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2007年9月下旬 パート1

■9月×日
午前中は原稿を書きました。
久々の(笑)作家モード。

午後、四谷へ出て、いつもお世話になっているSさんと合流。
アトレの中のレストラン“PAUL”でかるくお話をしてから、僕の会社の顧問弁護士であるK先生の事務所へ。(しかし、このレストラン、店先で売っているパンは店内で食べてはいかんというのは、ちょっと……)
K先生にいろいろと御相談。
そういえば……。
大阪の友人であるK君も、先日、“大阪の破れ傘”と呼ばれている弁護士さん(わかる人にはわかると思いますが〜笑)の事務所に入って、本格的に弁護士としての仕事を開始しましたと。
東も西も頼もしい限りです。

終えた足で恵比寿へ。
これまた、いつもお世話になっている美容室へ行き、担当のHさんに髪を切ってもらいました。
仕事柄、しょっちゅう予約をキャンセルしまくっているので、Hさんには本当に申し訳ないと。

美容室にいる間に、ガンガン電話やメールが入っていたので、手近の“フレッシュネスバーガー”に飛び込み、もろもろ処理。
やれやれ。
しかし、ハンバーガーって、吉野屋の牛丼と同じで、たまに食べると美味ですね。

劇団ブギウギの座長である信ちゃんこと、小川信太郎君から連絡。
いよいよ次のお芝居の稽古が始まっているようで、今からかなり楽しみではあります。
差し入れに行かねば!

明け方まで、来月大阪で撮る自主映画のプロデューサー兼主演俳優でもあるTYOKI君と電話で打ち合わせをしました。
撮影が迫ってきたので、ここのところ連日ではありますが。
常に現場にいたい身としては、そして、新しい才能の力になりたい身としては、自主映画でも何でも“場”があることが大切なのであります。

『映画監督 田中登の世界』を読みました。
御本人のインタビュー自体はもちろんひじょうに興味深いのですが、やや過去の仕事の自画自賛的な発言が残念ではあります。
ただ、深作欣二監督とのエピソードにはグッときました。

「出演した役者さん達のインタビューがよいです」


■9月×日
朝から原稿を書きました。
今日も作家モードです。

近くのファミレスにて、プロジェクトアシスタントのT君と打ち合わせ。
例によって休日の表参道は無駄な賑わいで大変ですが、なんとか席を確保。
T君に、来月撮影に入る自主映画『なにわん』の付き人としての話など。

一旦戻って、原稿の続き。
なんとかアップして、担当編集者のFさんに送付。
新人漫画家のNさんは才能あるし、いい形で決まるといいのですが。

夜、代官山の“倖多”にて、金子修介監督、役者のKさん、女優のHちゃん、Tちゃん、マネージャーのSさんと会食。
金子監督の演出心得、Kさんのプロデュース理論、Hちゃんの変わらぬ読書量と映画鑑賞量に、いつもながら感嘆。
この業界にあっては珍しく、気心のおけない、同時にリスペクトしている人達なので、とても楽しい一夜でした。
金子監督、新作の『結婚詐欺師』、早く観たいです!


■9月×日
世間は休日。
しかし、こういう時こそ働かねば(笑)
いや、本当に!

表参道のファミレスにて、プロデューサーのSさん、キャスティングディレクターのAさんと打ち合わせ。
なかなかに難しい問題をば。

終えた足で、先日に引き続いて豊洲へ。
早く着いてしまったので、駅近くの喫茶店に入り、新しい漫画原作の企画を練りました。
しかし、注文したコーヒーゼリーがまずかったのと、入ってくるお客の層が、なぜかヤバかったです(苦笑)
しかし、そういう悪い環境のほうが仕事に集中できるのも事実。

勝手知ったる女優の斉川あいちゃんと待ち合わせて、またまたディファ有明へ。
小田井涼平君出演の舞台『Switch』を再び観劇。

なぜ、同じ舞台を二度も?
これには理由がありまして、以前からわかってはいたものの、先日自分で演出してみてさらに実感したのですが、初日と千秋楽との“芝居の差”を確認したかったからであります。
そして、やはり、千秋楽ともなると、初日とは雲泥の差で出来がよく、安定して、とても勉強になりました。
来年計画している“梶組舞台リベンジ”に向けて、燃えるものが!

会場で、いろいろ映画をプロデュースしたり、役者さんも擁している会社のTさんとバッタリ。
さらには、なぜか『犬神戦記』に出てくれた役者の金山孝之君とも。
なんでも、昼の回には、同じく役者の水野大君や伊東丈典さんも来ていたとのこと。
しかし、金山君は、常にいいタイミングというか、いや、バッドタイミングというか(笑)
終演後、再び涼平君を慰問。
本当にお疲れ様でした!

「涼平君を再慰問! 斉川あいちゃん、金山孝之君と」

涼平君から、今回の舞台のプロデューサーである三角大さんを御紹介いただきましたが、役者さんも兼ねているというだけあって、高身長に高ルックス、圧倒的にカッコよくて驚き。
斉川あいちゃんも、出演していた藤倉幸子ちゃん(プロポーション抜群で、個性的な美女!)が、偶然にもモデル時代の同僚ということで、再会を分かち合っておりました。
あいちゃん、金山君と、豊洲のお店で夕食を一緒して、帰りました。
しかし、あいちゃんの、昨日会ったHちゃんにも劣らぬ読書量に、また感嘆した次第。
いずれ、その勉強が実を結ぶ時がきっと来るよ!


