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2007年8月下旬 パート1

■8月×日
本日も、祖師ヶ谷大蔵の稽古場にて、稽古。
女優のSちゃん、Kちゃん、そしてK君と近くのカフェでお話。

その後、稽古。
役者の皆さんの進境それなりで、本日は、夕方までに終了。
一時はどうなることかと思いましたが(笑)とりあえず、よかった、よかった。
もちろん、まだまだやけどね。

Sちゃん、K君とかるく食事してから、駅でバッタリ出会った女優のIちゃんと一緒に新宿まで。
Sちゃんを連れて、シアターサンモールへ。
漫画家のヒロモト森一先生、小説家の大倉崇裕先生、某局のプロデューサーのSさんもまじえて、満島ひかりちゃんの朗読劇「苦情の手紙」を観劇。
例によって、いろいろと知り合いに会って、しばし歓談。
朗読劇は、ひかりちゃんのキャラクターに合っていて、とても面白い!
終了後、ひかりちゃんに挨拶してから(次々と仕事が決まっていて、さすが!)、一同で夕食。


■8月×日
青山にて、某会社のプロデューサーのHさん、Nさんと打ち合わせ。

夕方、今日は武蔵小山に移動した稽古場へ。
う〜む、もうじき本番だというのに……いきなりダメだ。
脚本家の小林さん、女優の秋本つばさちゃんが陣中見舞に来てくださるも、どことなく心が晴れず。
稽古終了後、主だったメンバーと近くの居酒屋にて会食。
しかし、ますます心は晴れず、なんとかせねばと。
結局、梶組の“リーサルウェポン”たる役者のR君と共に、渋谷のパスタ店で、今回の舞台や芝居について、朝まで真面目に話しました。
帰ってからも、もちろん、眠れるはずもなく、舞台のことを考え続けた次第です。


■8月×日
本日は、目黒でK君と待ち合わせ、タクシーにて西小山にある稽古場へ。
さすがに一睡もしていないので、炎天下を歩いて体力を消耗したくなかったのです。
稽古前に、役者のみんなにお話。
100パーセント、間違っていることを言ったつもりはありません。
「私生活を犠牲にしてでも、努力して勉強して、舞台に芝居に命を賭けろ」ということです。
当たり前のことですが、これがわかっていない人、理解できない人が多くて、こっちが倒れそうになります。
どこかに逃げ場がある奴、どこかで楽している奴が、ギリギリの立場で勝負して、いつも完全燃焼している人に、気迫で気合で勝てるはずがないのです。
それは、舞台上の芝居に如実的確に反映します。
努力しています! といくら口で言っても、芝居を見れば、それが本当の努力か、単なるマスターベーションか、明確にわかります。
……ということを発見したのが、かなりの収穫でした。

早退して、急ぎ砧へ。
ドラマのCGのチェックを行いました。
とてもいい出来でした。
帰ってから、原稿仕事。

アメリカから、デビッド・リンチ監督の新作、並びに大監督達のデビューフィルムを集めたDVDが届きました。
果たして観ているヒマがあるのでしょうか?!


「デビッド・リンチの新作DVD!」


「大監督達のデビューフィルムDVD!」


■8月×日
本日も西小山にある稽古場。
役者のみんなに僕なりの“檄”を。
今回、僕なりにとった演出方法は、“ほとんど演出せず、ヒントだけを与えて、役者さん自身に自発的に考えてもらう”ということでした。
つまり、他人の演出意図に沿って“芝居”をするのではなく、役者さん自身が“役を生きる”ことで、自分なりのキャラクターを創造する、という方法です。
それが、アウェイから来ている自分にとっても、まだまだこれからの役者さん達を理解するうえで、もっともベストな手法だと考えたからです。
そして、やはり舞台は、最終的には役者さん達のものだというテーマに尽きます。


「稽古風景」

というわけで、稽古を中抜けして、タクシーをぶっ飛ばして、新宿の京王プラザホテルへ。
ホテル内のレストランにて、「コミックチャージ」の担当編集者のFさんと、定期打ち合わせ。
その後、女優のNちゃん、彼女の事務所の社長のHさんと、引き続き打ち合わせ。
やっとこさ満足な食事にありつきました。
ここしばらく、ろくに食事ができていなかったのです。
終えるやいなや、即攻で銀行に立ち寄り(銀行に行っているヒマがなくて、ほとんど無一文状態だったのです)、再びタクシーをぶっ飛ばして西小山へリターン。
稽古に戻り、終了後、役者さん有志と共に居酒屋に流れました。


「居酒屋にて R君、天井より高いです」


「居酒屋にて R君、こんな感じです」

明け方近くに帰って、それから原稿仕事。
いったい何やってんだか。


■8月×日
早いもので、本日で、稽古最終日。
武蔵小山の稽古場。
とりあえず、役者の皆さんに、最後のダメ出しと最後の檄。
役者さんのレベルというか、ボルテージに圧倒的な差があって、プロ劇団と学芸会芝居を並列で観ているような気分に。
完全燃焼度の差。
どうしても決まらないシーンがあり、リミットの問題もあって、禁を破り、そこだけは“演出”を行うことを決意。
……と言いつつ、脚本家の小林雄次さんに後を託して、またまた中抜けして、砧へと向かわねばならぬ後ろ髪。

スタジオにて、CGのチェックの最終。
すべてよい出来で、監督としては満足。
道中、カメラマンのTさんとお話。
こちらも早いもので、来月頭には完全撮影終了とのこと。
ラス日は行かなければ。
……と思いつつ、再び、武蔵小山へリターン。
電車の乗り継ぎにさすがに疲れました。
役者の皆さんが集っている居酒屋へ。
役者のR君の肝煎りで、なかなか面白いオリジナルTシャツができてきていて、驚き。
いい意味で、みんな居酒屋の店員さんみたいになっていましたが(笑)
で、またまた、いろいろと話し倒して、結局、朝まで。
久々に始発で帰りました。

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2007年8月中旬 パート2

■8月×日
表参道にて、役者のIさん&K君と打ち合わせ。

その後、五反田にある稽古場へ。
今日も異様に暑いっすね〜。
けど、一度現場を体験しているので、なんとか平気です。
今日から舞台『犬神戦記』の稽古の復帰。
皆さん、長い間休んでいて、すんませんでした!
ホンマ、不良演出家です(汗!)
というわけで、午後から夜まで、とりあえずビッシリと。
役者のみんなと“遊んで”いるうちに、次第に演出の勘が戻ってきました。
そいえば、本日、ようやく全役者さんが揃いました。
いやいや、めでたい!
……って、本番まであまり時間がないっちゅうの!
どないするねん?!
と、言いつつ、例によって、「なんとかなるんじゃねーの」状態のワタクシと、ベテランの役者さん達であります。

少し早退して、タクシーをブッ飛ばして、恵比寿へ。
某事務所にて、ある方と大事な打ち合わせ。
その後、撮影監督のHさんの車にて、青山へ。
いつものお店にて、ものすごく久々に女優のKさんに再会して、会食。
Kさんとは、ある舞台のお仕事で知り合って以来なのですが、今や女優業だけでなく、プロデューサー的な仕事でも大活躍されている方。

