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06.12.5th week

ニー・スコット監督『ドミノ』を観る。
例によって、独特の撮影手法と編集方法。
かなり興味深いが、一般の観客には受けないだろうなあ。
そして、上辺のルックだけをアホな"業界人"が猿真似する、と。

それにしても、日々DVDの山が築かれてゆく。
壁面の棚がすべて埋まり、ついには床にまで……!
果たしてすべて観れるのだろうか、オレ。

東京へ戻る。
なるべく人の少ない時間帯とルートを使う。
人が集中する時間や場所は決まっているので、その間隙を縫って動くのがもっとも合理的かつ効率的。

某地某所にて、漫画家のM先生、撮影監督のHさんと合流。
以前より約束していた焼肉。
食と話が進み、外へ出ると、雨。
タクシー移動で、某店へ。
またまた話が進み、結局、明け方まで。
いやいや、楽しい一夜でした。

雨。
隠れ家カフェに行って、原稿を書く。
その足で、某地某所にて、某社のプロデューサーのHさんと密談。
終えて、外へ出ると、ますます雨が激しい。
さすがにタクシーつかまらず、電車にて、某地某所へ。
監督のKさん主催の忘年会。
監督、脚本家、デザイナー、男優女優、揃い踏みで、この飲みのメンバーで映画が撮れるやん。カメラマンのKさんが風邪で欠席だったのが残念。
ますます雨、激しく。
二次会移動で、またまた全員ズブ濡れ。
残ったメンバーで、結局、今日も明け方まで。
帰りは、雨が熄んでいて、ホッとする。

某地某所にて、某誌の副編集長のSさんとお話。
夜、某地某所にて、某制作会社の忘年会。
いわゆる"戦友"諸氏ばかり。
終えて、本日は、電車のあるうちに帰る。

原稿を書く。
電話で打ち合わせをいくつか。
某地某所にて、小説家のNさんに会う。
この人にお会いすると、いつも話題が尽きず、例によって時間が経つのを忘れて話してしまう。
おそらく近年中にさらに注目される逸材であることは疑いない。
終えて、続いて、漫画家のKさんにお会いして、会食。
この人とも、同業ということもあって、話題が尽きなく、楽しい。
とてもよい店を紹介していただく。
終えて、その足で、某事務所の忘年会に、監督のKさん、俳優のK君と共に出席。
部外者であるにもかかわらず、とてもアットホームに歓待していただき、社長のNさん以下、皆さんに大感謝!
久々に俳優の島津健太郎さん、山崎勝之君達に再会できて、いやいや、ひじょうに楽しゅうございました。
結局、朝まで。

仮眠をとってから、様々な事務関係の雑用を済ませる。
夜、某地某所にて、漫画家のNさんの仲介にて、詩人の三代目魚武こと濱田成夫さんに、約十年振りの再会。
相変わらずパワフルで、十年の歳月は瞬間的に埋まってしまう。
後から、写真家のHさんも合流して、数時間話し込む。
さらに忘年会に向かう諸氏と別れ、帰路に。
年末から、隠れ家行脚を行うので、そのための準備。

台湾で起きた地震の影響で、香港では諸々の回線が繋がらなくなっているらしい。
しかし、日本へのメールの送受信はなんとかできていて、仕事に支障をきたすことはなく、ひと安心。

DVDにて、ブライアン・シンガー監督『スーパーマン リターンズ』を観る。
後半の盛り上がりにやや欠けるキライはあるが、さすがブライアン・シンガー監督、シリーズのカラーをしっかり踏襲しつつ、無難にまとめている。とはいえ、ファンは、ジョン・ウィリアムス作曲のあのテーマ曲をきいただけで、もう完全KOなのですが。(ヒッチコック監督の名作『北北西に進路を取れ』のブロンド美女、エヴァ・マリー・セイントが、クラーク・ケントの育ての母役で出演しているのが嬉しい。歳月は残酷ではあるが……)

年末や新年をあまり意識しない。
意識すると「ああ、もう一年経ってしまった……」となって、そのぶん、心身共に年をとってしまうからだ。
365日でいちいち区切ったりせず、延々と同じ日々が続いているだけのことだと考える。
というわけで、いつも通り、東京を離れる。
これから約一週間の行動は秘密なので、公表せず。

