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2007年10月中旬 パート2

■10月×日
撮影現場体質になっているせいか、午前5時には起床。
主婦のようにゴミ出しができるからいいや(笑)
ざざっと書類仕事を済ませて、一路、表参道へ。
と……。
今日は、いろいろと不快な出来事が(怒!)
まず、隣に座ったオヤジが臭い! 加齢臭は生理的なものだから、多少はやむをえないとしても、わけのわからんポマードとかの整髪料の臭いだけは、オレ、ダメです。
その後、地下鉄に乗ったら、なぜか、ウ○コの臭いが車内に充満!
一駅だけだったからよかったけど、死にそうになりました。
しかし、なぜにウ○コの臭いが……。
さらに、ずっとガマンして乗っている日本人乗客のフシギさよ。
事務所に着いたら着いたで、近隣の工事の騒音が、いよいよもってクライマックスに!
表参道は、今、開発ラッシュみたいで、あちこちで工事、工事、工事で、そりゃもう、大騒ぎさ!
しかし、工事の騒音は臭いよりはなぜか気にならないタチで、こちらも負けずに映画『1941』の景気のいいサントラをかけ続けて、仕事。

「元気が出るマーチ!」

午後、久々に砧にある円谷プロヘ。
早くも『UlrtraSevenX』のDVD用のインタビュー撮り。
僕の前がアクション監督の小池さんで、これまた久々の再会。
インタビューのほうは、当然、僕が監督させてもらった第6話と第7話の話がメインになったわけですが、つきるところ、「ひたすら楽しかった」という思い出だけがあります。
本当にキャスト&スタッフが、僕にとっては最高でした。
今さらながら、心からの感謝を! そして、願わくば、また再びみんなと現場を共にしたいです!
特にレギュラーの4人の若い役者さん達(エリク、トム、杏里ちゃん、早紀ちゃん)とは、いずれ必ずまた!
降り出した雨の中を、つらつら成城まで歩きつつ、いろいろと構想を練って、帰りました。

「ナマでポスターを初めて見ました(笑)」


「こちらが円谷プロの男子トイレです。ということは女子トイレのシンボルキャラは当然……!」

で……なんとなく構想がまとまったので、夜は真面目に原稿を書きました。
角川書店の「コミックチャージ」でやらせていただいている『龍の首領』が、画はメチャクチャいいにもかかわらず、香港の漫画家パトリック・ユー君の原稿が落ちまくりで、原作者としてはヒジョ〜につらい状況。(漫画になって初めて作品として成立するわけで、哀しいかな、原作だけではどうにもならへんわけですね)
なので、致し方なく、別の原作の仕事も始めることにした次第です。(やはり、元々が漫画原作者の性か、最低一本は漫画原作を書いていたいのですよ。漫画、日本においては、やっぱり未だに小説や映画やテレビよりパワフルだし、面白いしね)

名優アル・パチーノのインタビュー本を読了。
さりげなく、そしてリラックスして語っていますが(インタビュアーが上手い!)役者さんにとっては、かなりためになる話が続々。
今は理解できなくても、将来的には必ず役に立つはずです。

「役者インタビューの傑作!」

香港で買ってきたDVDで『DragonInn』を。
日本版も出ていて、そちらも持っているのですが、ついつい香港で現地版を買ってしまったのです。
この作品を機に、マギー・チャンとブリジット・リンは海外でも注目を浴びるようになり、大女優への道を歩み始めたわけで、「香港のアクション映画なんて…フン!」とアホな勘違いをしている日本の若手女優の皆さん、サバイバルしたければ、騙されたと思って観てみなさい(笑)

「後半の怒涛の破天荒アクションは必見!」


■10月×日
朝から、引き続き、真面目に原稿。
いつしか、作家モードになっております。
今週末はまた大阪で監督やし、今月末からは舞台の演出家になって、その後、映画の脚本と漫画の原作と小説を書く予定が入ってきているので、交互にシフトで、ちょうどええ按配や。

午後から池袋へ。
過日、みんなで舞台観劇に来た時以来で久し振り。
さらに様が変わりつつあって、上京した時に初めて住んだ街の面影は、もはやほとんど残っていません。
その変わり様が、どうにも非人間的で、あまり好きになれないのは僕だけでしょうか。
ちょいと買い物をしてから、東京芸術劇場の中にあるカフェにて、漫画家の風狸けん先生と秘密の打ち合わせ。
東京味噌のナポリタンが、意外に美味!
(ちなみに、買い物は、来年の“ほぼ日手帳”。今期のレザーカバーの中で、一番目立つカラーはオレンジだったので、迷わず購入。目立つカラーでないと、すぐにどこに置いてあるかわからなくなるもんで)