帰ってからも、何かとやることが多々あって、こりゃ、ぜんぜん寝れまへんがな。


■8月×日
アシスタントを頼んでいる俳優のK君が、たまたま原宿で買い物しているというので、サングラスケースの購入を頼みました。が、僕のお気に入りのサングラスが入りそうなケースが、まずは女の子物しかなくて、写真のような品に相成りました。

01
「どピンクのサングラスケース!」

で、本日も、当たり前ですが、五反田にある稽古場へ。
映像の撮影現場だと、基本、きっちりと食事の時間が入るのですが、この舞台の稽古では、いわゆる“バレメシ”状態が普通です。しかし、このクソ暑いのにちゃんとメシ食わんかったら倒れてしまうので、稽古場に行く前にガシガシと食べております。暑さで多少食欲がなくても、ひたすら食べ狂います。あとは大量の水分補給が大切です。

04
「本日の御飯です」

夜、“梶組”で会食。
帰ってから、朝まで別の企画作りのお仕事……我ながらようやるよ。


■8月×日
K君と待ち合わせて、本日は、三宿にある稽古場へ。
このあたりは、よく食べたり飲んだりしに来るところ。

さて!
本日は、役者さん達に衣装を着けてもらい、舞台監督の都築さん、照明の石島さん、音響の椎野さんに来ていただいての初稽古。皆さん、僕なんかより、はるかに舞台のプロフェッショナルなので、とても勉強になります。
そして! 衣装が本当に素晴らしい!
男達はあくまでも凛々しく、女の子達はめちゃくちゃセクシーです!
いや、本当に!(まだ写真をお見せできないのが残念です!)
衣装の園山織衣さんの才能に感服です。

終了後、演劇の教師としては凄腕の役者のIさんにも来てもらって、役者のK君とSちゃんと食事しつつ、ダメ出し。なにしろ人数が多いので、どうしてもダメ出しが必要な人は、“居残り”しかないのであります。


■8月×日
午前中、役者のM君とU君に表参道まで来てもらって、ダメ出し。
本日も、Iさんに同席してもらい、またアドバイスのプラス。
その後、今日は、祖師ヶ谷大蔵にある稽古場へ。

02
「稽古場にて、小川信太郎くんと、水野大くんと」

というわけで、途中で中抜けさせていただいて、近所にあるスタジオへ行き、CGのチェック。
例によって、なんとも素晴らしい出来!
終了後、まだ時間が間に合ったので、稽古場へ取って返す。

本日は、近くの居酒屋にて、主だった役者さん達と食事。
その場で、役者のO・S君にそそのかされて(笑)、梶劇団の旗揚げの話が出たのですが、冗談やろと思っていたら、さっさと劇場(それも有名な!)を押えてしまったので、ビックリ! Sちゃん、マジかよ〜?! マジなら、もちろん、“斬り込みマニア”の僕は、真剣にやりますが。


■8月×日
本日も、K君と共に、五反田の稽古場へ。

03
「稽古場の天井です」

なんと、途中でクーラーが壊れるというトラブルが。
25人が室内にいるとサウナ状態で、クーラーなしでは厳しすぎ。
アイスの差し入れをしつつ、クーラーの修理待ち。
めでたく復帰して、稽古も再開。
ここまでくると、役者さんの間でも、レベルの差がはっきりと“画”になって見えてきます。
その差をできるだけ埋めてあげるのも演出家の役目。
というわけで、ベテランの若林立夫さん、本倉さつきさん、水口健一さんに“先生”になってもらって、にわか“演劇学校”を開催。僕自身も勉強になりました。

終了後、近くの居酒屋にて、皆さんと夕食。
女優のIちゃん、役者のN君のお話が、またまた、かなりためになりました。
やはり、努力に勝る天才なしであります。
感謝です。

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2007年8月中旬 パート1

■8月×日
世間はお盆休みというやつです。
しかし、われらの業界は何の関係もなく。
(というか、ただオレがか)
どういうわけか、仕事が重なる時は異様に重なるのがフリーの宿命です。
(その代わり、ない時はまったくありません……汗!)
昨日から、バタバタバタと新しい仕事が入ってきて、ただひたすらわが“リーサルウェポン”とでもいうべき脚本家のHさんとKさんに緊急協力要請!
(いつもすみません、そしてありがとうございます、Hさん、Kさん。どんな条件でもどんな事態でも、あなた方は文句一つ言わず、僕の力になってくれる“神様”のような存在です!)

というわけで、必死こいて複数の企画の進行準備です。
(合間に、自宅前にある癒しの木の前で、しばし瞑想したりして)


「仕事の合間に自宅前の癒しの木をみながら」


そして、役者さんの選定です。
繰り返し書いていますが、僕は、できる限り、まだまだこれからの若い役者さん達にチャンスを与えてあげたいと思っています。
(すでに名前を確立した人達は放っておいてもいいわけですから……)

そして、これは何度も言っていますが、同じライン上にある役者さん達を選ぶ僕の判断基準は、「覚悟」と「犠牲」です。
特に若い役者さんは、自分が持っている以上のもの、知っている以上のものを表現することは至難の業です。
つまり、努力や勉強はプロであれば当然のこととして、それまでの“経験”と“蓄積”が数多くある人のほうが、表現の多様性という意味で、絶対的に有利なのです。
そして、何らかの「犠牲」がともなわなければ本当の経験とは言えず、それでも前に向かって行く「覚悟」がなければ真に血肉となる蓄積はできません。
(これはクリエイティブな職業全般に言えることです)

具体的に厳しく言うなら、一般の人達と同じような“幸せな私生活”を送っていては、その段階で表現者としてスポイルされているということです。
いや、たとえ表面上は送っていたとしても、内面には、常にある種のハングリーさを抱き続け、いつも葛藤し抜いている役者さんのほうが、年齢に関係なく、圧倒的に魅力に満ちています。
何ものを以ってしても決して埋められない渇きが、表現者として檜舞台に立った時、他を圧倒する素晴らしい爆発力を持つのです。
このことは歴史が証明しています。
その私的な部分において、“安定安住”していたなら、絶対に“名優”たりえません。
(マーロン・ブランドを、ヘンリー・フォンダを、オードリィ・ヘップバーンを、グレース・ケリーを、その他“名優”と云われる人々の最後まで決して安穏としなかった生き様を!)