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06.12.4th week

東京に戻る。
車中、またまた爆睡。
東京に着いた足で、某地某店へ向かい、某誌の担当編集者のSさんと打ち合わせ。
いろいろと興味深い話を聞く。
終えた足で、別の某店へ向かい、プロデューサーのTさん、脚本家のKさんと打ち合わせ。
来年予定している秘密の仕事の打ち合わせ。
終了後、おとなしく帰って、原稿。
合間に、メナハム・ゴーラン監督『デルタフォース』を観る。
実は、このチャック・ノリス主演の米国特殊部隊プロパガンダ大作、かつてアルバイトしていた劇場でロードショー公開された作品で、懐かしさから、ついつい観てしまった。それにしても、脇役に、けっこう豪華な役者陣を揃えていたことに、今さらながら驚く。メナハム・ゴーラン率いるキャノン・グループが一番"旬"な時だったのだろう。

朝から原稿。
午後一で、某地某社にて、プロデューサーのWさん、某局のプロデューサーのOさん、Tさんと、秘密の打ち合わせ。
終了後、某店にて、別のプロデューサーのHさんと、引き続いて打ち合わせ。
終えた足で、ディレクターのFさんのスタジオまで二駅分を歩き、とある作業。
すぐに時間になり、再び歩いて、某地某店へ向かう。
脚本家のTさんと打ち合わせ。
またもや、あっという間に時間になり、Tさんと共に某地某店へ。
小説家の中嶋博行先生、松田美智子先生、某局のプロデューサーのSさん、脚本家のTさん、某映画会社のYさんと、ささやかな忘年会。
終了後、おとなしく帰って、原稿の続き。

またまた、近くの店が潰れている。
けっこう利用していた、なかなか悪くないカフェだったのだが、例によって2年もたなかったか。
やれやれ。
飲食店の経営を考えている人、本当に熟考したほうがいいよ。

朝から原稿をやって、送付。
夕方、俳優のS君、プロデューサーのNさんとお話。
終えた足で、某社に向かい、社長のTさんと打ち合わせ。
その後、脚本家のKさん、某社のプロデューサーのHさんと合流して、打ち合わせ。
あっという間に日付が変わる時刻に。

朝から原稿を書く。
夕方、某地某所にて、某誌の担当編集者のFさんと打ち合わせ。
終わってから、国際電話をいくつか。
慣れないうえに、超ヘタクソな英語で話しまくったので、すっかりグロッキー。
仕事をする気になれず、DVDで、スチュワート・ラフィル監督『アドベンチャー・ファミリー』を観る。
なんと! これを公開当事に劇場で観たのは、今から30年も前のこととは!
時が経つのはあまりにも早い。しかし、今観直しても、主題曲を聴くと、ついジ〜ンとしてしまうのは"刷り込み"の凄さゆえか。マイクの影や、時にはマイクそのものが映っているシーンがあるのを発見するが、ほのぼのと許せる。

また、無駄に人が多くなる週末なので、早い時間に東京を離れる。
止まらなくなっていたので、アドベンチャー・ファミリーのトリロジーBOXセットを持参。
小説家の森博嗣先生ではないが、一つところに住んでいるわけではないので、"人"から避難する場所も、実は毎回同じところではない。
自分の家にいることはほとんどなくて、友人の家、友人から紹介してもらった宿やホテル、友人と共にやっている会社や事務所、もろもろである。
すべてに共通しているのは、観光地ではなく、大きな都会ではないこと。
しかも、今や、ノートパソコンさえあれば、DVDもどこでも観られる。

というわけで……。
某地某所にて、フランク・ズニガー監督『続アドベンチャー・ファミリー〜白銀を越えて』を観る。
これは、公開当事、TVで大量に流されていたスポットを鮮明に覚えている。
そして、こういう作品は、映画としての出来で観てはいけない。

原稿を書く。
合間に、またまたスチュワート・ラフィル監督『アドベンチャー・ファミリー〜ロッキーを越えて』を観る。
仲のいいスタッフが、気心の知れた俳優を使って、遊び心で作った作品だということが伝わってくる。悪くない。

とある緊急事態が勃発!
ある会合とイベントと忘年会があったのだが、やむをえず、キャンセルさせていただき(すみません!)、助太刀で参戦!
なんとか無事に事は納まる。
よかった、よかった。

