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04.09.3rd week

朝から、ひたすら原稿。
合間に、昼食を摂りながら、何気にテレビを見ていたら、涼平君が!
おお、しばらく会わないうちに、なんだかより役者顔になっていて、頼もしい。
年末に控えている大きな舞台が楽しみだぜ。
午後、外へ……って、昨日はそれなりに涼しかったのに、また蒸し暑いやんけ。
ここのところ、仕事に追われまくっていて、ずっと御無沙汰だった試写。
『下弦の月』
原作が、あの矢沢あい先生の名作だけに、ちょっとヤバい予感がしていたのだが、案の定、的中。
原作のほうが百万倍いい。
ひょっとして俺だけかな〜と思っていたら、他に観た人の多くが同意見。
栗山千明ちゃんや黒川智花ちゃんが好演しているだけに勿体ないぞ。
口直しに、女優から女性プロデューサーに転進中のIさんと久々に会い、打ち合わせを兼ねて夕食。
わざわざ映画やるより、エステサロンでもやったほうが、完璧に儲かるじゃんかよお! という話。
ま、ホントにそうなんだけどね。
終えてから、六本木のA社に行き、先日撮ったデジタルシネマの編集チェック。
終了午前2時。
さすがに原稿の続きをやる気力なし。

朝から、ひたすら原稿。
そこへめでたい報せが。
友人の脚本家、中島たい子さんが、見事「すばる文学賞」を受賞されたとのこと。
さっそく連絡して、お祝いの食事会をすることに。
午後、小池一夫事務所へ行き、映画関係の打ち合わせ。
アメリカラインのプロデューサーのお二方が相手で、日本のせせこましい話ではなく、展望がきわめてワールドワイドで興味深い。
終えた足で、映画『血と骨』の完成披露試写に向かうも、現地で打ち合わせを予定していたプロデューサーが急遽来れなくなり、こちらも行く気が失せる。
『血と骨』はいちおう崔洋一監督作品なだけに、さすがに昨日の『下弦の月』のような出来ではないだろうと、さらなる口直しをする気でいたのだが、まあ、いいや。
が、時間が勿体ないので、別のプロデューサーのIさんを呼び出し、近くの帝国ホテルのレストランにて、会食しながら打ち合わせ。
終えてから、タクシーをぶっ飛ばし、神泉へ。
I社の事業部長のKさん、F社の社長のSさんと、例によっての深夜打ち合わせ。
う〜む、やはり、20代30代の人の会社は、なんかフレキシブルでいいなあ。
終了午前2時。
事務所にとって返し、原稿の続き。

某ホテルのレストランにて、T社のプロデューサーのHさんと、ランチミーティング。
いろいろと有意義な映画の企画話。
片っ端から実現していくことができれば、日本の映画界の現状を変えられるのだが。
結局は旧体制との戦いになるだろう。
終えてから、女優でプロデューサーのMさんと打ち合わせ。
今後は、海外と同じように、日本の役者さん達も、さらにセルフプロデュースが必要になってくるはずだ。
隣の席で、あるプロデューサーが、その筋と思われるオッサンから、「こっちはすでにおめえに×億突っ込んでるんだ、何に使ったんだ?! なんでもいいから映画の売り上げからいくら返すか、この場で誓約書を書け」とか、責められている。
やれやれ。
しかし、製作費を個人流用してしまって、極力映画自体には使おうとしないプロデューサーが多いんだよね、特に日本には。
タイムリミットで飛び出し、電車に飛び乗って、某地へ。
脚本家転じて、今や小説家としても見事なデビューを飾られた中島たい子さんと、すばる文学賞受賞のお祝い会食。
なんと! 彼女の兄上が、『交通事故鑑定人・環倫一郎』のモデルとなった、日本の交通事故鑑定のパイオニア、故・江守一郎先生のお弟子さんだということがわかり、ビックリ!
世の中、本当に狭すぎる。
再会を約して中島さんと別れ、とって返して、原稿書き。

