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ジャンルカラーに染める

あるジャンルの作品を書いている時は、そのジャンルを扱った他の作品を観たり読んだりして、まず脳内を“ジャンルカラー”に染めないと、仕事にとりかかれない性質です。
これは、どうやら、多くの物書きの皆さんが、同じみたいですね。
(何人かの小説家の方々が、やはり、同様の“準備作業”をしているということをインタビューで読んだことがあります)
そして、書いている時は、これまた同系統の作品の映画やテレビを流しっぱなしにしたり、サントラをリフレインさせたりしています。
昔と明らかに違うようになったのは、一気に最後まで書かなくなったこと。
一日のノルマを決めて、その分量以上は、書けそうでも、敢えて書かないことにしたのです。
これまた、多くの小説家の方々が言っておられことですが、どうやらそうしたほうが、作品的には、よりいい結果を生むようなのです。
……というわけで、アウトプットだけではなく、インプットの時間も最近はきちんと取るようになり、自分的には、なかなか幸せな原作者稼業を送っております。

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連載までのルート

新連載作品と同時並行で、プレゼン用の原作原稿1本、仕上げました。
これは、以前に提出した企画に、担当編集者の方が興味を持ってくださり、それじゃあ、ということで、さっそく原作原稿化したものです。
しかし、また、ここからが長いのです(笑)
依頼原稿ではなく、「こういうものがどーしても書きたいんです!」と、こちらから提案した企画なわけで、原作原稿のOK待ち→コンビを組む漫画家さんの選定→ネーム作成→編集長の決定、というルートが待っています。
もちろん、原作原稿に、担当編集者のOKが出なければ、そして自分でもダメ出しに納得がいけば、また書き直すわけです。
ワタクシは、特にすげえ実績があるわけでもなく、ビッグネームでもありませんから(苦笑)、昔っから書き直しくらいは、それで少しでもモノがよくなるのであれば、なんともありません。
また、連載までに何年かかろうが、それまで夢を見られるわけで、また楽し、であります。
とまれ、このプレゼン用の原作原稿のジャンルは……まだ秘密です(笑)

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久々のアクション物!

さて……!
何もかもが予定通り順調に進めば、数か月後には、新しい連載がスタートの運びとなります。(おそらく来月には、予告が公表されるはずです)
原作自体は、すでに単行本1巻分の本数を入稿済みで、コンビを組む漫画家さんの画も、順次仕上がってきています。
そして、その画を見て、
「おお~ッ!」
と、例によって感動感激するワタクシ!
いつものことながら、この快感があるからこそ、漫画原作者はやめられないのです。
「原作の、たったの一行が、たったの一セリフが、これほど美事な“画”になるとは!!!」
同時に、漫画原作者として食わせてもらって、今年でちょうど20年。
当初の計画通り、一作一作に可能な限りのパワーをこめて、“量産型性格”を懸命に抑えつつ、少しずつ、少しずつ、形にしてゆく所存です。
……というわけで、この新連載作品、久々にワタクシがもっとも得意とする“アクション物”になります!

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プロデュースのホンネ

そして、またまた久々にプロデュースもやってます。
これは、脚本を書いている映画とはまた別ですが、やはり、自主映画なのです。
しかし、なぜに、二本も自主映画なんぞに関わるのか?
実は、その理由はきわめてハッキリしておりまして、ずっと以前から2007年より始めることも計画通りなのであります。
(どうして今年からなのか? については、関係者の方々の手前、現時点では省略させて下さいませ)
つまりは、まだ世間的にはほとんど知られていない、新しい才能の発掘と発表です。
有名な者の手助けは多くの人々や企業が行っても、無名な者の援助は、なかなかやりたがらないのが世の常です。
しかし、その陰で、大いなる才能が埋没してゆく可能性もなきにしもあらずだと思うのです。
(才能さえあれば、必ず世の中に認められる、というのは真っ赤な嘘です。世の中に出た才能の裏で、悲運に泣く真の才能の持ち主も数多くいたはずなのです)
そして、新しい才能が次々と登場しない限り、業界全体が動脈硬化を起こすのは必至です。
……と、まあ、エラそーにホザいておりますが、ワタクシも多くの人々に助けられて、なんとかやっていられるわけで、多少なりとも世間様に恩返しがしたいというのが本音のホンネではあります。