録画してあったフランスの連続ミステリーTVドラマ『ディープ・シークレット〜殺人者の海』、全10回を一気に観る。
邦題は、なんかならんものかと思ってしまうが、内容は、フランス本国で高視聴率をマークしたというだけあって、"作り"自体がよくできている。アメリカ流にヘタにアクションで勝負していないところが勝因。それにしても……やたらと老いも若きも男女が睦み合うのも、やはりフランス流か。
DVDにて、マイケル・マン監督『マイアミ・バイス』を観る。
全体的にはやや緩い印象。しかし、銃撃シーンに関しては、定評通り天下一品。
一番プロフェッショナルなのは、ジェイミー・フォックスが彼女を救出するシーンだろう。
ポール・グリーングラス監督『ボーン・スプレマシー』を観る。
手持ちカメラを多用した撮影方法が、深作欣二監督を彷彿とさせるところがあり、展開もひたすらスピーディで、ひじょうにワタクシ好みの快作!

近くで冬の花火大会。
もちろん、人出が多いだろうから、現場までは行かない。
窓から眺めるのが一番。
今頃、表参道原宿あたりも、すっげえ人出でごった返しているだろうなあ、と思いながら、仕事を終え、花火の音をききながら眠る。

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06.12.3rd week

早く起きて、帰京。
事務所に行くと、消防車のサイレン音とヘリの轟音が。
何事かいなと思って、窓から外を見ると、ちょっと離れた場所から煙が!
いわゆる"裏原宿"と呼ばれる辺りは、古い住宅やアパートがけっこうあって、ひじょうに火災が起こりやすい場所でもある。
後ほど、ニュースにて、亡くなられた方もいることを知る。
合掌。
はや十数年も表参道にいる身としては、個人的には、表参道ヒルズなどよりも、はるかに裏原宿のほうを愛しているので、なんとも複雑。
某地某所にて、プロデューサーのYさん、脚本家のKさんと、秘密の打ち合わせ。
その足で、別場所に移動して、某局のプロデューサーのSさんと待ち合わせ、ある芸能事務所の忘年会に顔を出す。
いや〜、しかし、かなり場違い。
マネージャーさん達が多く、顔見知りの役者さんや現場スタッフもいなかったので、早々に退きあげる。
いろいろな人にお会いして、名刺交換もしたが、何が何だかわからず、こりゃ、明日になったら完全に忘れてますな、すんません。
Sさんと、近くの喫茶店でコーヒーを飲んでから、帰る。
朝まで原稿の続きと、電話による秘密の打ち合わせ。

う〜む、またまた、別のところで店の解体作業が始まっている。
さらに、つい先日までレストランだったところが、服のショップになっている。
和食屋だったところが、美容院になっている。
バーだったところが、まったく異なったレストランになっている。
この間、二か月もなかったぞ、おい。

某地某所にて、脚本家のKさんの仲介にて、クリエイターのエージェントをされているKさん、Gさんにお会いする。
よい形でもろもろが結実するといいのだが。
Kさんと会食後、その足で移動して、深夜の打ち合わせ。
某誌の担当編集者のHさんと。
Hさん、かつてワタクシが長らく住んでいたことのある横浜の某街にお住まいとのことで、その変貌振りを聞いて、驚く。
変われば変わるものである。
戻って、作家のO先生と電話で秘密の打ち合わせ。

録画してあった大林宣彦監督『理由』を観る。
秀作だとは思うが、さすがに長すぎるかも。

寒いのか、暖かいのか、よーわからん天気。
某社へ行って、プロデューサーのKさんとお話。
遠距離でも、いっさい乗り物は使わず、歩きに歩いていると、Tシャツ1枚でもいいくらいのノリに。
ミネラルウォーター片手に、ひたすら歩き倒す。
某店にて、プロデューサーのIさんとお話。
今日が初対面だったにもかかわらず、例によって、共通の知り合いが多く、すっかり話し込んでしまう。
終了後、再び歩いて、ディレクターのFさんのスタジオへ行き、密談。
終えるやいなや、また歩きに歩いて、某店へ。
プロデューサーのHさん、脚本家のKさんと打ち合わせ。
話題尽きず、日付が変わる直前まで。
今日は、打ち合わせで一日が終ってしまいました。