そういう意味から言うと、若くして“安定”してしまった役者さんに、僕は興味はありません。
幸せに暮らしている連中よりも、幸福や安定を求めながらも、苦悩し、葛藤し、今は個人的な幸せすらも捨てて頑張っている子達を応援したいし、後押ししたい。
これも繰り返しになりますが、でないと、やはり、世の中、不公平すぎるでしょう。

恋人とデートしている奴よりも、恋愛でズタボロになり、傷ついている子にチャンスを。
家族の団欒を楽しんでいる奴よりも、戻るべき家庭すら見出せない子にチャンスを。
友人と楽しく語り合っている奴よりも、自分は他人とは違うのではないかと、ひとり孤独に耐えている子にチャンスを。
そういう子達は、どんなにハッピーを装っていても、見ればわかります。

僕は、完全な“えこひいき”主義者です。
“安定”してしまった人々、“安住”を選んだ人々はさっさと切り捨てて(そういう魅力的でない人々、魅力的でなくなった人々と付き合っている時間が勿体ない)、今なお自分と戦っているような人々と一緒にやりたいのです。

ちなみに、僕がいつも役者さんの“リーサルウェポン”として、よく起用する子達は、一見とても“安定”しているように見えて、そこに至るまでの体験、背負った業には、ひじょうに強烈なものがあり、役者としての葛藤が一種の輝きを放っています。
そして、それが何年経っても色褪せずに変わらない。
僕にとっては、そこが限りなく魅力的なのです。
だから、僕は徹底して“えこひいき”し、起用し、推薦し、後押しし続けます。
彼らが“安定安住”しない限り。


■8月×日
自主映画「なにわん」の準備を、大阪と電話や宅急便でやりとりしながら。
舞台が終わると同時に、本格的な撮影準備に入らなければならないので、今、できる限り、そのための前準備を進めているのです。
役者さんは、完全プロのSさん以外は全員が新人ですが(でないと、僕にとっての意味がない)、すべて決定。


「『なにわん』な二人」
(写真は、先日の大阪でのオーディション時の、監督と主演俳優T君とのバックショットであります。偶然にも、『男たちの挽歌』状態に)

プロの仕事としては、引き続き、内密に役者さんの選定作業。
イメージキャストを決めて、後でプロデューサーに強く推すわけですが、以下の理由で、それまで起用しよう思っていた役者さんを、あえなく別の役者さんに変更することも多々あります。
つまり……。

こういう時も不思議な運命だと思うのですが、こっちがそういう作業をしているとはまったく言っていないのに、電話がかかってきたり、メールが来たりする役者さん達がいます。
邪気がないだけに、それも強い何かの縁だと思う僕なので、迷うことなく、先の候補の役者さんは外して、連絡がきた人たちを新たにキャストに入れていきます。
よく考えれば、これもそれ、お盆休みだからといって、世間並みに遊んでいる役者さんと、そんなことは関係なく「楽しいことも特にないので、ちょっと監督に連絡してみようかな」とか「みんな休みだけど、今日も現場で仕事してます!」という役者さんの“生き方”の違いだと思うのです。
だとすれば、楽しく遊んでる奴よりは、一人で仕事したりしている人のほうを、絶対的に選ぶのが僕です。
だって、のうのうとハッピーに遊んでる奴より、少しでも懸命に生きている人にチャンスを与えるのは当然でしょう!
ちゅうわけで、偶然にも(偶然は必然だけどね)連絡してきてくれた方々、俺は縁を得た孤高のあなた方をキャスティングして、一生懸命プッシュするよ!

ブレイク中にふと雑誌を見ると……。
あの“神様”も、今年は本当に天上の神様になってしまわれたのですね……残念!


「そういえば、この"神様"も逝ってしまった……」


さすがに疲れてきて、またまた溜まっていたDVDで、映画やらテレビドラマを一気に観ました。
特典映像好きなので、DVDはレンタルせず、すべて買っているので(値段も安くなったし)、日々溜まっていってしまいます……はてさてどうするべえか。
そういえば、何人かのプロデューサーが強力に推してくる、あの新人女優のYちゃんの作品も観ましたが……確かに輝くものが!

例によって、夜になるのを待って、再び表参道へ帰還。
舞台『犬神戦記』の効果音を担当してくださるSさんからCDが届いていて、すぐさまチェック。
素晴らしいプロの仕事!
文句ありませんです。
多謝!


■8月×日
すべての企画が実現するといいのですが、テレビドラマも映画も、大金がかかっているがゆえに、常に水物であります。
突然、企画がフッ飛んだとしても、特別なことではありません……というか、よくあることです(苦笑)
それでも、進行している限りは、真面目に準備は進めなければなりません。
なので、本日も、プロデューサーや脚本家の方々と連絡を取り合いつつ、その準備。
キャストの候補は、今まで記した判断基準によって厳正に選択し、自分の中でほぼ固まりつつあります。
(皆さん、大推薦のYちゃんに関しては、まだ会ったことはないのですが、いろいろと“裏”を取って、今や主演候補の常に筆頭にあります。う〜ん、たいしたタマや! いずれ名前を明らかにできるでしょう)

お盆休みを利用して上京して来た最愛の“ソウルメイト”Rちゃんと合流して、ハンバーグがメチャクチャ美味い店でランチ。


「このハンバーグは病みつきになります!」


自由無頼業の僕にはわからない一般社会の企業内部の話を聞きましたが、これが芸能界以上にブッ飛んだネタの宝庫!
やっぱり、異業種の若い人と話すと面白い。

表参道まで戻り、「コミックチャージ」の担当編集者のFさん、新人漫画家のNさんとお会いして打ち合わせ。
Nさん、僕が敬愛しているある先生からの御紹介された方なのですが、かなりのポテンシャルを秘めた人。
期待できます。

終了後、私用を済ませてから、再びRちゃんと合流して、麻布die pratzeへ。
劇団BOOGIE★WOOGIEの公演「Red Line」を観劇しました。
期待して観に行ったのですが……これが期待以上に面白かった!
脚本、演出、役者さん達の演技、すべてが完全マッチしていて最高!


「信ちゃんこと、役者兼演出家の小川信太郎君と」


座長の小川信太郎君、副座長の佐藤秀樹君、本倉さつきちゃんには、不肖の僕が演出を担当する『犬神戦記』にも出演していただくことになっているわけですが、こりゃ、光栄の至りであります!
(ちなみに、“ウルトラマンダンディー”こと、きくち英一さんも観劇に来られていて、平身低頭にて御挨拶!)
ちなみに……。
小川信太郎君も、みんなが遊んでいるこの時期に、仲間達と共にこの舞台の演出に汗を流していたわけで、その渦中、僕にこまめに連絡をくれた“縁ある人”。
(この意味、わかりますよね?)

お芝居の余韻醒めやらぬまま、六本木の釜飯が美味な店にて夕食。
鮎の炊き込み御飯が最高!
そこへ……プロデューサーのFさんから緊急連絡が!
起きてしまったことにジタバタしても状況は変わらないし、何でも起きるのが映画の常。
事実を見極め、考えられる最善の策を講じて、映画を作るのみです。

深夜、脚本家のKさん、Hさんから、次々と映画のプロットが届き、チェックしてプロデューサー諸氏に送りました。

そうそう、役者さんの選定作業の合間に、『ULTRASEVEN X』とも縁の深い、あざみ野にある“ANGE BLANC”のゼリーを食べました。
これが超美味!
お薦めの逸品です!