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完全自由脚本

久々に脚本を書いています。
(正確には久々ではないのですが、これはちょっと事情がありまして、現時点では公表できないのですよ)
基本的には、一人で脚本を書くことは、あまり好きではありません。
映像の仕事の醍醐味は(少なくともワタクシにとっては)、なんといっても、まったく異なる才能との融合にあるわけで、脚本も、アメリカのテレビドラマのように何人もの手によって作られることが理想だと思っています。
(もっとも日本でこれをやると、脚本家の利益が分散されてしまうので、難しいところです。週給で、何百万、何千万円を稼ぐアメリカのライターとの差が、ここにもあります)
ですが、今書いている脚本は、まったくの自主映画用のものであり、自分でやるしかないわけです。
その代わり、完全に自由です。
プロデューサーも自分が兼任しているので、誰からもどこからも、意見も制約も、いっさいありません。
主演の役者さんだけが決まっていますが、最初に全面的に一任してくれるように話をしてあるので、その人からの圧力もありません。
あとは……ワタクシがちゃんとした脚本を仕上げられるかだけにかかっているのです(大汗!)

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未だ修行中、なれど!

あれやこれやで、あっという間に日々が経ってしまいました。
今まで撮った作品のDVDとかのロイヤリティで食わせてもらえることをいいことに(ひたすら感謝!!!)……遊んでいたわけではありません。
その間にも、企画書を作り、プロデューサーを捜し、脚本を書き……と、いろいろやっております。
なにしろ、助監督の経験もなく、最初から映像の現場に身を置いていたわけでもなく、まがいなりにもプロの監督としてはわずか数年しか経っていないワタクシですので(それでもラッキー!!!)、いわば未だ修行中、まったく焦りはありません。
というわけで、今年は、ある作品にて、本格現場復帰なるはずです!(運が良ければ……汗!)

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07.01.4th week


原稿を書き続ける。
例によって、合間に、録画してあったアメリカのテレビドラマを観る。
やっぱり、『刑事コロンボ』はよくできている。

帰京。
車中、またまた爆睡。
某地某所にて、プロデューサーのKさんと打ち合わせ。
夜、映画『蟲師』の試写があったのだが、ノルマが果たせず、残念ながら断念して、原稿を書き続ける。

午後一で、某地某社にて、打ち合わせ。
終了後、脚本家の小林雄次さんと待ち合わせ、某地某所での『ウルトラマンメビウス』の打ち上げに参加。
ワタクシは、たった2本しか監督していないので、でかい顔はできません。
それでも、スタッフ、キャスト諸氏に再会できて、なかなかに楽しい。
二次会には参加せず、帰路に。
途中で、某氏二人にバッタリ会い、その足でかるく飲む。
帰ってから、原稿の続き。

午前中から、原稿の続きと企画書を書く。
両方共仕上げて、送付。
夜、ディレクターのKさんと待ち合わせ、某地某所にて、ある方にお会いする。
とても素晴らしい方。
この方、来月から、次々とメディアで取り上げられることが決まっており、注目は必至。
その一助ができれば幸い。
(事情により、まだ御名前は明かせず)

午後一で、某地某社にて、プロデューサーのHさんと再会。
終えた足で、某店にて、某誌の副編集長のFさんと打ち合わせ。
夜、業界仲間の秘密の新年会。
またまた楽しゅうございました。
帰路、雨に濡れた人気のない表参道。
人がいない表参道こそ、世界で一番美しい。

再び、東京を離れる。
その前に、フラリと書店に寄ると、もういけません!
新刊がけっこう出ていて、衝動的に買いまくってしまう。
これから旅だというのに……やれやれ。

某地某所にて、ひたすら原稿と脚本を書く。
合間に、持参したDVDにて、例によってアメリカのテレビシリーズを観まくり、本を読む。

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07.01.3rd week

さる突発的事態が!
急遽予定を変更して、対応に当たる。
しかし、トラブルでないので(いや、実質的には、むしろ楽しいといえば楽しい、あくまでも俺にとってだが)、気持ちは軽い。
というわけで、帰京を遅らせることに。
録画してあった降旗康男監督『日本の黒幕』。
佐分利信の圧倒的な存在感。
おっそろしや。

脚本を書く。
企画を作る。
合間に、映画と読書。

戻る。
溜まっていた事務仕事をこなす。
ほぼ一日がかり。
そんなことばかりだと頭がおかしくなってしまうので、合間に、『スーパーマン/フォー・トゥモロー♯1』と『スーパーマン/フォー・トゥモロー♯2』を読む。
ジム・リーの画も確かに素晴らしいが、ブライアン・アザレロの原作もなかなかのもの。
それにしても、事務仕事が終わりませんなあ。
またぞろ、日本という後進国が嫌になる。