午後一で、某店にて、某誌の担当編集者のFさんと打ち合わせ。
終えた足で、別の店に移動して、漫画家のNさんと打ち合わせ。
一旦事務所にとって返し、今度はタクシーに飛び乗って、プロデューサーのSさんの誕生パーティに顔を出す。
可愛い女の子達が多く、なかなかに楽しい会で、後ろ髪を引かれる思いながらも、再びタクシーに飛び乗って、別の店へ。
プロデューサーのHさん、撮影監督のFさんと会食。
実は、今、もっとも一緒に仕事がしたいと思っている、日本でも優秀なお二人。
そのまま、Fさんと共に、美女ばかりの某地某所にある会員制のクラブへ流れる。
さらに、Fさん御贔屓の隠れ家的クラブへ回って、帰路に。
……と書くと、楽しく遊んでいるようですが(もちろん楽しいのだけれど)、きっちり仕事の密談をしているわけです。
こういう会員制や隠れ家的なクラブが、そういう密談にはもってこいで、我々の他にも"業界"の方々が多数。
いやいや、何かと有意義な一夜でありました。

種々雑多な雑用を済ませているうちに、すぐ夕方に。
あまりの時間経過の早さに驚愕。
ディレクターのFさんのスタジオに行って、秘密の仕事。
終えるやいなやタクシーに飛び乗り、もう辛抱たまらんかったので、いつもの美容室にて髪を切る。
スタッフの一人に、俺がいつも履いているバスケットシューズが、実はけっこうな値で取り引きされている一品であることを教えられて、仰天!
十年以上前から、バスケットシューズを買い続けていて、それを順番に古いものから履き潰していたわけだが……。
それでも、やっぱり、靴は履いてこそナンボだと思う。
というわけで、帰りは運動を兼ねて、ひたすら歩く。
歩いている間にネタをまとめ、帰るやいなや、原稿を書く。
合間に、電話だのメールだの。
終らない。

クリスマスが近いせいか、どうも無意味に人が多い。
こういう時は、すぐさま外国に行けるような立場でもないので、特別な場所(会員制の店や隠れ家的店)か、辺鄙な場所(観光地でない地方)に避難するに限る。
そして、いつもながら、こういう時に持つべきものは、そういうルートに繋いでくれる特別な友であります。
……というわけで、東京を離れる。
例によって、車中、爆睡。
降りた後は、友人が繋いでくれておいた、渋い主人がやっている某店の個室に入り、日替わりの一品料理を食しつつ、読書。
腹ごなしに歩きに歩いて、某場所へ向かう。

ゴードン・チャン監督『精武英雄〜フィスト・オブ・レジェンド』
再観。ユエン・ウーピンの手になるアクションは素晴らしいと思うが、『マッハ!』などで、早回しやワイヤーを使わない"リアル・ヒッティング・アクション"に慣れてしまった眼から観ると、いささか古臭く感じてしまう。
アレックス・デ・ラ・イグレシア監督『マカロニ・ウェスタン/800発の銃弾』
実は、マカロニ・ウェスタンではないのだが、作品全体に流れる"男泣き"のスピリットに、まさしく泣ける!

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06.12.2nd week

ある企画を書いて、某プロデューサー氏に送付。
その後、品川駅にて、某局のプロデューサーのSさん、脚本家のKさんと待ち合わせ、神奈川の果てへ。
小説家のK先生にお会いして、いろいろと興味深いお話をうかがう。
それにしても、こういうことでもなければ、まず来なかったであろう風光明媚な土地。
海が美しい。
帰ってから、さっそく新しい企画を書く。