■9月×日
早朝、人出があまりないうちに、さっさと、しかし、またまた久々に(苦笑)自宅に帰りました。
まったく、やれやれの生活であります。

自宅では、例によって、DVDで映画を観まくりました。
ちょっと今やっている仕事に関わりがあったりもするので、タイトルは記せませんが、やっぱり、映画はいいなあと。

そして、夜、また人出が少なくなってから、表参道にトンボ帰りであります。
表参道を拠点にしていると、とても便利なことのほうが多いのですが、休日の観光客の多さと、それ目当ての店舗の新築工事の音には、いつもながら閉口しますね。
その二つに悩まされない明け方まで、原稿を書きました。


■9月×日
昼間はまだ夏ですが、夕方はさすがに秋の風ですね。

午後から、青山の某社にて、二つの打ち合わせ。
合間に、紀伊国屋書店へ行き、仕事関係の資料本をチェック。
あっという間に夕方になり、表参道のいつものカフェにて、某誌の担当編集者のFさんと、もろもろの打ち合わせ。

明け方まで、ひたすら作家モードで原稿を書きました。
しかし、ふと……。

今のままでは、11月と12月に“現場仕事”がないことに、また思いが至り、「なんとかせねば!」と焦るオレ(笑)
長年、量産を強いられる漫画原作業界で生きてきたことと、もともとが量産型の作り手ゆえに、映像仕事についても、常に“撮影現場”にいないと落ち着かなくなってくるのです。
そんな監督は、僕にとっては大先輩に当たる三池監督と堤監督くらいだと思いますので、贅沢なというか、分不相応な悩みなのでしょうが……。
この悩みを解消するためには、超大変ではありますが、自らプロデューサーと監督を兼ねて動くしかねえなあ、と。

香港の友人から送ってもらったDVDで、香港映画の『WoHu』を観ました。
いわゆる黒社会を舞台にした映画ですが、基本、会話劇なので、おそらく日本では公開されない作品。
もちろん、僕も広東語はわからないので、英語字幕でなんとかおぼろげに。
しかし、この作品、僕の大好きな香港の渋い役者さん達が何人か出演していて(これが、みんな芝居が上手い!)、捨て難い魅力がありました。
特に、エリック・ツァン、フランシス・ン、ジョーダン・チェンの三人は秀逸!

「役者さん達が本物のように上手くて感心!」

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2007年9月中旬 パート2

■9月×日
僕は、まだまだこれからの若い才能に、できる限りのチャンスを与えたいと思っています。
でないと、業界全体が活性化しないし、生き生きと面白くならないでしょう。
なので、自分が関わる作品については、必ず何人かの“新人”を起用したいと考えていますし、これまでにもそれを許される限り実践してきましたし、今後も続けていきます。
そういうわけで、新人を紹介されれば必ず会うようにしていますし、これはと思った新しい才能には、今自分が持っている知識のすべてを、できるだけ与えてあげたいと思っています。
基本姿勢は、来る者は拒まず、去る者は追わず、ですが。

夜、人が少なくなるのを待って、表参道へとトンボ帰りしました。
しかし、まだまだ暑いですね。
そういえば、先日も、「東京で、以前は棲息していないはずの、亜熱帯の鳥が発見された」というニュースをやっていました。このまま日本は亜熱帯へと移行していき、気温が上がるということは周辺海域の水位が上昇し、いずれ“日本沈没”へ……いやいや、笑い事ではありませんぜ。(気温の異常な上昇は、じわじわと経済的な大破壊へと結びつくので、先にそっちのほうで“日本沈没”の可能性が大ですが)

溜まりに溜まった書類の整理を行いつつ、仕事先の相手の方々にメールを打ち、電話で話しました。
休日でも、けっこう皆さん、働いています。

舞台『犬神戦記』で、片足の靭帯損傷という負傷を負いながらも、まったくそれを感じさせない迫真の演技を披露してくれたサルガミ王女こと、女優の本倉さつきさんから、日本手拭をお送りいただいていたのですが、ようやく御礼のメールを。早くも次の舞台の稽古に入られるとのことで、これはもう、期待しないわけにはいきません。

「本倉さつき女王様よりいただいた"いとし藤"です」


■9月×日
ある雑誌用に、久々に漫画原作の企画を練りました。
実は、新人ながら、とても才能を感じさせる漫画家さんを、旧知の尊敬する漫画家であるK先生より御紹介いただいたので、やにわにその気になった次第です。
外は未だにクソ暑そうだし、事務所でアイディアを練るのも、久々に新鮮な気分でした(笑)

午後から、友人の漫画家の風狸けん先生に来ていただき、ある映像企画のために、画コンテを描いてもらいました。風狸先生とは、もう20年来の付き合いですが、今や小学館の「ビッグコミック」では、なくてはならない作家さんです。
そんな先生に画コンテを手伝わせるとは!(笑)
おまけに、とりあえずの作業代が近所のファミレスでの夕食とは、おまえは他人のアイディアを数ドルで買うタランティーノか!(笑)
風狸先生、本当に感謝です!

「風狸先生得意の釣り漫画の傑作!」

とかやっていたら、件の旧知のK先生より御連絡。
K先生と組んだ作品が、来年頭、めでたく某誌に掲載される運びとなった模様。
やった!
まだ詳細は書けませんが、K先生とは、「これは!」という作品を作ってみたかっただけに、かなり嬉しいです!