午後一で、某誌の担当編集者のSさんと打ち合わせ。
その足で移動して、某社にて、某誌の副編集長のMさんと打ち合わせ。
そこで、ずっと以前から俺がその才能を買っていた新人女性漫画家のKさんとバッタリ!
順調にキャリアを重ねているようで何より。
外へ出ると氷雨。
タクシーがつかまらず、地下鉄に乗ると、凄まじいラッシュ。
あまりにも乗降客が多くて、ドアに挟まれる人が出、電車が遅れる事態に。
まさか、毎日、こんな状態では……。
やっぱり、俺ァ、サラリーマンはできまへん。
少し遅れて、某地某店にて、漫画家のF先生、担当編集者のIさんと打ち合わせ。
さすがに打ち合わせの連続でグロッキー、帰ってダウン。

午後一で、脚本家のHさんと待ち合わせ、某地某社にて、プロデューサーのダブルKさんと打ち合わせ。
終えた後、近くのカフェにて、Hさんと事後打ち合わせ。
久々にプロデューサーのHさんから電話が入り、密談。来週、お会いすることに。
夜、新宿は歌舞伎町へ。
本日は、仲のよい男女俳優諸氏との新年会。
総勢14人にて、朝まで突入!
いや〜、メチャクチャ楽しかったっすよ!

午後、某誌の副編集長のFさんと打ち合わせ。
漫画家さんから、いい画が次々とあがってきていて、原作者冥利に尽きる。
春からの連載掲載が楽しみ!
(来月あたりから一般にも情報公開が解禁になります)
香港サイドと電話して、密談。
その足で電車にて某地へ。
先日のラッシュに懲りていたので、空いている時間帯に早めに行く。
同じく早めに着いていた脚本家の林壮太郎さんと合流。
さらに、同じく脚本家の小林雄次さん、金子二郎さんとも合流して、ひし美"アンヌ"ゆり子さんのお店へ。
『ウルトラマンマックス』チームの新年会。
メイン監督の金子修介監督以下、主だったメインスタッフが再集合。
さらに、メインキヤストからは黒部進さん、桜井浩子さん、青山草太君、ショーン・ニコルス、長谷部瞳ちゃんも参加。
メチャクチャ盛り上がって、メチャクチャ楽しい!
結局、またまた朝まで突入!

正月気分は昨日まで。
……って、でも、毎日が日曜日気分のワタクシですが。
でなきゃ、自由業をやっている意味がない。
とはいえ、仮眠をとっただけで、仕事を開始。
切りのいいところまでやって、いつも通り、東京を離れる。
今週末はどこで仕事をするかいなと考えつつ、これまたいつも通り、移動車内で爆睡。
が……。
同じ車両に乗っていたオバチャン達が、例によって、病気自慢と亭主の死後の遺産相続の話を始め(自分達だけは死なないという観点から語っているところが凄い)、うるせーのなんの。
あまりの大声と内容のレベルの低さに目が覚める。
やっぱし、この国はアカンのとちゃうか。

ず〜っと原稿と脚本を書く。
さすがに映画のDVDを観ている余裕はないが、録画してあったアメリカのテレビドラマと古い日本のテレビドラマを観る。

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07.01.2nd week

1月第1週目の日記は秘密。
戻る。
しかし、いきなりの祝日なので、原宿表参道には向かわず、人の少ない某地某所へ。
車中、ひたすら読書。

去年の末から、テレビはCNNとアメリカのテレビドラマしか見ないと決めたので、DVDで映画を観まくり。
ナム・サングク監督『まわし蹴り』、ジングル・マー監督『ソウル攻略』、チャーレム・ウォルビム監督『バトル7』、スティーブン・フォン監督『ドラゴン・プロジェクト』、デビッド・ラシャベル監督『RIZE』、ユ・ハ監督『マルチュク青春通り』、ピエール・モレル監督『アルティメット』、ツイ・ハーク監督『セブンソード』、リュ・スンワン監督『クライング・フィスト』、その他。
韓国映画の全体的なクオリティの高さに感心。
しかし、趣味が偏ってますなあ、オレ。

合間に、小野耕世著『アメリカン・コミックス大全』を読了。
まだまだアメコミに対する理解度が薄い日本にあって、小野氏の尽力にひたすら脱帽。
重松清著『哀愁的東京』を読了。
わかっちゃいるけど、ジンと来てしまうのは何故だ?(それもわかってはいるのだけれど……)

友人のK君にずっと保管してもらってあったブルース・リーの高額フィギュアを、ようやく引き取る。
いったい我々はいつまで"彼"のために金を支払うことになるのか……って、好きでやってるんだから、しゃーないですが。
ブルース・リーに人生を変えられた身としては、これはもはや死ぬまで終わらない"義務"なのです。