「あざみ野『ANGE BLANC』の超美味ゼリー!」


■8月×日
ホテルオークラのレストランに行って、ランチ。
昔から、ここのオムライスとハヤシライスが大好物なのです。
しかし、普段はそれほどでもないこのレストラン、夏休みゆえ、さすがに家族連れで大賑わいでした。


「ホテルオークラのオムライス」


同ホテル内にあるアスコットホールにて開催中の“秘蔵の名品〜アートコレクション展”を鑑賞しました。


「アートコレクション展」


ピカソ、ルノアール、シャガール、モネ、モデリィアーニ……その他、日本画家の大家の作品を、本当に間近に観ることができて感激と感動!
国立美術館などで開催される展覧会は、異様に混雑していることが多いのですが、今回の展覧会は知る人ぞ知るといった感じで、実に余裕を持って観賞できて、最高でした。

渋谷にて、ものすごく久々に眼鏡を作りました。
欲しいフレームが沢山あって、目移りして困りました。
これなら、一か月に一個ずつ作ってもいいかも。
眼鏡ができる間、駅前のホテル内のレストラン“ハッシュハッシュ”にて、和風の甘味を。
お酒も大好きですが、甘味にも目がないオレであります。


「ハッシュハッシュの甘味セット」


夕方、映画の試写に。
以前、『渋谷怪談』にも出演してもらった弓削智久君が初めて脚本を書き、主演も務めた『サクゴエ』という作品。


「映画『サクゴエ』」


弓削君の“侠気ソウル”がストレートに炸裂している佳作でした。共演者の方々もすべてよかったです。
(ちなみに、撮影は、遊び仲間でもある撮影監督のHさん! お世辞ではなく、撮影も工夫を凝らし、きわめて安定していてよかった!)
久々に弓削君とも再会できて、いい映画の一夜でした。

映画の余韻を持ったまま、恵比寿の“ちゃんこダイニング若”にて夕食。
お気に入りの一店で、いつも何を食べてもハズレがありません。

帰ると、脚本家のHさんから、新たに映画のプロットがあがってきていて、すぐにチェックして、プロデューサーに送りました。


■8月×日
表参道ヒルズ内にあるイタリアンレストランにてランチ。
お盆休み中か、人が少なくて余裕。
いつもこうだといいのですが、そういうわけにもいかないので、普段はほとんど足を踏み入れません。

午後、以前より約束していた撮影監督のHさん主催のバーベキューパーティに顔を出しました。
メチャクチャ暑かったですが、Hさんに縁ある関係者の方々、僕のお気に入りの男優さんや女優さん、久々にお会いする映画監督さん達がいらっしゃっていて、濃密なるひとときでした。
多摩川の河原も何年振りかでした。


「楽しいバーベキューメンバーの一部の方々と」


夜、またまたあのハンバーグの超美味なレストランへ行って、今回はステーキ。
これも、ハンバーグには負けるけれど、なかなかの味!
夏休みが終わった“ソウルメイト”のRちゃんを見送って、さて、いよいよまた本格的に仕事です!
といっても、この間も、日々、脚本家やプロデューサーとは常にやりとりを欠かさず、企画を進行させ続けていたので、状況的にはたいして変わりはありませんが……。

ヨーロッパへ戦いに向かうプロボディボーダーの甲地由美恵さんよりメール。
いつも勇気を与えてくれる彼女、心から健闘を祈ります!

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2007年8月上旬

■8月×日
撮影も余すところ、あと2日。
いつものことながら、真に楽しい時間はあっという間に過ぎてゆきます。

本日は、都内にあるスタジオにて、オープンの撮影。
様々なものに邪魔されることなく、木更津で撮りこぼしていたアクションシーンの数々を一気呵成に撮りました。
例によって天候にも恵まれ、キャストとスタッフの息もピッタリ合って、一点の曇りもなし、というやつです。
いずれメイキング等で明らかになるかもしれませんが、ゲスト主役のR君とSちゃんのできる限り最高の演技を引き出すために、ある“ギミック演出”を行いました。思いきり成功して、いい芝居が撮れました。
R君、Sちゃん、心より感謝!
そして、本日にて、ゲスト主役のR君とSちゃんはオールアップ!
お疲れ様でした!


■8月×日
いよいよ撮影最終日。
本日は、終日スタジオ内でのGB撮影。
これは、もう、監督の僕などより、はるかに経験豊富な撮影チームがいるので、
こちらはイメージを伝えて、それを忠実に具現化していただくのみ、といった感じです。
ゲスト主役のK君は、本日オールアップ! (相手役のゲスト主役のNちゃんは、先日の一日だけで、数ある出番のすべてを撮影してしまったのです)
そして、レギュラーメンバーも、本日にて、梶組はオールアップ!
スケジュールも予算もバッチリ守りました!(よ…よかった…!)

皆さん、本当にお疲れ様でした!
至らない点のほうが多い、まだまだの監督ですが、僕にとっては、最高のスタッフ、そして最愛のキャスト陣でした! また一つ、「できるだけ早く行って、できるだけ遅く帰りたい」ベストの現場を経験できて、とても幸せでした!
ありがとうございました!
これから頑張って仕上げます!
期待していて下さい!

というわけで、メディアでも、このドラマの基本情報が解禁になったので、ここで改めて記しておきます。


「本邦初公開時の新聞記事」


「衣装合わせの案内です。」


タイトルは、『ULTRASEVEN X(エックス)』。
最愛のキャスト陣、主演はE君こと与座重理久、レギュラーメンバーは、T君こと脇埼智史、Aちゃんこと伴杏里、そしてSちゃんこと加賀美早紀。(現場では、エリク、トム、アンリちゃん、サキちゃんで呼んでいたよね。俺は君達と共有した熱い時間を永遠に忘れない。また、必ず一緒にやりましょう!)
全員が、まだ若いながら、ひじょうに高い可能性を秘めたいい役者さんばかりです。
多大なる御声援を!

それから……。
ずっと晴天の空から見守ってくれた、天国の新田隆男さんに感謝!


「最愛のレギュラー3人と」


■8月×日
オールアップした昨晩は、“悪友”のK監督(彼も同じスタジオで、新しいドラマのメイン監督を務めているのです)、撮影のTさん、照明のSさんと、かるく飲みました。
短い時間でしたが、とてもいいお酒でした。
一夜明けて……。
まずは歯医者。
それから、久々に自宅に戻って……ひたすら睡眠であります。
そして、ここぞとばかりに、溜まっていたDVDで映画を観まくりました。


■8月×日
一日休んだので、いつものことながら、完全復活!
さっそく、次の仕事の仕込みに動き回ります。
それで、夜、またまたK監督、K監督の親友のカメラマンのKさん(お会いしたいとずっと思っていたのです)、役者のSさん、ダブルK君と、新宿にてかるく男子飲み会。


■8月×日
世間は休日なれど、朝から、某社にて、監督ラッシュ。
大筋で繋いでもらって、CGなどの指示出しをします。
映像を観ていると、役者さんと撮影スタッフとの間に、いわゆる“神が舞い降りた瞬間”がいくつかあって、ちょっと鳥肌。
やっぱり、いい現場だったなあと実感。
もちろん、監督しての反省点は多々(汗!)