■9月×日
午前中から、ある雑誌用の漫画原作の原稿を書きました。

午後、表参道のいつものカフェにて、プロデューサーのKさんと打ち合わせ。
どうなるかわからないものの(こういうことが多いのですよ、この業界は)、とりあえず、企画を提案。
そのまま同カフェにて、某誌の担当編集者のSさんと打ち合わせ。
僕は、常々公言しているように(いや、僕だけではなく、大半の作家さん達がそうでしょうが)、出版社や雑誌ではなく、編集者と仕事をしていると思っています。
Sさんもその一人。

発作的に蕎麦が食べたくなり、青山にある増田屋に飛び込んでしまいました。
何やってんだか。
でも、美味!

その足で、所属事務所のJCMのオフィスへ行って、担当マネージャーのKさんと打ち合わせ。
そういえば、このKさんも担当編集者と同じ存在で、Kさんがマネージャーでなければ、僕はJCMに所属していなかったはずです。

某誌の担当編集者のMさんより連絡。
新しい挑戦の原作が通って、今、新人の漫画家さんが画に入ってくれているとのこと。
よかった!
このMさんも、僕にとっては信頼できる編集者の一人。
僕は、本当に人に恵まれていると思います。

夜、撮影監督のHさん、映画プロデューサーのNさん、俳優のお二人、一般OLのお三方と、原宿の“エレファントカフェ”にて会食。
微妙につらい時期には、こういう時間が、本当にホッとします。


■9月×日
表参道のいつものカフェにて、某社のプロデューサーのMさんと、秘密の打ち合わせ。
Mさんとは、先日お会いしたばかりですが、すごくユニークなプロデューサーで、話題のテレビ番組をいくつも手がけられていて、いろいろと面白いことができそうな予感がしています。

終えた足で、青山の某社へ行き、先日、風狸けん先生に描いてもらった画コンテを渡して、ある映像企画の打ち合わせ。
この会社のプロデューサーは、ノリのいい人達ばかりで、僕はかなり気に入っています。
いい形で結実したいものです。

品川にある歯科医院へ。
あまり寝ていないもので、ついつい治療中にウトウト。

表参道にトンボ帰りして、舞台のプロデューサーであるYさん、Sさんと打ち合わせ。
そうです、何を隠そう、来年、舞台演出に再チャレンジというか、いろいろと思うところあって、いわゆる“梶組”で“リベンジ”を狙っています。
もちろん、まだまだ山あり谷ありでしょうが。
やると決めて、自分を追い込まないと、いつまでたってもやらない奴なので、
僕は(自嘲)

夜、某社のデザイナーのEちゃんと、表参道の某店にて会食。
さらに、同社のN君、さらには取締役のHさんも合流。
青山のバーに流れて、午前まで。

香港の友人が送ってくれたDVDで、ドニー・イェンの新作『Flash Point』を観ました。
前作よりも、さらにドラマ部分が重厚感を増していると同時に、リアルヒッティングアクションに加えて、総合格闘技要素を加えたバトルが素晴らしいです。プラス、ガンアクションシーンも見物でした。
しかし、こういうアクション映画、残念ながら今の日本では制作が難しいですね。

「今が旬のドニー・イェンの新作!」


■9月×日
ひたすら書類整理をしました。
でも、終りません(泣)

夕方、脚本家の小林雄次さんと、豊洲にあるマクドナルドで打ち合わせ。
なぜ、豊洲かというと、その足で、ディファ有明にて、梶組のリーサルウェポン、小田井涼平君が出演している舞台『Switch』を観に行くためです。
(涼平君、『犬神戦記』が終ると同時に、この舞台の稽古に突入というハードスケジュール!)

「漫画が原作だそうです」

勝手知ったる『UlrtraSevenX』のレギュラーメンバー、脇埼智史君、伴杏里ちゃんと待ち合わせて、四人で観劇。ディファ有明は、プロレス観戦でよく来ていた場所ですが、さすがに芝居は初めて。初日ということもあって、全体的にまだまだ硬さが否めませんでしたが、涼平君の存在感はさすがでした。
終演後、四人でおつかれさまの涼平君を表敬訪問! 

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「涼平君を表敬訪問! 小林さん、脇埼智史君、伴杏里ちゃんと。」

裏原宿にて、役者のE君と待ち合わせて、つごう五人で、広島お好み焼き屋にて会食。
ある意味、この五人は、今、僕がもっとも信頼し、愛している若手メンバー。
今後の抱負なども話せて、とても幸せでした。

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2007年9月中旬 パート1

■9月×日
午後から、青山にある某社にて、ある新企画の打ち合わせ。
終えた足で、久々に品川にある歯科医院へ。
あまりにも多忙で、かなり間が開いてしまった不良患者。
診療終了後、渋谷まで戻って、これまた久々に書店に入り、例によっての多数の衝動買いをやってしまい。
近場の“ルノアール”に飛び込んで、そこで読書。

ZARDのオフィシャルブックである『きっと忘れない』。
何と言われようと、これからも坂井泉水さんの音楽をずっと聴き続けていくと思います。
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「きっと忘れない。」

あっという間に夜になり、先日の舞台にも出演してくださった役者のIさんと待ち合わせて、かるく飲みました。
Iさんも、今、つらいマイナスの時期かも。どうか振り幅を大きく、プラスに転化して下さい! 何を隠そう僕自身も何かとひじょうにつらい時期ですが(笑)、近いうちに必ずリベンジします!


■9月×日
某社の担当編集者のFさんと、九段下のホテルグランドパレス内のレストランにて、もろもろの打ち合わせ。
終えた足で、プロデューサーのSさん、脚本家のKさんと合流して、某社にて、編集者のSさん、Oさんと打ち合わせ。
終了後、近くのカフェで、さらに事後の打ち合わせ。その後の道中、知り合いのプロデューサーのKさんとバッタリ。Kさんが、僕が今関わっている映画の内密キャスティングを知っていて、二度目のビックリ。本当にこの業界は狭すぎます!