ブルース・リー繋がりで……。
届いていたブルース・リー豪華写真集を開封!
しかし、"信者"は仕方ないのです。


カート・ウィマー監督『ウルトラヴァイオレット』を観る。
全体的に荒削りなれど、監督の趣味がギンギン。個人的には、映画の直接の師匠であるアーサー・ウォン先生が撮影監督なので、その一点にのみ、興味あり。

東京へ戻る。
人の少ない深夜に。
電車も道路も空いていてスイスイや。

朝までかかって、事務仕事。
終えて、爆睡。
その前に、またまたツイ・ハーク監督『セブンソード』を観る。
劇場で観たら、たぶん途中で寝ている可能性が高いが、DVDでじっくりと時間をかけて観ると、中身のひじょうに濃い傑作。川井憲次氏の音楽がまたいい。

稀代の名映画プロデューサー、カルロ・ポンティ、逝く。
『道』『鉄道員』『ドクトル・ジバゴ』……彼が送り出した名作の数々は、間違いなく永遠に語り継がれることだろう。
そういう意味では、まだまだ日本には、彼に比するような映画プロデューサーは不在である。

午後一で、いつもの地元民がほとんどのカフェにて、某誌の副編集長のFさんと打ち合わせ。
漫画家さんの画稿が形になってきていて、原作者としては、一番の至福の刻!
漫画原作者としても初めての試みが詰まった作品なので、世の中に出た時が楽しみであります。
終えて、銀行やら郵便局やらを回る。
メチャクチャ混んでいるが、苦にならず。
その間、本を読み、メールを打つ。
夜、漫画家のH先生と、久々にお会いする。
趣味が共通しているので、ブランクは一瞬で埋まり、秘密計画の密談で盛り上がる。
H先生と別れた後、監督のYさんと共に、隠れ家バーへと流れる。
したたかに酔う……って、実は、大晦日から毎晩誰かと飲んでいる。
でも、楽しいからいいのだ!

本橋信宏著『ニッポン欲望列島』を読了。
本橋氏のノンフィクションには、いつもながら、なぜかシンパシーを感じてしまい、新刊が出るたびに目を通している。人間のナマの姿に、臆面もなく肉薄する姿勢が好きなのだよ。

午前中から事務処理の続き。
手紙やらメールを書き、合間に、録画してあったアメリカのテレビドラマを観
倒す。
夕方から、外へ。
さらに事務関係の仕事の続き。
夜、あるプロデューサー氏、ある脚本家氏と、某地某所にて密談。
帰ってから、ある映画の脚本のプロットを書く。
この作品に関しては、さる事情があって、脚本も監督もワタクシが一人でやらなければならないのです。
しかし、主演が決まっているので、イメージ的には楽。

午前中は、例によって、もろもろの事務仕事。
ハッと気がつくと、また昼食を摂るのを忘れている。
やれやれ。
夕方、某地某所にて、ある大女優さん、その事務所の社長さんとお会いして、密談。
名残り惜しいも、どうしても片付けなければならない仕事があり、外へ。
夜、プロデューサーのTさん、Sさん、デザイナーのIさん、ミュージシャンのK君と合流して、飲む。
焼き鳥屋にもかかわらず、お店の女の子が現役のモデルで、かなりキレイで、クラクラする。

仮眠をとっただけで、ざっと事務仕事を片付け、外へ。
いつも通り、人が多くなる前に東京を離れる。
さて、今週はどこへ行くべェか。
即決して、某地某所へ向かう。
車中、また爆睡。
着いてから、思いたって、初詣に。
これくらいになると、けっこう空いていて、お参りも楽。

フラフラと立ち寄った店で、500円DVDとかいうものを見つけてしまい、思わず買ってしまう。
で……。
エルンスト・ルビッチ監督、ビリー・ワイルダー脚本、グレタ・ガルボ主演の大名作『ニノチカ』を観る。
かつて名画座(死語!)で観て以来。
やっぱり、本当の傑作は違う。

滝本誠著『渋く、薄汚れ〜ノワール・ジャンルの快楽』を読了。
いわゆるノワール物は、小説も映画も、なぜか捨て難い魅力がある。
しかし、この人が書くものは、デビッド・リンチ物が一番か。

いつぞや香港で買ってきたDVDを観るのを忘れていて、旅先にも持参してきたのだが、ダンテ・ラム監督『G4特工』を観る。
97年作なので、多少古いところもあるが、キャラクター重視の描き方で、単なるアクション物に落ちていないところがよい。とはいえ、銃撃戦のシーンは、往年のジョン・ウーばりで見ごたえあり。ワタクシの贔屓の俳優であるアンソニー・ウォンが、思いきり中年太りの役作りをしつつ、渋いところを見せる。

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