夕方、「コミックチャージ」の担当編集者のFさんと、渋谷にて打ち合わせ。
その後、新宿に場を移して、香港から来日中のティファニー、彼女が教えている日本語学校の生徒さん達と会食。しかし、僕は次の打ち合わせの時間が迫っていて、わずかの邂逅で店を飛び出すハメに。
青山にて、映画プロデューサーのHさん、撮影監督のHさんと、きわめて真面目な企画の打ち合わせ。
もちろん、アルコールは一滴も飲まず。

とにかく、まだ若くて、これからの役者さん達をできるだけ起用したいというのが、僕の基本方針なのですが、その判断基準は、やはり“覚悟”というこになるでしょう。
先日、スティーブン・スピルバーグ監督もインタビューで言っていましたが、「犠牲を払うことなしに、本当に得るものはない」ということです。
つまり、これからの同レベルの役者さんが、同じライン上に並んだ時、何かを犠牲にしてでも作品に賭けてくれているかどうか、それが判断基準になるということです。
多大なる犠牲を払っている人にこそ、大きなチャンスを与えるべきだと思うのです。
でなければ、単純に考えても、不公平というやつでしょう。


■8月×日
都内某社にて、映画プロデューサーのKさんと打ち合わせ。
終えた足で、渋谷へ。
作家の松田美智子さん、某局のプロデューサーのSさん、その他の方々と、ある特別な会合。
その後、会食をして、少し飲みました。
とても有意義で、とても刺激になる一夜でした。
松田さんに感謝です。


■8月×日
某出版社にて、社長のIさんとお話。
今、僕がもっとも信頼し、注目している社長さんの一人です。
その後、担当編集者のFさんと、もろもろの打ち合わせ。
夕方、新宿にて、香港から来日中のティファニーと合流。
さらに、日本に化学(!)の研修に来ているTさん、ゲームクリエイターのFさんもまじえて会食。
解散後、明け方、作曲家のMさんと会って、表参道にて、打ち合わせ。
Mさんと、ある面白い試みをやろうと画策中なのです。


■8月×日
某社にて、映画プロデューサーのHさん、Nさんと打ち合わせ。
従来になかった、ちょっと変わった映像企画がいけそうで、今から実現が楽しみです。
表参道の初めて入るカフェにて、一人で、急ぎ企画のまとめ。
その後、僕のエージェントのKさんにお会いして、かるくお話。
終えた後、映画プロデューサーのSさんと、青山のカフェにて打ち合わせ。
今抱かえているいくつかの案件の進行を祈ります。
夜、新宿にて、久々に映画プロデューサーのTさんと会食。
Tさんは、映画の志向性を同じくする、ひじょうに貴重な存在。
さっそく何か一緒にやりましょう! ということになりました。
(加えて、複数のプロデューサーから「あの子はすごくいい!」と言われている、ある新人女優Yちゃんの名前がまたまた挙がり、彼女の注目度の強さに驚きました)
すでに、僕の中では画になった構想がムクムクと!

■8月×日
ここのところ……。
ZARDの『息もできない』を、ずっと聴き続けています。
その理由は……。


「息もできない」

某社にて、CGについての会議。
夕方、ディレクターのKさんと、表参道にて、打ち合わせ。

さりげなく表明。
もしも生涯の伴侶が女優さんだったならば、一生、彼女一人のためだけに、全身全霊を賭けて作品を撮り続けよう。ジョン・カサベテスや伊丹十三のように。
もしも一般の女性だったならば、彼女が望む夢をかなえるために、自分が持っている力のすべてで後押ししてあげよう。
大好きな人達を若くして失ったせいか、そのように考えるようになりました。
もっとも生涯の伴侶とやらは、永遠に見つからないのかもしれませんが(笑)


■8月×日
汐留にて、プロデューサーのSさん、ディレクターのKさんと打ち合わせ。
久々にこのあたりに来ましたが、昔の面影はほとんどなく、かなり様変わりしていて驚きました。
次いで、某事務所の社長のNさんと、撮影監督のHさんをまじえてお話。
さらに、場所を品川に移して、Hさんと別件の打ち合わせ。
それにしても暑い!
ですが、今夏は、撮影現場を経験しているので、例年よりも不快に感じません。
不思議なものです。

歯科医院へ。
ようやく前歯の治療が完了。
しかし、他の歯の治療もあるので、完治までは遠い道程です。
が……歯科医院の椅子に座ると、痛さも忘れて、いつもウトウトしてしまうので、不謹慎ながら、昼寝感覚なのであります。

終了後、自宅へ。
なんだ、なんだ、この人出は!
あ……海での花火大会でした、今宵は。
というわけで、自宅のベランダから、酒を飲みつつ鑑賞することに。

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2007年7月下旬

■7月×日
某スタジオにて、ドラマの打ち合わせ。
その後、場所を移して、衣装合わせのパート1。
僕的には、気心の知れたゲスト役者の皆さん。
だからこそ、今までとは違った魅力を、できるだけ引き出してあげたいと思っています。
その作業は、当たり前の話ですが、すでに衣装合わせの段階からスタートしているのです。
髪型ひとつ、小道具ひとつ、おろそかにはできません。

夜、ある役者さんと、渋谷にて、とても大事な会食。


■7月×日
クランクイン前の、たった一日の自由な日です。
しかし……。
あるC誌用に、新企画の漫画原作の原稿を書いて、担当編集者のSさんに送りました。明後日には、心身のすべてがドラマの撮影現場に集中しているので、今しか原稿を書いている時間がないのです。


■7月×日
衣装合わせのパート2。
また別のゲストの役者の皆さん。
もちろん、すでに気心は知れている方々。
今日は、引き続き、本読みを行いました。
今回のドラマの主役であるE君も参加してくれたので、とても助かりました。
みんな安定していて、きわめてスムーズで、安心しました。
終了後も、さらに打ち合わせは夜まで続きます。
そして、いよいよ明日から、梶組クランクインです!


■7月×日
本日、梶組クランクインです。
事務所を出る前に、脚本に刻んだ新田隆男さんの名前を前に、黙祷を捧げ、そして告げました。
「さあ、新田さん、一緒にやりましょう!」
外へ出ると、昨日までの天候が嘘のように、すごい大快晴!
かなり清々しい!
新田さん、やってくれるじゃん!

初日のファーストカットは、横浜にある某公園にて、レギュラーメンバーが勢揃い。
1カット撮ってみて、いきなり、彼ら3人のことが大好きになりました。
彼らの実に好ましい人柄がよくわかったからです。
主役のE君は若いながら侠気(おとこぎ)の人、T君は天然だけどピュア、Aちゃんも天然だけど素直。
(もちろん、3人とも美しく、そしてカッコよくて、画になる!)
プラス、スタッフとの連携もいい感触で、「これは楽しい現場になる!」と確信できました。
途中、E君やAちゃんから、アイスやゼリーの差し入れ。
強烈な暑さの折、かなり援けられました!
大感謝!