ある俳優氏と話す。
奥さんが手料理を作る。
彼は黙々と食べる。
なぜなら、頭の中は、明日の撮影のことでいっぱいだからだ。
「おいしい?」と、奥さんがきいてくる。
「うん」と、答える。
それは事実だ。
しかし、奥さんはそれだけでは満足しない。
もっと会話を欲している。
だが、彼の頭の中は、やはり明日の撮影のことでいっぱいいっぱいだ。
結局、ケンカになる。
ケンカになると、余計な神経を使うことになる。明日の撮影に向けての演技プランも、ずっと高めている集中力も、乱れてしまう。
いくらそのことを説明しても、奥さんはわかってくれない。わかっているわよ、そんなこと、でも! ということになる。
挙句の果てに、彼は家を飛び出し、車の中で眠ることになる。明日の撮影のことに、乱れきった精神を集中させようと、必死に努めながら。
そんな時、真剣に"離婚"を考える。なぜ、俺は、一番大事な仕事への集中をメチャクチャにされてまで、あの女と結婚しているのかと考える。そんな事態が、一度や二度ではないと云う。
いやはや。
某店にて、某誌の担当編集者のFさんと打ち合わせ。
この店は、ここのところあまり使っていなかったのだが、近くのファミレスやカフェが、観光客のババア達や田舎者のネーチャン達に占領されているため、やむをえず。
しかし、こちらのほうが、地元の人達が多くて、少し落ち着けることを発見。
以後、こちらの店に鞍替えするとしよう。
夜、某地某所にて、俳優のO君と会食。
後から、脚本家のKさん、監督のKさんも合流。
ちょっとした密談。

自分の"独力"で稼いだ金は、何のためにあるのか。
自分の"好きなこと"に使うためにあるのだよ。

企画ができたので、某プロデューサー氏に送付。
その後、打ち合わせの行脚。
某地某社にて、プロデューサーのダブルKさんと、脚本の打ち合わせ。
終えるやいなや、某地某社にて、プロデューサーのSさん、Tさんと、別企画の打ち合わせ。

その後、タクシーに飛び乗り、新宿へ。
シアターモリエールにて、金子修介監督の監修、満島ひかりちゃん主演の舞台『偽伝・樋口一葉』を観る。
金子監督をはじめ、『ウルトラマンマックス』チームのショーン、長谷部瞳ちゃん、小川信行君も来ていて、久々に話す。
舞台もよかったが、その後のトークショーも、さらによかったです。
他にも、何かと微笑ましいエピソードがあったのだが、それは秘密。
帰路、次々とプロデューサー諸氏から電話。
歩きながら、タクシーの中で、ずっと電話しっぱなし。
帰って、再び企画を書く。

ランチしながら、三隅研次監督『剣』を観る。
現代劇でも時代劇でも、市川雷蔵は、ひたすらストイックな役がよく似合う。

もろもろの仕事。
電話での打ち合わせをいくつか。
夕方、パルコミュージアムへ。
"ウルトラ美術展"のオープニングパーティ。
青山草太君をはじめとする『ウルトラマンマックス』チーム、『ウルトラマンメビウス』のチームGUYSの面々とも再会。当たり前だが、みんな私服姿だと、印象がガラリと変わって、こちらがドキドキするなァ。
盛況で何より。
その後、俳優のO君、監督のYさん、脚本家のKさん達と、別場所に流れ、いろいろと話す。
帰ってから、企画の続き。

終了後、池田敏春監督『人魚伝説』を観る。
劇場公開当時に観ているのだが、今観たほうが、バイオレンス描写の斬新さや、その中に秘められたリリシズムは、きわめて鮮烈。

某地某所にて、脚本家のHさんと、脚本の打ち合わせ。
終えた足で、東京を離れる。
車中、送ってもらった石原真理子著『ふぞろいな秘密』を読む。
どんな内容の本かはわかっていながら、『ふぞろいな林檎たち』直撃世代としては、どうしても読んでしまうのである。
某所に到着後、原稿を書く。

原稿の合間に……。
パク・チャヌク監督『JSA』を再観。
初観の時と印象変わらず、やはり、よくできている。韓国の役者と、日本の役者の"深味の差"の原因の一つが、背負っている民族の"重さ"と"誇り"であることは間違いない。プラス、男優の場合は、徴兵の経験が実は大きい。
小平裕監督『必殺女拳士』を再観。
劇場公開当事に観ているので、実に20年振りくらいか。それにしても、この頃の志穂美悦子や倉田保昭は輝きに輝いていた。理屈なぞは超越しまくって。
(実は、ババッと発売になった東映空手映画のDVDを、思わず逆上して買ってしまったのだ。どの映画も、すべて劇場公開当事に観ている。空手映画全盛期に育った世代としては、もはや衝動というより、条件反射的行為である)