渋谷まで戻り、東急インの地下にあるレストランにて、映画プロデューサーのCさんと打ち合わせ。
Cさんは、今、僕が一番仕事をしたいと思っている映画プロデューサーで、作品の方向性が抜群に合うのです。で、秘密の打ち合わせを。

今日も、あっという間に夜になってしまいましたが、引き続き渋谷の“権八”にて、某局のプロデューサーのSさんと待ち合わせ。
名作ドラマ『大都会』の話などをしながら、女優のAちゃんと、彼女の事務所の社長であるTさんの到着を待ちました。
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「『北の国から』よりも、こちらです!」

Aちゃんを、Sさんに御紹介。が、Sさんも、かつてAちゃんをドラマでキャスティングしようとしていたという事実が判明、これも何かの縁でしょう。Aちゃんは、とてもグローバルな雰囲気を持った若手女優さんで、僕的にはその存在感をかなり買っていて、Sさんと企画している日本と海外を結んだドラマにぜひ起用したいと。来年、3本もの映画出演作が控えているそうで、中でもある1本の中で演じている実在の人物の役は、あまりにもハマり役で、今から公開がめちゃくちゃ楽しみです。


■9月×日
表参道のカフェにて、旧知の女優のHちゃんと、マネージャーのSさんに会いました。
Hちゃんと、本の企画と映画の企画があって、なんとか形にすべく打ち合わせ。Hちゃん、11月から重要な連続ドラマの撮影に入るのですが、これまた今か
らかなり楽しみな、とても美味しい役柄であります。Hちゃんの実力からして、ブレイクは必至とみています。それにしても、彼女のその独特の文章才能と、特異な映画の趣味には要注目!

引き続き、今度は、某社の編集者のFさんと打ち合わせ。
終えた足で、久々に銀座へ。
しばらく来ない間に(といっても、それほどではありませんが……)、またまた街が様変わりしていて、まるで先日行った開発中の香港並みです。実のところ、あまり歓迎すべき変わり様ではありません。あの池波正太郎先生が愛した銀座が銀座でなくなっていく気がします。

“カフェスタージェ”にて、女優のaちゃんと待ち合わせ、博品館劇場へ。
友人の役者である永澤俊矢さんが出演している『ザ・ファミリー〜絆』を観劇。これが……本当に楽しく、ゴージャスで、さらにカッコいいという、最高の舞
台でした! とにかく、出演している役者さん達が本気で魅せる“ショー”が、マジでよかったです!
終演後、想像以上の芸域の広さというか、新境地を開拓した永澤さんに挨拶。
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「一見の価値、大いにありの舞台!」

aちゃんと新橋にある炭火焼きバーの“集”で食事。aちゃんも、今、僕が注目しているというか、使い方を考えてあげれば、その才能を開花させるはずの若手女優さん。なので、いろいろとお芝居の話。
aちゃんを駅まで送ってから、酔っ払ったオヤジ達に混じって、表参道にリターン。オヤジ達の愚痴に耳を傾けていると、日本という国のダメさ加減がわかって、なかなかに興味深いです。


■9月×日
朝から、早稲田にあるスタジオにて、『UltraSevenX』のMA。
この作業で、本当の意味で、作品に息が吹き込まれるわけです。優秀きわまりないスタッフの力を借りて、夜まで作業。
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「MAスタジオにて。」

合間に、プロデューサーのSさん、某事務所のマネージャーのNさんの御訪問を受けて、秘密のキャスティングの打ち合わせ。

予定通り、ついに『UlrtaSevenX』第6話と第7話が完成!
現時点の自分にとっては、ある意味、会心の出来となりました。プレビューでも、関係者の皆さんにも喜んでもらえて、ホッと胸を撫で下ろした次第。
事後、プロデューサーのSさん、ダブルOさん、ゲスト役者のK君、脚本家の林さんと小林さん、現場でアシスタントを務めてくれたK君、仕上げ進行のHちゃん達と、駅近くの居酒屋にてプチ打ち上げ。しかし、Hちゃんが19歳だったとは! まだまだ花も実もある年齢、どうか道を迷わぬように(笑) ともあれ、皆さん、お疲れ様でした!

その後、役者のK君、今度、僕が演出を担当する及川奈央ちゃんの全国演劇ツアーのプロデューサーであるOさんと、近くのファミレスにて、明け方まで打
ち合わせ。さすがに、本日は早朝起きだったので、途中でグロッキーに。Oさんに送ってもらった車の中で、ついつい眠ってしまい、今度は逆に目が冴えて、事務所にて仕事を始めてしまいました。我ながらようやるよ。


■9月×日
目黒の“トゥーハーブス”にて、旧知の事務所の社長であるKさんと会食。
秘密の企画のお話。
Kさん、僕と同年代ですが、昔からおっそろしくパワフルな女性。同年代の異性とは、体力面というか、パワー面でどうしても釣り合いがとれないという悩みも共通。あと、ストーンズ好きも(笑)
具体的なところで言うと、歩いたり階段を登ったりするスピード、炎天下や酷寒の地での耐久力、日々の体力に任せての仕事の量などが、同年代の異性だと、
たいてい俺らについてこれないよね〜と。なので、Kさんは若い男の子じゃないとダメだし、僕は若い女の子じゃないと……って、勝手に言ってろって感じですね、すみません! 打ち合わせを終えた足で、超久々に自宅に帰りました。

途中、金子修介監督よりお電話。
秘密の打ち合わせをば。

舞台『犬神戦記』で主役を務めてくれた水野大君より連絡。
虚脱状態からなかなか脱けきらなかった模様ですが、今は完全復帰で、頼もしい限り。小川信太郎君率いる劇団ブギウギの新作への出演も決まったみたいで、今後の成長が楽しみです。差し入れに行くからね〜!