日中は予定通りこなして、陽が落ちてから、ナイターでの撮影です。
ゲスト主役のK君とは、久々の再会ですが、以前と変わらぬムードメーカー振りに、大いに助けられました。
(そういえば、彼も新田隆男さんに紹介された役者さんなのです)
ああ、しかし、初日はタイムリミットがきて、少し撮りこぼしてしまった……。
ま、これくらいなら、すぐ挽回できるけどね、と自分を励ましました。


「初日のナイター撮影。」


■7月×日
撮影2日目。
本日も天候は良好なれど、都内某所にあるスタジオにて、終日撮影。
レギュラーメンバー3人に加えて、準主役ともいうべきSちゃんも登板。
(アップで撮ると瞳が神秘的に美しいことを発見!)
さらにプラス、僕の長年の“盟友”であるR君もゲスト主役で初登場です。
R君とは、ほとんど“アイコンタクト”で意思の疎通ができるので、あまり時間のない現場では、まさに僕にとってのリーサルウェポンであります。

このスタジオでの撮影は、ロケハンに訪れた時に、ほぼ画がイメージできていました。
しかし、実際の現場となると、場所は同じでも、様々な条件状況が変更になり、瞬時にしてイメージの大幅な改変も必須になってきます。
これが、緊張をともなうけれど、メチャクチャ楽しいのです。
美術部さんが素晴らしく飾りこんでくれた場に役者さんを立たせてみて、厳しい制限時間と睨めっこしながら、それでも自分のテイストを出していく、キワキワの楽しさですね。
同時に、設定されたキャラクターの許す範囲内で、それぞれの役者さんの異なった個性=いいところを、可能な限り引き出してあげたいというのが、僕の最大のテーマともいえます。
本日は、脚本家のKさんが、弟さんと一緒に陣中見舞いにいらっしゃいました。
予定通りに撮り終えて、ホッと一息です。


「相性バッチリ! カメラマンのTさんと現場に向かう。」


■7月×日
某スポーツ新聞にて、今回のドラマの記事が初登場!
それをスタッフやキャストのみんなと見ながら現場へ向かいました。
撮影3日目。
都内にある例の映画の専門学校にて、ゲスト主役のK君と共にロケです。
脚本家のKさんも、特別出演。
滞りなく撮り終えたところで、別のゲスト主役のR君、そして今日が初登板となるもう一人のゲスト主役のSちゃんと合流して、次の現場へと向かいます。

その現場で、特別出演の女性ミュージシャンのHちゃんと初対面。
演技は初めてと言うわりには、なかなか勘がいい。
ゲスト主役のSちゃんについては、いろいろな反対を押し切っての独断と偏見の起用だったので、ファーストカットはこちらも少し緊張しましたが、難なくクリアしてくれて、よかった、よかった。
が……。
途中から、いきなり雨が!
それでも、なんとか奇跡的に撮り終えられたのは、まさに強靭なスタッフワークの賜物であります。
心より感謝!
そして、夜のシーンは、すっかり雨もあがり、初日に撮りこぼした分を無事に撮り終えたのでありました。
再び多謝!


■7月×日
大快晴!
今日は木更津でのロケです。
ゲスト主役のR君とSちゃん、完璧な画になるツーショットになってくれて、監督としては嬉しい限りです。
それにしても日差しが強く、あっという間に日焼けしました。
午後からは、レギュラーメンバーも参加しての大事なクライマックスの撮影。
そして、さらに大量のアクションシーンの撮影へ突入です。
さすがに時間が足らず、陽も落ちてきて、初めての大ピンチ!
キャストとスタッフの力で、重要なシークェンスはすべて撮り終えましたが、さすがに一部を撮りこぼしてしまいました……。
それにしても……。
主役のE君の動きと勘の良さには舌を巻きました。
同時に、ゲスト主役のSちゃんも、以前の彼女とは比べものにならないほど頑張ってくれて、思わず目を瞠りました。
終了後、E君とはいろいろ話す機会があり、より彼のことを心から信頼できるようになりました。
ヘビィな一日でしたが、それだけの余りある収穫がありました。


「木更津にて移動撮影。アチィ〜!」


■7月×日
またまた大快晴。
そして、本日は、これまた不思議なことに新田隆男さんとも縁の深かった、某出版社の敷地内での撮影でした。
(初めてロケハンに連れて行かれた時は、本当にビックリしました。やっぱり、新田さんと一緒に撮っている気がしてなりません)
午前中に、主役のE君とゲスト主役のSちゃん、レギュラーのT君、Aちゃん、Sちゃん達のシーンを、きわめて快調に撮影終了。
昨日のヘビィさが嘘のようです。

午後から横浜方面に移動して、とあるマンションにて、ゲスト主役のK君のシーンをナイター含め、撮影。
K君とは周知の間柄でツーカーだし、E君との間にも強い絆が感じられるようになって、これもまた順調に終りました。


■7月×日
本日は、僕がもっとも楽しみにしている撮影日。
日中はゲスト主役のSちゃんメイン、夜はやはり別のゲスト主役のNちゃんを撮れる“女優さん日和”だからです(笑)(早朝から明け方にまで渡るような過酷な撮影では、ある意味、現場に女優さんがいてくれるのといてくれないのとでは、テンションにかなりの差があるのです)
とはいえ、Sちゃんのシーンは、大勢のエキストラの人達が絡んだり、主役のE君もまじえたアクションシーンもあります。加えて、Nちゃんのシーンは、明け方までかかるオールナイトの撮影です。

ですが、結果的には、きわめて順調で、本当に楽しい撮影でした。
キャストやスタッフとの呼吸が、完全に合った感のある一日でした。
おまけに、突然の雨にやられたものの、本格的に降る前に撮り終えたり、待機している別場所で逆にいい画が撮れたり、その間にすっかり雨が上がったりと、まさに天国の新田さんに感謝です。
(ゲスト主役のR君とSちゃんは、お芝居をしながら、僕と同じく、天上の新田さんに語りかけてくれていたそうです)

オールナイト撮影となったNちゃんとK君のシーンも、スタッフ一同睡眠不足ながらも、完全に阿吽の連携で、とてもうまくいきました。彼らに絡む主役のE君も、自分なりのアイディアを出してくれたりして、最高の一夜でした。(おまけに、以前撮ったドラマの主役と準主役の二人が、いきなり乱入して来るという、懐かしく嬉しいハプニングもあり)肉体は疲労していましたが、精神は昂揚しっぱなしでした。
ああ、マジで現場から帰りたくなかったなあ。


