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06.11.4th week

関係者各位と、電話にて、秘密の打ち合わせ。
いやいや、大変だが、実はこの"秘密の仕事"は楽しかったりするのだ。
もちろん、関わっている人達によるが。

ビリー・ワイルダー監督『サンセット大通り』
何度観ても傑作!
それにしても、出ている役者の演技が、全員パーフェクト! 凄い!

気象予報士が「大荒れの天候になりそうです!」と悲壮な声で告げ、女性キャスターが「うわ〜ッ!」とか、これまた悲壮な声をあげる。
ワザとらしい〜!!!
あるいは、これから外へ出て仕事をする人々にとっては、うんざりすること、このうえない。
結局、気象予報士にとっても、女性キャスターにとっても、本音としてはしょせん他人事であり、要するに言動のすべてがクサい芝居ということだ。
最近、一番クサいのは、昼の「ピンポン」をやっている福澤なんとかいうアナウンサー。(「週刊文春」で亀和田武先生も書かれていたが、同感!)
あの異様にワザとらしい「ハ〜ッハハハハ!」という、とってつけたような大声の笑い声はなんとかならんもんか。

某地某所にて、関係者各位と秘密の打ち合わせ。
来年の仕事の目玉になるや否や?!
しかし、確実に形が見えてきたのはいいことだ。
終えた足で、別場所に向かい、某誌の副編集長のFさんと打ち合わせ。
終った後、再び別場所に移って、原稿の続き。
タイムリミットが来て、某地某所にて、プロデューサーのSさん、今日が初対面となる、やはりプロデューサーのNさんと会食。
終了後、けっこうな会食だったので、カロリー消費のために1時間ほど、夜の街を歩き続ける。
そこへ、いきなりプロデューサーのYさんより電話。
再び、某地某所へとって返し、敬愛する脚本家のOさんとも合流、いろいろとお話する。

原稿を書く。
合間に、タダシ☆タナカ+シュート活字委員会編著『新日、K−1、PRIDE タブー大全』を読了。
一時期、真剣勝負の格闘技に惹かれたが、今はそうでもない。
観客も戦う側も、どこかマニアックかつ世界がタイトになりすぎて、金をとって観せるだけのエンターテインメント性がすっかり薄れてしまった。
もちろん専門的な楽しみはあるわけだが、誰にでもわかる大衆性が失われてしまったジャンルに、今ひとつ興味が湧かないのだ。
そういう意味では、つきるところプロレスが一番面白く、ガチンコで観るなら、究極はボクシングということになる。

久々にプロデューサー稼業に復帰する。
といっても、プロの映画とかではない。
自主映画だ。
プロの映画のプロデューサーという仕事については、基本、もうやらないことにしている。(なので、信頼できるプロデューサーを求めて、日々いろいろな方々にお会いしているわけです)
今後もし、プロの映画のプロデューサーをやる場合は、自分一人でやると決めている。
つまり、手前が集めてきた資金を、その資金集めのために、何ひとつ動かなかった他人によって、自由にされたくはないからだ。
今後は、手前が集めてきた資金は、すべて手前一人で、管理する。
出資者とクリエイターに対する義務のためにも。

イ・チャンドン監督『ペパーミント・キャンディー』
再観。印象、変わらず。やはり、ソル・ギョングをはじめとする韓国俳優陣の演技力に圧倒される思い。日本の役者と決定的に違うのは何か。それは、背負っている"業"の凄さである。それに日本の役者が対抗するには、"命賭け"しかない。
デヴィッド・ザッカー監督『最"狂"絶叫計画〜特別編』
真面目におバカをやるパワーの底力。

ひたすら原稿を書く。
ノルマは達成して、関係者各位にお送りする。
というわけで……。
国民を完全に置き去りにした政治やら、生徒を完全に置き去りにした教育やら、なんやかやで、また日本にいるのがウザったくなってきたので、ちょうどいいタイミングで国外へ。

某氏と共に香港。
初日は、夜に着いたので、現地の関係者と、打ち合わせを兼ねた会食……というか夜食。
途中、北京にいるワタクシの映画の師匠の一人と、電話で話す。
翌日は、午前中から日本語学校にて、簡単なお話をさせていただき、大学新聞やフリーペーパーの取材を受ける。
時間が空いたので、その間に、恒例の街歩き。
思いきりクリスマスデコレーションできらびやかなのに、気候はほぼ完全に夏。
そのギャップの激しさが、やはり香港。
夜、本格的な仕事の打ち合わせを行う。
終了後、さすがにグロッキーで、ホテルにて爆睡。