ああ、なんということだ!
自宅の前が枯れ葉の山に!
先日の台風のせいでしょうが、こんなことは初めて。
やはり、とんでもない異常気象であることを実感します。
というわけで、せっせと枯れ葉の掃除。
実はこれ、下手にジムに行って汗を流すより、はるかに運動になります。

そして、休日の日の恒例で、DVDを一気鑑賞!
今回は、ちょっと仕事上の理由ありで、『仮面ライダー555』を全話。
いわゆる“平成ライダー”では、『仮面ライダー龍騎』が一つの頂点だと個人的には思っていますが、脚本家・井上敏樹さんの最高傑作はこの『仮面ライダー555』ではないかと。
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「なぜか555!」

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2007年9月上旬 パート2

■9月×日
早朝、新宿へ。
本日から、某出版社の社長のIさん、僕の担当編集者のFさんと、いきなり香港であります。
毎度思うことですが、果たしてこれで何度目になるのでしょうか。
シーズンでもないのに、けっこう混雑していて、驚き。

で、午後には、もう香港です。
いつものホテルにチェックイン後、さっそくI社長の肝煎りで、某出版社の香港の会社を訪問。
CEOのテリーさんは、異様にパワフルな典型的香港ビジネスウーマン。
お土産に珍しい紹興酒などをいただいてしまいました。
さらにその後、香港国際空港内にある4Dシアターへと案内していただき、いわゆる4Dシネマを観賞。
夜、例によって、香港の友人かつ優秀なビジネスパートナーであるティファニー、ボーロさんとも合流し、みんなで会食。
解散後、I社長、Fさん、ティファニー達と共に、香港業界人御用達のクラブへ行き、僕の香港の大師匠であるアーサー・ウォンさん夫妻と再会。
アーサーさんは、言わずと知れた香港撮影監督協会の会長で、多くの名作映画の撮影を担当している香港映画界の首領的存在の人。
いつものようにハッパをかけられまくり。(大汗!冷汗!)
11月に、ジャッキー・チェン主演の映画の撮影で日本に来るので、そこでのパーティに誘われました。
緊張!
いや、ジャッキーにではなく、アーサーさんに。

「香港といえば、この人しかいません。」


■9月×日
I社長、Fさんと、ホテル近くのお粥屋さんにて朝食兼昼食。
その後、チムチャーツィのHMVへ行き、モンコクにある、かの“信和中心”へと回りました。
結局、いつものようにDVDを買ってしまっている自分です。
モンコクに超巨大な西武デパートができていて、驚きました。
その中のカフェにて、一服。

「いつも通る、かの重慶マンション」

夕方、ホテルにてティファニーと合流し、漫画家のパトリック・ユー君と打ち合わせ。
ぶっちゃけ、ユー君の画の原稿が遅れて、いわゆる“落ちまくって”いるので、担当者のFさんから、厳しいクレーム。
絵が天才的に上手いだけに、しかし、雑誌に載らなければ、何の意味もないわけで。

ユー君と別れてから、香港の夜景が一望できるワンチャイにあるレストランへ。
ボーロさんと、彼の友人である脚本家兼監督のポール・チョンさんと会食。
レストランから観る香港のビルディングのライトショーは圧巻!
いろいろとお話。

その後、みんなで足ツボマッサージへ行きました。
これが、予想に反して、ほとんど痛みはなく、ひたすら超快感!
どうやら、僕を担当してくれたオバサン、いや、熟女のテクニックが、群を抜いていたようです(笑)
病みつきになりそうです。

ボーロさん、ティファニー、ポールさん、Fさんと、とあるバーレストランにて、再度、打ち合わせ。
例によって、Fさんがひとりでしゃべりまくり(笑)
ある意味、こちらは楽(笑)


■9月×日
早くも日本へ帰国の日。
I社長、Fさんと、空港へ向い、空港内のレストランにて朝食兼昼食の中華(笑)
その後、I社長とFさんが買い物に行ってしまったので、JALのさくらラウンジにて、一人で一服。

今回は、行きも帰りも、機内であまり観たい映画がなく、ほとんど読書して過ごしました。
で……すぐに日本。
いろいろと厳しい現実と戦わなければなりません、また(苦笑)
I社長、Fさんと別れて、いつものように表参道へ。
あまりにもやることが多くて、あまり記憶がありません。
とりあえず、まともな食事を摂る時間と睡眠の時間が、ほとんどありませんでした。
あ、役者のK君を呼んで、食事して、何か話した記憶が、今(再苦笑)


■9月×日
役者のK君と待ち合わせて、池袋へ。
池袋にて、脚本家の小林雄次さんと合流。
さらに、女優のSちゃんと待ち合わせて、みんなで“劇団ヨロタミ”の舞台『おとう』を観劇。

「『おとう』 第18回池袋演劇祭受賞作品」

『犬神戦記』に出演してくれたベイアこと金藤洋司君、サクラ姫こと行田恵梨ちゃんの所属劇団で、当然ふたりも出演しているのです。
現地にて、やはり、『犬神戦記』に出演してくれた水口健一さんと花田千紘ちゃん母子にも再会。
舞台は……素晴らしかったです!
ありふれた言葉ですが、ハートウォーミングでした!
金ちゃんと恵梨ちゃんも、ハマリ役でよかった!
終演後、金ちゃんや恵梨ちゃんに会って、みんなで記念撮影。
いやいや、幸せでした。