「日焼けに懲りて、首にはタオル。」


■7月×日
本日は撮休。
しかし、監督は打ち合わせがあるのですよ。


■7月×日
今日も、天気は快晴。
レギュラーのT君、Aちゃん、そしてゲスト主役のR君と。
ここまでくると、キャストとスタッフとも、もはや“アイコンタクト”状態。
まったく滞りなく撮り終えて、夕方には終了。
スタッフから「梶監督を胴上げだ!」という言葉まで飛び出したりして、いやいや、監督冥利に尽きました。

余裕があったので、ロケ現場まで近い某街へ。
実は、10年以上前、僕も住んでいた街ですが、さすがにかなり様変わりしていました。
そこで、今回のドラマにとても縁の深いケーキ屋さんがあって、スタッフと共に買い物。
その昔、何度か来たことのあるケーキ屋さんで、まさかこういう縁で再訪することになるとは、まったく運命とはわかりません。

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2007年7月中旬

■7月×日
早朝、久々に渋谷の元パンテオン前に集合。
勝手知ったるメインスタッフの皆さんと共に、ドラマのロケハン。
いよいよ具体的な撮影の準備作業に入っていくわけで、血が燃えます!
終了後、スタッフに成城にあるカレー屋さんに連れて行ってもらいました。
ナンがとてもでかくて、美味しい!
みんなは以前からよく知っていたみたいですが、僕的には収穫の店でした。

「ナンがでっかい!」


■7月×日
今日は、成城にて集合して、ロケハンの2日目。
画的に面白い場所がいろいろとあって、見に行くだけでも楽しいのがロケハンの醍醐味です。
映画の専門学校にも行きましたが、その設備の良さに驚きました。
本当に最近の子達は恵まれています。
その分、いい才能がどんどん出てきてくれるといいのですが。
(壁面に僕の大好きな『スカーフェイス』のオリジナルポスターを発見!)

「『スカーフェイス』のアル・パチーノ!」


■7月×日
渋谷のホテルのレストランにて、小説家のNさんとランチ。
Nさんとは、彼女が脚本家だった頃に知り合って、なんだかすごい才能のある女性だなあ…と思っていたら、あっという間に初めて書いた小説で賞を獲って、純文学界期待の女流作家になってしまわれたのです。
彼女の小説で、どうしても映画化したい作品があって、定期的にお会いしては、いろいろとお話させていただいているわけです。感覚がとてもユニークなのと、出版業界と映像業界の両方に通じているという点では共通項があって、話題が尽きないのであります。
このレストランのランチも、久々に食べましたが、以前より美味でした。

その後、ある役者さんと会って、秘密の打ち合わせ。
夜、映画プロデューサーのHさん、撮影監督のHさんと、今宵は真面目に仕事のお話。
途中、女優のMちゃんも参加して、さらに真面目に映画の話を続けました。


■7月×日
某スタジオにて、ドラマの画コンテの打ち合わせ。
さらに“画”が具体化されてゆく楽しい作業の一環。
途中、“悪友”のK監督から電話。
打ち合わせが終わった後、フラフラと新宿へ。
K監督、役者のSさん、I君と合流して、男子飲み会に突入!


■7月×日
代官山のスタジオにて、例の劇中挿入歌のレコーディングの立会い。
ゲストの女優さんに、本当に歌ってもらうわけです。
加えて、本番ではギターも弾いてもらうわけで、どちらも初挑戦の彼女にとっては、大変な努力が必要。
しかし、それらをクリアすることで、少しでも女優としての幅が広がってほしいと思うわけです。
終えてから、メインスタッフと共に、六本木へ向かい、ロケハンの続きを行いました。
なんだかプライベートでも来たくなるようなバー。


■7月×日
某スタジオにて、役者さん達を呼んで、ドラマの本読みとリハーサル。
実際の撮影現場では、あまり時間がとれないので、こうして時間のある時にリハーサルを繰り返しておくことは、ひじょうに重要なのです。特に、レギュラーメンバー以外のゲストの役者さん達については、現場でいきなり演ってくれと言っても、それはとうてい無茶な話で、事前のリハーサルは必須だと思っています。

夜、女優のNちゃん、その友達のAちゃんと、渋谷にて、以前より約束していた念願の会食。
二人とも長い付き合いなのですが、お互いに忙しくてなかなかゆっくりと会う機会が持てなかったのですが、ようやくという感じです。
いろいろと深い話ができて、とても楽しかったです。


■7月×日
某スタジオにて、リハーサルの2日目。
本当はもっと続けたいところなのですが、いいところでタイムリミット。
あとは、役者さん達御本人の準備と、本番での頑張りに期待するしかないわけですが、僕は梶組の役者さん達を、いつも全面的に信用しています。

映画プロデューサーのSさんと共に、某出版社に行って、秘密の打ち合わせ。
その後、女優のHちゃん、マネージャーのSさん、撮影監督のHさんと合流して、青山のレストランとバーをハシゴして、いろいろと濃いお話。
今宵も有意義でありました。


■7月×日
某出版社にて、聾唖のプロボディボーダー、甲地由美恵さんと、再会。
彼女と会うと、そのポジティブさに、いつもとても元気をもらえます。
心底、凄い女性。
(僕の周囲には、マジで凄い女性が多い。触発されます、頭が下がります)

夕方、新宿にて、脚本家のHさん、映画プロデューサーのBさんと、ある企画の打ち合わせ。

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2007年7月上旬

■7月×日
前日より大阪入りしています。
某事務所さんと大阪の行政の御協力を得て制作する自主映画『なにわん』のオーディションです。
関西人としては、大阪で活動している新人役者さん達をバックアップするという目的もあるので、おのずと力が入ります。ひょっとすると一期一会になるかもしれないわけで、であれば、ただ選ぶということではなく、限られた時間の中で、僭越ながらも僕が持っている知識や経験をできるだけ皆さんに伝えてあげられればと。

終えた足で、東京にトンボ帰りして、香港から来日中の女友達のティファニーと会食しました。香港で、日本語と韓国語の学校を経営している女性なのですが、さらに日本にも提携校を作るとかで、香港ウーマンのパワフルさには、いつもながら圧倒されます。

「『なにわん』オーディション会場にて」


■7月×日
代官山にある音楽スタジオに行って、今度監督するドラマの劇中挿入歌の打ち合わせを行いました。なりゆきから作詞を担当させてもらうのは、『マギー‘s犬Jr.』で、及川奈央ちゃんに歌ってもらった主題歌2曲以来です。
これが、なかなかに楽しい作業なのです。しかし、書いてみて思うのは、自分は“音”の人ではなく、“文”の人なのだなあ……ということです。当たり前ですが、プロの作詞家の先生方は、やっぱり凄い!