香港滞在中に、ディケンズ著『クリスマス・キャロル』を読了。
何度目の再読か忘れたが、不変の大衆性は見事。ただ、主人公があくまでも"悪役"に徹しきれず、孤独に負けて、世間と手を打ち、小市民的ハッピーエンドを迎えるところは、どうも気にくわず。

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06.11.3rd week

香港の週刊誌に連載するコラムための写真撮影。
う〜む、難しい……。

織田&森田版『椿三十郎』、危険だ、危険すぎる!
こういうリメイクを許していいもんだろーか。

税金の支払いに行く。
高額の税金を払っても、また無駄使いされるのかと思うと、もはや怒りよりも虚しさが先に立つ。
いかん、いかん! 怒りを忘れるのが一番いかん!
でも、ホンマ、ここまで何かと問題続出じゃ、この国に金払うのはアホらしくないでっか? なんだか外国に払ってあげたほうが、よっぽど明朗会計な使い方をするのではないかと思ってしまう。
日本国家は頭脳流出と少子化を畏れているが、こんな現状じゃ、仕方ないよ。
才能のある人は、よりよく自分を活かしてくれる国に行ってしまうだろうし、明るい未来が見えにくく、それに対して国が有効な打開策を打てていない現状であれば、出生率もさらに減って当然だろう。

大阪へ。
新幹線の中で原稿を書く。
あっという間に到着。
プロデューサーのFさんの紹介にて、某不動産会社のKさんとSさんにお会いして、あるお話し合い。
終了後、監督のK君と合流、某所にて、日本写真映像専門学校のS先生と会食して、打ち合わせ。
その後、伝説のプロデューサーのH先生、今ある巨大プロジェクトで共に動かれているKさんとお会いする。
きわめて有意義。
夜は、K君と夜食に寿司を食して、ジャッキー・チェンのドキュメンタリーを見る。

朝、アイドル犬のインディーにどつき起こされたので、しばらくプロレス!
昼食後、K君の肝煎りにて、日本写真映像専門学校にて、かるくお話。
やはり、これからの若い人達に会うと、こちらも触発されるところ多し。
しかし、ホンマに役に立つ話ができたかなあ……と一抹の不安。
(ある部屋に陳列されていた様々な種類の旧式カメラの数々が圧巻!)
終了後、その足で、MBSに行き、プロデューサーのKさんと久々にお会いする。
K君と、またまた寿司を食してから、帰京の途に。
車中、五木寛之著『狼たちの伝説』を読了。
いや〜、旧作にせよ、今読んでも面白い。

朝から原稿。
午後から、某社にて、秘密の会議に出席。
終了後、外に出ると、いきなり大雨。
それでも、場所を移して、秘密の打ち合わせ。
雨、あがる。
やっと本来の寒さがやって来た感じではあるが……。
この季節の変化の遅さは、やはり、異常である。
と、思っていたら、千島列島のほうで地震と津波。

朝から原稿。
午後から、某所にて、某事務所のマネージャーのTさんと待ち合わせ、某社のプロデューサーのダブルKさんにお会いする。
お二人とも、ひじょうにフランクで、お話も興味深い。
加えて、偶然にも、以前お合いしたプロデューサーのIさんが同社に移籍されており、バッタリ!
まったく業界は狭い。
終えた足で、即攻で別の某社に向かい、昨日に続いて秘密の会議。
終了後、さらに場所を移して細かい詰めを行う。
帰ってから、朝まで仕事。
合間に、関係各位と電話でも打ち合わせ。
働いとります、お国のために(苦笑)

朝から原稿。
夕方、某地某所にて、漫画家のF先生、某誌の編集者のIさん、Sさんと、秘密の打ち合わせ。
Iさんとは、本日が初対面なれど、ワタクシとF先生にとっては、因縁浅からぬある事実が判明して、共にビックリ!
世の中、これだから面白い。
終了後、F先生と、久々によもやま話も兼ねて会食。
帰路、次々と電話が入り、帰るやいなや、即原稿に突入!

石川賢先生、急逝のニュースが!
なんということだ……。
『ゲッターロボ』よ、永遠なれ!