昔から……。
文章を書くことが、一番好きなことではなかった。
性格的に向いていると思ったことは、実のところ、一度もない。
よく言われるように、文章を書くことでは、絵を描くことのような、音楽を演奏することのような、"天然の快感"は決して得られない。
では、なぜ書くのか?
それは"仕事"だからです。
なので、これまたよく言われるように"一番好きなこと"を仕事にはしなかったわけです。

ジュリオ・クエスティ監督『殺しを呼ぶ卵』
このカルトの傑作がDVDで観れるとは……! まったくいい時代になったもんです。日本で云えば実相寺昭雄+石井輝男の如き映像世界。伝説の美少女女優エヴァ・オーリンと共に堪能させていただきました。
フランク・クレイマー監督『大西部無頼列伝』
残酷色を排し、ひたすら娯楽に徹したマカロニウェスタンの中では、この"サバタ"シリーズが秀逸。ユル・ブリンナーが操るカセット弾倉のガンズ・バイブル、ブーツに鉄球を仕込んで弾丸のように蹴り飛ばすキック・ガンもカッコいい!
フランク・クレイマー監督『西部決闘史』
リー・ヴァン・クリーフの"サバタ"再び! 脚本に凝りすぎたきらいはあるが、そのエンタメ精神は出色。
止まらなくなって、同じくフランク・クレイマー監督の"サバタ"第一作『西部悪人伝』を再観してしまう。

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06.12.1st week

香港である。
今朝は若干涼しいが、それでも夏。
例によって、朝粥を食べ、ホテルをチェックアウトして、タクシーとエアポートエクスプレスにて空港へ。
帰国の途に。
機内上映にて『プラダを着た悪魔』を観る。
これがけっこうな掘り出し物で、おかけでアッという間のフライト。
帰国後、それで休めるかといえば、ぜんぜんそんなことはなく、深夜にも関わらず、すぐに仕事。

いつしか、前庭の紅葉が見頃になっている。

午後一で、某地某所にて、関係者各位と秘密の打ち合わせ。
帰るや、すぐにまた仕事。
合間に、香港で買ってきたDVDで、ブライアン・デ・パルマ監督『スカーフェイス』。
オリバー・ストーンの脚本も、デ・バルマの演出も、アル・パチーノの演技も、完全にキレまくっていて、何度観ても最高!

仕事を一段落させ、再び東京を離れる。
香港に行っている間に溜まっていた様々な雑用を一気に片付け、ほとんどトンボ帰りで東京へ。
車中、切通理作著『怪獣使いと少年』を再読。
と……!

脚本家のKさんより、実相寺昭雄監督の訃報が届く。
驚愕、そして動転。
生前、一度も面識はなかったが、当然のことながら、言葉では語り尽くせないほどの影響を受けた、偉大、同時に異端のクリエイターだった。
『ウルトラマンマックス』で、監督として、同じチームで創作に関われたことは、一生の誇りである。
合掌。

ひし美"アンヌ"ゆり子さんのお店にて、有志のクリエイターにて会食。
本当は仕事の打ち合わせで集まる予定だったのだが、実相寺監督、追悼の酒になった。
日付が変わるまで呑み、タクシーにて帰路に。

午後一で、某地某所にて、秘密の打ち合わせ。
終了後、時間が空いたので、某局に向かい、懇意のプロデューサーのSさんとお話。
その場で企画の話が盛り上がり、さっそく来週取材に行くことになる。
さらに、帰路、某局のプロデューサーより電話。
これまた企画を出すことになる。
しかし……。
いずれも仕事として決まったわけではなく、ここからが長い道程である。

かなり前に録画してあったテレビドラマ『蒲生邸事件』を観る。
名手、澤井信一郎監督でも、さすがに長大な原作を約90分のドラマに納めるのは無理があったか。それでも、ラストはグッとくるも、これは残念ながら宮部みゆきの原作の力に拠るところが大きい。

実相寺昭雄監督『姑獲鳥の夏』を観る。
個人的な追悼を行う。

セルジオ・レオーネ監督『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ〜完全版』
『ゴッドファーザー』と同じく、何度観ても、3時間以上の上映時間がまったく気にならない。
真の名作。

夜、脚本家のHさんと、香港より来日中の友人のTさんに会う。
香港とはえらい違いで、日本は急激な寒さに。
香港では値の張るサザエの壷焼きを食す。

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