Sちゃんと別れて、小林さん、K君と共に渋谷へ。
秋本つばさちゃん率いる“つばさ基地”の10周年記念パーティへとハシゴ。

「つばさ基地のパーティ」

とあるクラブで行われていたのですが、大盛況!
パフォーマンスでは、ポールダンスが、あまりにも芸術的で見事!
終了後、役者のSさん、M君、『犬神戦記』にも出てくれた吉沢季代ちゃん、あとから合流した女優のMちゃん達と会食しました。
いろいろと楽しい一日でありました。


■9月×日
早稲田にあるスタジオにて、夕方まで『UltraSevenX』のアフレコ。
レギュラーメンバーの重理久、トム、杏里ちゃん、早紀ちゃん、それからゲストのR君とK君、SちゃんとNちゃんと、一同勢揃いで再会。
すでに懐かしい感じがするも、同窓会的に楽しい仕事でした。
加えて、脚本家の小林さんから紹介していただいた声優の今井麻美さんにも特別出演していただきました。

「声優の今井麻美さんと」

そのプロの声のテクニックに、ひたすら驚嘆!
麻美さんは、『ウルトラマンマックス』の時に一緒だった長谷部瞳ちゃんのお姉さん的存在だと知って、さらに驚きでした。
例によって、あまりに業界は狭いです。

終了後、夜、表参道にて、ある大事な人と会食。
その後、新宿まで出て、役者のR君と、本日二度目の会食。
明け方近くまで二人でいろいろと話しました。
R君は、翌日舞台の稽古が控えていたはずで、いつもながら本当に感謝!

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2007年9月上旬 パート1

■9月×日
朝、わがソウルメイトのRちゃんが、舞台『犬神戦記』観劇のため、大阪よりやって来ました。
Rちゃんと、表参道のカフェにて、朝食。こんなことは久々。
Rちゃんが勤務している某有名製菓メーカーのお菓子をダンボール箱いっぱいに持って、タクシーで赤坂のシアターVへ。

本番4日目。
朝のミーティングで、役者のみんなに、昨日が最高の出来だったと伝えました。
そして、本番前、例によって、石川紗彩ちゃんに付き合ってもらって、舞台上でのお祈り。
なぜ、一人で祈らないのか、と疑問に思われるムキもあるかしもれませんが、祈りには、本来的に巫女が必須必要な存在。つまり、ものすごく簡単に言うと、男のパワーだけでは役不足ということです。

「本番直前の舞台上で、紗彩ちゃんと共に神に祈る」

昼の部。
いい出来でしたが、みんなに疲労が溜まってきていることが手に取るようにわかります。
それでも、最後まで全力でやりきらなければなりません。
ヤクー役の高倉亜樹ちゃん、全日本体操チャンピオンのキャリアは伊達ではなく、本当に見事な躰の動きを見せてくれます。
しかし、どうやら片足を怪我している感じです。それも、軽症ではなく。
あとで確認したところ、片足の骨にヒビが入っていたらしいのです
他にも、アキヤン役の信ちゃんこと小川信太郎君、カイ役の伊東丈典さんも、足を負傷しています。
きっと他にも怪我をしているにもかかわらず、それを隠して、舞台に立っている役者さん達がいるはず。
心配ではありますが、舞台の上は戦場なのです。
そして、戦士達の骨を拾ってやるのが演出家の役目です。
僕にはそれしかできません。

夜の部。
本日は、昼も夜も満員御礼。
Rちゃんと一緒に、初めて客席から観賞しました。
客席から観ると、当たり前ですが、印象がまったく違います。
観客の皆さんの反応もダイレクトにわかるし、役者さん達のノリも、よりリアルにわかります。
信ちゃんに見つかって、イジられたのには参りましたが(笑)

終演後、涼平君達と会食。
いろいろゲストの方達にお会いしたものの、かなりグロッキーで、満足に対応できず、まったくすみません。
その後、仕切り直す感じで、涼平君達と飲み直し。

「涼平君、そして"悪友盟友"の菊地雄一監督と」


■9月×日
あっという間に、本日は千秋楽。
ソウルメイトのRちゃんが、疲労でダウンしていたので、一人で劇場へ。
本日も、昼の部も夜の部も、満員札止め。
朝のミーティングでは、役者の皆さんに、ひたすら感謝、加えて、これ以上怪我のないようにと。

楽屋で、涼平君とお話。
千秋楽は、役者さん達に思いきりはじけてもらいたい、ひたすら自由にやってもらいたい、というのが僕の考え方です。
いわば、お祭りです。
お客さん達も、それを楽しみに来ているはず。
なので、涼平君からのアイディアも、すべてOK。
もちろん、他の役者さん達についても同様です。

しかし!
ベイア役の金ちゃんこと、金藤洋司君が、本番中に足を痛めたことが発覚。
すぐに舞台裏に向かい、様子をうかがいましたが、もちろん、金ちゃんが弱音を吐くことはありません。
ベイアは、僕が特に気に入っているキャラクターで、金ちゃんもハマり役だっだけに、その胸中を思いやると、言葉がありませんでした。
それでも、なんとかやりきってくれて、ひたすら感謝です。

「もっとも好きなキャラクター、ベイア役の金ちゃんと」

ついに迎えたラスト、信ちゃんのはからいで、脚本家の小林さんと一緒に、初めて舞台上に立ち、お客さん達に御挨拶。
皆さん、本当に、本当に、ありがとうございました!