仲谷昇氏の訃報が!
これで、丹波哲郎氏に続いて、あの『キイハンター』のボス格が二人、相次いで彼岸へ旅立ってしまった……。

朝から原稿。
しかし、そろそろまた東京に人が多くなってくる頃なので、即攻で離京。
車中、例によって爆睡。
ここのところ、運動量が少なかったので、早足で1時間ほど歩く。
場所が東京ではないので、ほとんどが坂道であり、かなりの運動量になるのだ。
某地某所にて、原稿を続行。

オリバー・ストーン監督『エニイ・ギブン・サンデー』
アメフトに興味のある身としては、まことにもって興味深い一作。そーいや、昔LAのレストランでキャロメン・ディアスを見かけたことがあったっけなあ。
ルイ=パスカル・クヴレア監督『ミシェル・ヴァイヨン』
ベッソン脚本作の中では、まだマシな部類か。ダイアン・クルーガーがいい。
深作欣二監督『赤穂城断絶』
深作監督を以ってしても、この長い話とこれだけの人数の役者を捌くのは、少々骨折りだったか。

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06.11.2nd week

あまりにもトホホなニュースばかりなので、テレビは見ないことにする。
(新聞というものは、ここ十何年もとっていない)
そして、原稿を書き続ける。
合間に、DVDで映画と海外のTVドラマ、そして読書。

スティーブン・スピルバーグ監督『シンドラーのリスト』
何よりも総合的な"再現力"に驚く。それにしても、ヤヌス・カミンスキーの撮影がとてつもなくいい。
トニー・スコット監督『マイ・ボディガード』
手馴れたアクションエンターテインメントだが、デンゼル・ワシントンが演じるだけで、ちょっと違ってくる。しかし、一番いいのは友人役のクリストファー・ウォーケン。MTV風カッティングが少々鬱陶しい。

映画でも本でもそうだが、公開や発売の直後には、あまり接さないほうがよい。
流布されている情報が潜在的に頭の中に入っている可能性が高く、純粋に自分自身の感想を持つことができない。また、客観的かつ冷静な眼で見られない。
そういうわけで、映画も本も、基本的には後追いばかりです。
なので、話題にはいつも遅れているかも。

CSにて大森一樹監督『風の歌を聴け』
公開時に劇場で観ているので、いったい何年…いや、何十年振りのことか。
小林薫も、室井滋も、そして真行寺君枝も、当たり前だが、皆若い。
やはり、『ヒポクラテスたち』ほどの面白さはない。

某地某店にて、久々にプロデューサーのSさん、Iさんと秘密の打ち合わせ。
これは、実のところ、可能な限りやってみたい作品。
果たして?!

某地某店にて、監督のNさんと会う。
企画が溜まりまくっているので、よきプロデューサーの紹介をお願いする。
その後、別のプロデューサーのMさん、俳優のS君と会う。
別の秘密の打ち合わせ。

スティーブン・スピルバーグ監督『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』
偶然だが、これもクリストファー・ウォーケンがやけにいい。

香港のストリート系の週刊誌で、ブログ風のコラムを連載することになり、取材のために脚本家のKさんに会い、写真なぞ、撮らせていただく。
う〜む、こりゃ、毎週大変や。

夜、某地某店にて、プロデューサーのSさん、Tさんと共に、某大会社の社長のKさん、並びに幹部の方達と会食。
あまりに凄い店、あまりに凄い料理!
多謝あるのみ。
お開きの後、Sさん、Tさんと、別の某店にて、かるく呑む。
帰ってから、まだ寝られるわけではなく、原稿の続きをやる。

午前中に、原稿と様々な雑用を済ませ、昼は昨晩の店でお土産にいただいた高級料理をば食し、また人で混み合い始めた東京から離れる。
車中、爆睡。

原稿の合間に、某プロデューサーさんや某脚本家さん達と、電話で話す。
来年の重要な仕事の一つに関する、秘密の打ち合わせ。

ポン・ジュノ監督『ほえる犬は噛まない』
う〜む、これが長編デビュー作とは、やはり、只者ではないポン・ジュノ!
語るべきことが多すぎて、とても書ききれません。
ジョナサン・モストウ監督『U−571』
劇場で観た時と印象変わらず。ディティール描写の確かさと、たたみかけるような展開と演出はお見事!
アレクサンダー・ペイン監督『サイドウェイ』
なんとも巧み! これが脚本であり、これが演出であり、これが演技であり…って感じでした!