■7月×日
友人の役者さんと、表参道にて、ランチミーティングしました。
その後、表参道にて、「コミックチャージ」の担当編集者のFさんと、定例の打ち合わせ。
終えた足で、東銀座へ向かい、某社の映画プロデューサーのYさんと打ち合わせ。
夜は、恵比寿にて、某局のプロデューサーのSさん、女優のHちゃん、マネージャーのSさんと会食。
噂には聞いていたのですが、この恵比寿の店が、かなりの美味でした!
ちなみに、Hちゃんとは知り合って長いのですが、話せば話すほど、根っからの“女優”だということがわかってきて、監督のハシクレとしては目の離せない役者さんの一人であります。
会食途中に、映画プロデューサーのYさんから電話。
Yさん、実は、僕とHちゃんが友達だということを知らなくて、途中で電話を変わるとビックリ!
例によって業界は狭すぎです。
というわけで、明日、Hちゃんと二人でYさんを訪ねることになりました。


■7月×日
都内某スタジオにて、監督するドラマの打ち合わせ。
今回は、スタッフも気心の知れた人達ばかりなので、まさしく今から大船に乗った気持ちです。

夕方、女優のHちゃんと、映画プロデューサーのYさんを訪問。
Yさんとは、先日も会う予定だったのですが、打ち合わせ場所に現れず、嫌われたかなあ…と思っていたら、なんと、ケータイを紛失してしまったとのこと。そのお詫びにと、Hちゃんと一緒に、西麻布にあるメチャクチャ美味しい稲庭うどんの店に連れて行ってもらいました。
さらに、その後、ダーツに凝っているというYさんに拉致られて、青山にあるダーツバーへ。
Yさんの縁の人達も集まって来て、なんと、朝までダーツ!
さすがに疲れたけど、楽しかった!


■7月×日
久々に歯医者へ。
実は、一時凝っていたレーシングカートで派手にクラッシュしてしまったせいで(よくよく車の運転に才能がないのです)、前歯3本が義歯なのですが、再びのメンテナンス。
今回の歯医者さんは、第一印象が評判通りで、かなりいい感じです。

夕方、舞台のプロデューサーの戸沼さん、脚本の小林さんと、皆さんを代表して、舞台『犬神戦記』の御祓いに。
場所が六本木のど真ん中だったのですが、地元のヤ○ザの皆さんが集合されている現場とカチ合ったりして、なかなかに興味深かったです。

夜、脚本家の小林さん、林さん、映画プロデューサーのSさんと、打ち合わせを行いました。

「『犬神戦記』御祓いの場所近くにて」


■7月×日
某社にて、ドラマの局打ち合わせを行いました。
今から撮るのが楽しみでなりません。

夜、脚本家のKさん、監督のKさんと、渋谷にて打ち合わせ。
そのまま、ダブルKさんを拉致して、撮影監督のHさん主催の飲み会へと乱入したものの……。
Hさん、いつも女優さんやモデルさんに囲まれている方なのですが、今宵は、普通のOLさん達と一緒で、なぜか、反射的に大緊張のわれわれ三人。女優さん達とは平気でしゃべれるクセに、普通の(?)女性相手だと、とたんに冷汗かきまくりなのは、哀しい職業病の一種でしょうか。
鳴呼!


■7月×日
友人の役者さんと、新宿にて、ランチミーティングしました。
その足で、成田エクスプレスのホームへ。
「コミックチャージ」の担当編集者のFさんと、香港へ飛んで、相方の漫画家であるパトリック・ユーさんと打ち合わせなのです。もはや、香港は、数え切れないほど行っているので、ロサンゼルスやニューヨーク、バンクーバーと並んで、僕にとっては“地元”感覚の国です。
というわけで……。
夜には無事に到着。
さすがに蒸し暑い。
とりあえず、通訳と翻訳を担当してくれているティファニーと、その友人のCさんと、打ち合わせを兼ねた会食。今日は週末ということもあって、地元の若者達がいっぱいで、ちょっとしたカーニバル状態。この喧騒が、香港らしくてけっこう好きなのです。

「香港でティファニーと。裏通りにある隠れ家的料理店へ」


■7月×日
香港です。
今日は大快晴。
お気に入りの九龍島と香港島を結ぶフェリーに乗ると、景色が絶景。
それにしても、さすがに暑いです。
ずっとあることは知っていたのですが、なかなか拝む機会のなかったブルース・リーの銅像前へ。
ブルース・リー直撃世代としては、あまりにも感慨深いものがあります。

「ブルース・リーの銅像!」

夜、ホテルのレストランにて、漫画家のパトリック・ユーと打ち合わせ。
当たり前の話ですが、仕事なので、かなりシビアな話し合いが続きました。
しかし、それもこれもパトリックの画の才能を買っているからこそです。
終えてから、ティファニーに案内してもらって、ほとんど地元の人しか行かない海鮮料理の店にて夕食。
これが、なんとも、本当になんとも美味!
思いっきり堪能しました!
パトリックと別れてから、友人のデザイナーのボーロさんと合流して、また別の打ち合わせ。

「このでかい蝦蛄が最高に美味!鋏で切りながら食べます」

■7月×日
帰国の途に。
そして……。

帰国するや待っていたのは、親友で盟友で戦友だった脚本家、新田隆男さんの訃報でした。
そんなバカな!
そりゃないぜ、新田さん!
つい先日まで、「必ずカムバックしますから、一緒にアメリカ行きましょう、映画を作りましょう、海外エンタメ小説の話をしましょう」と、言ってたじゃないですか! なのに、なのに、なのに!

「コミックチャージ」の担当編集者のFさんに後を任せて、成田空港から、そのまま御通夜の会場に向かいました。どうやって会場までたどり着いたのか、ほとんど記憶がありません。
携帯電話には、新田さんからもらった最後のメッセージが残っていました。
今度、僕が監督することになったドラマを、とても楽しみにしていますと……。
会場で、女優の及川奈央ちゃん、漫画家の高橋ツトムさん、映画パーソナリティの伊藤さとりさん……新田さんがいなければ、決して知り合うことのなかった才能ある人々と再会しました。
新田さんの遺影を見ても、亡くなったという感じがまったくしません。
ひょっこり、そのあたりから、いつものあの穏やかな笑顔と声で、「どうも」と現われそうです。
そんな中、とても気丈にふるまわれていた奥さんが印象的でした。
「彼女とは“運命の出会い”で、会ったその日に結婚しようと思ったんですよ」と、新田さんはよく言われていました。だったら、新田さん、最愛の素敵な奥さんを置いて、先に行っちまうなんて、ぜんぜん貴方らしくないですよ!

二人きりで、神楽坂の隠れ家のような店で、杯を傾け合ったのが、此の世での最後になってしまいした。
カムバックしたら、一緒に原作の小説を書いて、映画にして共同監督しよう、と約束しましたね。
だから…。
新田さん、僕は、貴方に決してさよならは言いません。
いずれ必ずまた会えると信じています。
その時こそ、あの日の約束を実現しましょう。
それまで、黒澤明監督の言葉のように、僕は生きている人達のために全力で働きます。


■7月×日
ドラマの脚本の決定稿が届きました。
僕が監督する回のゲストの役者さん達は、不思議なことに、すべて新田さんにも縁のある人達になりました。とても偶然とは思えません。
脚本に、新田さんの名前を書きました。
新田さん、僕は、あなたの魂と一緒に、このドラマを全力で監督します。

「脚本に新田隆男さんの名前を刻む」

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