終演後、打ち上げ。
もちろん、朝まで。
ここに書くまでもない、ただ、ただ、楽しい一夜でした。
そして……。
一人、早朝の表参道に戻って来た時、夢の時間は過ぎ去り、新しい現実に立ち向かう力が、僕の中に沸々と湧き上がってきました。
昨日は昨日、そして早くも今日の始まりなのです!


■9月×日
舞台の興奮を鎮めつつも、次なる現場へのテンションを持続させるため、『UltraSevenX』の撮影現場へ。
実は、本日にて、撮影自体はオールアップなのです。
最終話の監督は、もちろん、わが“盟友”でもあるメインの八木毅さん。

「撮影現場に入ると血が滾る!」

オールナイトの撮影ですが、やはり、久々に撮影現場に入ると、思わず血が滾るというか、おのずと湧き上がってくるワクワク感を禁じ得ません。
我ながら、本当に現場好きです。
レギュラーの重理久、トム、杏里ちゃん、全員元気で、ひと回り大きくなった感じで、初々しい頃を知る監督としては、とても嬉しかったです。
加えて、よく知った顔のスタッフ諸氏に再会すると、なんだか故郷に戻ってきたような、ほのぼのと暖かい気持ちになります。

撮影は順調に進み、ついにラストカット!
皆さん、本当にお疲れ様でした!
最終話の仕上がりが楽しみです。

記念撮影の後、スタジオでプチ打ち上げ。
嬉しさと同時に、一抹の寂しさも感じます。
が、僕の気持ちは、この現場でもらったパワーを含みつつ、次の現場へ向かっています。


「オールアップ! お疲れさま!」


■9月×日
調布にある、『ウルトラセブン』永遠のヒロイン、ひし美ゆり子さんのお店にて、『UltraSevenX』のスタッフ&キャストの慰労会。
ひし美さんは、いつお会いしても、元気かつ美しくて、毎度感激。
昨日よりもリラックスした重理久、トム、杏里ちゃん達と話しました。

が、残念ながら、打ち合わせがあった僕は途中退席。
その足で、新宿へ。
道中、頭を素早く仕事モードに切り替えます。
ドラマも、舞台も、すでによき思い出であり、本来の気持ちは、次なる戦場に向いているのです。
映画プロデューサーのHさんに会って、とあるバーにて、企画の打ち合わせを行いました。


■9月×日
午後、早稲田にあるスタジオにて、『UltraSevenX』の音打ち合わせ。
当たり前の話ですが、音が入ることで、映像が生きもし、死にもします。
なので、とても重要な打ち合わせです。

終えた足で、新宿へ直行。
椿屋珈琲店(ここ、元はあの“滝沢”ですね)にて、某出版社の担当者のFさんと、秘密の打ち合わせ。
続けて、某事務所の社長のHさん、音楽プロデューサーのMさん、イベンターのMさん、脚本家のKさんと、11月からスタートする、一風変わった芝居の打ち合わせ。
この芝居では、例によって僕は演出を担当するわけですが、今回は、主演女優さんはとても気心の知れた友人かつ、試みとしてとても面白いので、かなり楽しみであります。

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2007年8月下旬 パート2

■8月×日
本日は舞台の稽古がお休み。
溜まりに溜まった雑用を必死に片づけました。
そうこうしているうちに、あっという間に夕方に。

東銀座にて、女優のSちゃんと待ち合わせて、同じく女優の斉川あいちゃんの舞台『六畳一間で愛してる』を観劇。劇場で、スクリプターのSさん、助監督のT君とバッタリ。
舞台は、小品とはいえ、メチャクチャよくできていて、本当に最高でした。特に、今、自分は27人も登場人物が入り乱れる舞台の演出を担当しているので、より小人数のお芝居が、なんとなく羨ましく(笑) 斉川あいちゃんも、『ウルトラマンメビウス』の頃から比べると、役者としてかなり成長していて、とてもよかったです。かわいかったしね(笑)


■8月×日
税理士のK先生と、かなり久々に、表参道のカフェにて打ち合わせ。
消費税という法律のことを詳しくお聞きする。

終えた足で、砧にあるスタジオへ。
今日は、本編集と尺調整。
編集のYさんの、天才的テクニックもあって、わりと早めに終了。
なかなかよい出来になったのではないかと自負。

終るやいなや、赤坂へ向い、脚本家の小林雄次さんと合流。
蕎麦屋さんにて、ちょっと別件の打ち合わせを行ってから、シアターVへ。
本日は、舞台セットの作り込み。
合間をみて、関係する役者さん達だけを集めて、演出変更部分の稽古を行いました。
なぜかロビーを使わせてもらえないということで、客席前の空間にて。

撤収後、役者のR君、K君、脚本の小林さん、ウェブ会社の社長のSさんと、劇場近くのパスタ屋にて夕食。
先日、「今回の舞台の打ち上げにて、“梶組”に入れる役者さん達を発表します」、と公言してしまったのですが、最初から「舞台自体がそのオーディション」と伝えているわけで。そして、判断基準は、もう千回は言っていると思いますが(笑)、きわめてシンプル、“覚悟”と“犠牲”です。その二つを持たない、あるいはできない人達とは、縁がなかったものと、さっさと諦めようと思います。


■8月×日
朝から赤坂のシアターV。
終日、稽古の返しと場当たり。
秦さんの音楽と園山さんの衣装が、照明と音響に映えて、カッコいい!
しかし、まだまだ問題点多々。
映像と違う舞台の難しさを痛感。
とても勉強になります。