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06.11.1st week

原稿を書き続ける。

エリオ・ペトリ監督『華麗なる殺人』
う〜む、基本はおバカなのに、異様に洒落ている。
それにしても、『マッハ!』の敵役の原型がこの映画にあったとは……不覚!

夕方、帰京。
この帰京の電車で、よく大作家のI先生と一緒になる。
(もちろん、声をかけたりなどはしない)
近隣にお住まいだとは知っていたのだが、面白いのは、車中、いつも一人で本を読んでいるのが、このI先生とワタクシだけということ。
みんな、あまり本を読まないのだろうか。

某地某所にて、漫画家のN先生、某誌の副編集長のIさん、Hさんと会食。
席上、ひじょうに有意義な打ち合わせ。
終了後も、N先生と、さらに話を続ける。
帰って、原稿に戻る。

表参道原宿界隈は、例によっての工事ラッシュ。
朝から夕方まで、ひたすら大騒音。
しかし、昔から騒音はあまり気にならない性質なので、BGMかわりに原稿を書き続ける。
それにしても、店を作っては潰し、作っては壊しの繰り返しを目の当たりにしていると、「アホではないか」と思う。
いくつもの店舗経営で成功している友人達に話を聞いてみると、
「ビジネスの才能がないのに、現実味のない夢だけや思いつきだけで店をやる連中が多すぎる」
とのこと。
そして、そういう連中の終着点は、借金を背負った挙句の夜逃げとか自殺とからしい。

某地某所にて、かなり久々にカメラマンのHさん、プロデューサーのHさんと打ち合わせ。
きわめて有意義。
帰って、原稿に戻る。

ここのところ、毎日、異なるプロデューサー諸氏と打ち合わせ。
このうち、いくつの企画が実現するのだろうか。
もちろん、全部実現するといいのだが、そういうわけにもいかないだろうなあ。
というわけで、プロデューサーのTさんと、某女優さんの事務所の社長のTさんと打ち合わせ。
帰って、原稿に戻る。

某地某所にて、俳優のKさんと、秘密の打ち合わせ。
終えた足で、別場所に移動して、某誌の副編集長のNさんと、また秘密の打ち合わせ。
即攻で帰って、原稿に戻る。

資料を探していたら、ふと、チャールズ・ブロンソン主演作品のDVD−BOXがあったことに気づき、ついつい観てしまう。
J・リー・トンプソン監督の手になる『必殺マグナム』『殺人鬼』『メッセンジャー・オブ・デス』の3本を連続で。
いわゆるB級アクションには違いないのだが、ブロンソン&トンプソンコンビの作品は、いたずらに奇を衒うことなく、きっちりと基本を押さえてエンターテインメントを貫いているところが好感が持てる。

そして、合間に女子の世界バレー。
観ちゃうよなあ。
アイドルの応援は不要だ。

某地某所にて、またまた別のプロデューサー諸氏と打ち合わせ。
結局、日付が変わるまで。
さすがに原稿に戻るパワーはなく、帰ってダウン。
あ、そーいえば、また店が一つ潰れていた。
なぜにもっと考え抜いて店舗展開をしないのか。

連休で無意味に人の多い東京をさっさと離れる。
ここのところ、かなりしっかり働いていたので、離脱の車中、ひたすら眠り続ける。
着いた某所も、やはり人出が多いが、実は抜け道があり、そこを使ってとっとと移動。
と……なぜか、空雷がゴロゴロと。
某地某所にて、また原稿。

レン・ワイズマン監督『アンダーワールド2〜エボリューション』
監督が嫁のために撮った作品以外の何ものでもないが、微妙にマニアックなところがいい。あくまで微妙にだけど。
ドゥッチオ・テッサリ監督『キス・キス…バン・バン』
あまりにもイタリア的おバカ映画だが、職人監督の多芸が爆裂で、勉強になりました。
リュック・ベッソン監督『アンジェラ』
現状、これがベッソン最後の監督作になるということらしいけれど、そうであれば決して悪くない……佳品。

日本映画にも関係の深い脚本家、レナード・シュレーダー氏の訃報が。
『太陽を盗んだ男』も『ミシマ』も……かなり好きな映画です。
合掌。

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