朝から原稿の続き。
またまたタイムリミットがきて、電車に飛び乗り、都内某所へ。
某企業の会長のMさん、某事務所の社長のNさんと、秘密の打ち合わせ。
途中、以前よりお会いしたかった俳優のNさんも合流し、ようやく御挨拶。
終えて、事務所にとって返し、書類整理。
合間に、A社の社長のMさん、S社のディレクターのIさんと、電話にて、いろいろと打ち合わせ。
その後、再び外へ出て、プロデューサーのIさんと打ち合わせ。
さらに、場所を移動して、I社の事業部長のKさん、ディレクターのHさんと打ち合わせ。
さらにさらに、場所を移動して、A社の社長のKさんと打ち合わせ。
終了午前3時。
う〜ん、この後、まだメールの返事出しと原稿が。
寝られまへんがな。
しかし、この世界は、打ち合わせこそすべて。
毎回、違った人達に会って、違った世界の、違った話を聞くことは、とてもとても面白い。
ただの頭でっかち、業界バカにならないための自己防衛の一つか。

「フラウ」に掲載の、心より敬愛しているCLAMPさん達のインタビューを読む。
「恋愛至上主義者がいないからこそ、ここまで続いてこられた」という言葉は、まさに至言。
これは、男女の関係なく、作家や役者など、自己表現に関わる人間にとって、絶対条件の一つなのだ。
このことに気づき、実践できるかどうかで、そのクリエイターが第一線でサバイバルしていけるかどうかが決まる。
恋愛をするなということではない。
"恋愛"は、本人にも気づかぬうちに、"至上"になってしまう魔力を秘めている。
その魔力に打ち勝てるだけの、強靭な意志の力と目的意識、そして自分の一度きりの人生にとって、何が一番大切なのかへの自覚、それらを持たない者は敗残者への道を堕ちるしかない。
そして、一度堕ちたら、そこから這い上がることは、きわめて難しい。
たいしてキャリアのない俺にしてからが、今まで何人の作家や役者と呼ばれる、将来有望だったはずの新人達が、"恋愛"の魔力の前に敗れ去り、夢と栄光への階段から転落してゆくのを、何度見てきたことか。
普通の人が持っているものを切り捨てない限り、普通の人以上のものを得ることはできない。

朝から資料調べと書類の整理。
あっという間に午後になり、事務所を飛び出す。
打ち合わせが一つ飛んでしまったので、少し早めに小池一夫事務所に到着。
もろもろの懸案事項の話し合い。
終えて、御茶ノ水へ。
少し時間があったので、神保町近くの古本屋を覗いて回る。
実は、この御茶ノ水は、大学入試前の下見に来た時、ここを拠点にして、神保町の古本屋街をウロつき回ったという、思い出の地。
しかし、当時の面影は今やほとんどない。
今日は、またまた湿気が高く、蒸されてしまったので、ちょっと小ぎれいな喫茶店を見つけて小休止。
その後、裏通りにある某店にて、周知のA出版社のSさん、B出版社のNさんと会食。
今やすっかり出世されて、現場の総責任者的立場にあるこのお二方とは、ある意味、編集者を超越した付き合いになっているだけに、いろいろと気兼ねなく話せて、とても楽しいわけだ。
銀座のバーに場所を移して、さらに歓談。
午前1時を回ったあたりで、今度合コンをしようと約して、解散。
帰宅されるSさんのタクシーに同乗させてもらい、丸の内東映前で降りる。
明日からの、劇団☆新感線ライブデジタルシネマ『髑髏城の七人』の上映に備え、テスト試写が行われるのだ。
が、まだ、準備にかなりかかるということで、とりあえず明日の本番で確認することにして、事務所に戻る。
メールの返事書きと原稿の続きで、朝まで。
040921
そして、また、朝から原稿書き。
午後、一本緊急の打ち合わせ。
終えてから、銀座の丸の内東映へ。
劇団☆新感線ライブデジタルシネマ『髑髏城の七人』の初日。
盛況でホッとする。
場内でプロデューサーのKさん、撮影監督のHさんとも会い、胸を撫でおろす。
他に出演女優のKさん、友人の女優のTさんも、共に観賞。
ううむ、とにかく、舞台自体の内容が素晴らしい。
こういう作品を観せられると、舞台をやらないわけにはいかなくなるではないか。
ううむ、ううむ、ううむ。

収賄で逮捕されたA区のF区長。
アホか。
と言いつつ、日本という国は、未だにああいうオッサン達の、なあなあ関係によって、ありとあらゆる業界が牛耳られているのだよなあ。

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