終了後、脚本の小林さん、音楽の秦さん、プロデューサーの戸沼さん、主演の水野大君と会食。
泣いても笑っても明日は本番初日。
とはいえ、実は、何の気負いも不安もない僕でした。
我ながら図太くなったもんだ……やれやれ。


■8月×日
朝から赤坂のシアターV。
いよいよ本日は本番初日。

Flower
「CBCさんよりお花をいただきました。」

その前に、直前ゲネプロ。
ここまで来たら、役者の皆さんを信じるしかありません。
僕は、成功よりも何よりも、みんなが怪我をしないことを望んでいます。
僕と、脚本の小林さんと、“梶組”のリーサルウェポンである小田井涼平君は楽屋が一緒ですが(役者と演出家が一つ屋根の下とは、これ如何に)、小林さんは健気にもスタッフとしても活躍中。

Room
「われわれの楽屋です。」

涼平君と僕がいた楽屋に、初舞台ということで、やや緊張気味の石川紗彩ちゃんが訪ねて来てくれたので、三人で“梶組”としての気合入れ。
その後、開演直前に、舞台上で、ひたすら神に祈りました。

Saayasan
「梶組の看板女優である石川紗彩ちゃん。」

そして、滞りなく、初日を終了。
“劇団☆新感線”の中島かずきさんが観劇に来て下さり、貴重なアドバイスをいただきました。
終演後、初日打ち上げにちらりと顔を出した後、脚本の小林さんと、表参道のファミレスにて反省会。


■8月×日
本番2日目。
脚本家の林さんと増田さん、役者の島津健太郎さんや山崎勝之君達が、多忙の中、観劇に来て下さいましたが……。
今日は、きわめて出来がよくありませんでした。
しかし、その大きな原因は、演出家としての僕や、脚本の小林さんにあったかもしれません。朝のダメ出しで、昨日の反省も踏まえて、ちょっと役者さん達を惑わせることを言ってしまったかも……と深く自己反省。
舞台が“生モノ”であることを、身を持って実感しました。

おまけに、小田井涼平君が、セットから転落するというハプニングがあり、一瞬、肝を冷やしました。が、そのハプニングを逆手にとって、演出以上の芝居を、涼平君は見事にこなしてくれました。
さすが、わが梶組のリーサルウェポン!
怪我がなくて幸いでした。

Ryohei
「わが梶組最強のリーサルウエポン・涼平国王と。」

終演後、やや肩を落とし気味に帰ったものの、そのうち「必ず盛り返してやる!」という思いが、ふつふつと湧いて来ました。
表参道の鮨屋にて、女優のSちゃんに付き合ってもらい、反省会。


■8月×日
午前中から、砧のスタジオにて、オールラッシュ。
いつもながら、目の肥えたお歴々に観られるわけで、少し緊張するのですが、なんとか、かなりの好評をいただいて、胸を撫で下ろしました。ただ、予算とスケジュールをきっちり守りきりつつ、自分のやりたいこともしっかりやらせてもらったので、まったく悔いはありませんでした。

終わった足で、脚本家の小林雄次さんと、赤坂のシアターVへ。
本番3日目。
プロデューサーの戸沼さんと、演出上の対立があったりして、初めてかなり不穏な空気が流れます。しかし、昨日のことがあったので、自己反省もこめつつ、演出を任された以上は、どんな意見が出ようとも自分のやり方を最後まで貫き通す覚悟を決めていました。
また、涼平君がセットから転落するというアクシデントもあったので、石川紗彩ちゃんにも付き合ってもらって、本番前、舞台上で必ずお祈りをすることにしました。
(2日目は、いろいろと邪魔が入って、お祈りができなかったのです)

そして、初の昼夜の2回興行へと突入。
この結果が……。
昼の部は、細かく気になったところはあったものの、今までで最高の出来でした。
というか、僕がイメージしていた舞台に一番近い出来で、昨日とは雲泥の差だったのです。
つまり、アクションやギャグではなく、芝居全体のボルテージの高さです。
「やった!」と思いました。

しかし、クライマックスの最終場で、思わず声をあげそうになりました。
サルガミ王女役の本倉さつきちゃんが、殺陣の途中で、瞬間的に階段から足をすべらせのがわかったからです。
が、彼女の圧倒的な気迫と演技の前に、声を出すことも、立ち上がることもできません。
終了後、楽屋口で、まずはみんなに「最高だった!」と声をかけつつ、本倉さつきちゃんの様子をうかがいに。実は、昔、多少武道を齧った経験から、ある程度の症状を把握して、すぐに病院への搬送の手配をお願いしました。
今回の舞台では、稽古時から、本倉さつきちゃんの素晴らしい女優魂にやられっぱなしだったのですが、応急措置を受けて病院から帰ってきた彼女が、何事もなかったかのように、夜の部の本番に臨む姿は、神々しくもありました。片足がほとんど動かないため、立ち位置や殺陣など、多少演出を変更しましたが、違和感なく見事にこなしてくれます。その、いい意味で鬼気迫る姿に魅了されてか、他の役者さん達のボルテージも上がり、夜の部も最高の出来だったと思います。
さつきちゃんと、他のメンバー全員に、ひたすら拍手!

Satsukisan
「女優魂に感服! 本倉さつき女王様と。」

今日は、監督の菊地雄一さんはじめ、プロデューサーのSさんやOさんにも来ていただきました。
終演後、菊地監督も誘って、近くの居酒屋で役者さんと飲みました。
ある意味、本日が、本当の初日だったかもしれません。
この舞台に関わって、初めて飲む美味い酒でした。

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