと戻る。

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