「ほぼ日手帳2008 オレンジ・レザーバージョン」

その後、菊地雄一監督と待ち合わせて、観劇。
友人の女優、鈴木麻衣花ちゃんが出演している『また冬が来て…/IZO2』。
いわゆる“人斬り以蔵”と、その周囲の男達女達の物語でしたが、実は、この時代の話にとても弱いオレです。
実際はメチャクチャ大変な時代だったはずですが、少なくとも、男が男であり、女が女であり、日本という国そのものが激動の中にあったその時期にこそ、自分は生まれたかった……と思ったりすることがあるのです。
愛する女を振り切り、主君のために単身で死地に赴く以蔵の姿に、どうしても涙してしまうのです。
武市半平太の妻女、富子役の鈴木麻衣花ちゃん、和服がきれいに似合っていて、少女のようにチャーミングでありながら、人妻の色気もそこはかとなく表現していて、とてもよかったです。

「鈴木麻衣花ちゃんと。和服の人妻役がかなり似合ってました!」


■10月×日
午前中、例によって、書類仕事に忙殺されて、一行も原稿が書けず……って、自分のモチベーションのせいなんだけど。

午後から六本木へ。
買い物してから、大阪から横浜に移住してきた役者の堀川龍文君と待ち合わせて、映画『太陽が弾ける日』の特別試写会へと。
劇場の前で、友達の役者の加藤雅也さんにバッタリ。
映画は、小沢仁志さんの役者生活25周年映画と銘打たれているだけあって、気合入りまくりのストレート&ハード。
これを、ほとんど自主映画のノリで完成させてしまうところが、“小沢組”の凄さ。
小沢さんはじめ、加藤さん、小沢和義さん、金山一彦さん、本宮泰風さん、大沢樹生さん……全員が全編通じて、英語オンリーのセリフを違和感なく話しているところに舌を巻きつつ、いわゆる“ジャピーノ”の物語であることがかなり泣けました。
それほど大上段に構えなくても、日本人と日本という国の無責任さを、常日頃痛感することが多い身としては特に。
これは、単なるバイオレンス映画では決してないのです。

「ただのバイオレンスアクションムービーではない!」

終了後、小沢仁志さんに挨拶してから、堀川君と西麻布の渋い店にて夕食。
ノリが入って、夕食だけにとどまらず、そのまま飲みに。
さらに、デザイナーの友人のEちゃんも合流して、河岸を変えて。
とはいえ、二人が終電に間に合うまでにはお開きに。
いやいや、なんだかんだで、また楽しゅうございました。

マネージャーのSさんより、新篠まゆ先生と小手川ゆあ先生の新刊をいただきました。
新篠先生には、まだ直接お会いしたことはないのですが、いろいろと間接的な御縁があって、すでに他人とは思えず(笑)作品も最高にパワフル!
小手川先生には、ああ、なんと、サインまで入れていただきました!感激感動法悦境!

「メチャクチャ面白いです! 必読!」


「我が家の至宝です!」


■10月×日
昨日、六本木の書店で購入した『ニチゲー力』を読了。
日芸=日本大学芸術学部は僕の出身大学でありますが、この本でも書かれている通り、様々な意味で超越独立した学部でありました。
そして、今の業界に入ってひしひしとわかるのですが、いわゆる“日芸コネクション”は、決してオーバーな意味ではなく、ユダヤコネクションやチャイニーズコネクションなどに匹敵するパワーを持ち得る時が多々あるのです。
これは、他大学や他学部の人達には実感としてわからないでしょうが、簡単に言うと、「え、あなた日芸出身ですか? 私もそうです。だったら……」という言葉一つで、普通では開かないはずの扉が簡単に開くことが、今までに数知れずでした。
(留学生も多いので、海外でもこのコネクションは見事に活きています)
特に、僕の出た文芸学科というところは、日芸の中でも、特に“特異”な存在であったがために、得をしたことが多いのです。在学中は、まったく気づきませんでしたが……。 
日芸出といてよかったなあ。

「他大学他学部の方々には絶対にわからない"絆"が存在するのです!」

新幹線の込み具合を調べると、なんと、夕方以降はすべて満席!
いったいどうなっとるんじゃ?! と思いつつ、慌てて支度をして、事務所を飛び出し、東京駅へと向かいました。
とりあえず、午後の新幹線にて(それでもほぼ満席!)、一路新大阪へ。
車内では、音楽を聴きつつ、今度書く漫画原作のため、ひたすら資料本に目を通しました。
アッという間に新大阪に到着、プロジェクトアシスタントのT君に荷物を託し、梅田へ。
実は、あまりに寝ていなかったので、あらかじめ手を打ってあった場所で睡眠をとろうと思っていたのですが、どうにも目が覚えてきたため、予定を変更、書店を覗き(まただよ!)、新阪急ホテル内のカフェにて読書。
さらに、ヒルトンホテル内のカフェに移動して、ソウルメイトのRちゃんが仕事が終るまで待ち、同ホテル内の料理店で食事をしました。
その後、TOYOKI君達と合流、明日からの撮影の打ち合わせをば。
TOYOKI君の実家にて、ダウン。
ああ、しかし! 今日、雨の降る中をフラフラしたのがたたって、久し振りに風邪をひいてしまいました。
(屋内屋外、車内車外の温度差がありすぎるのがいかん!)
喉が痛くて、ピンチ!


■10月×日
例によって、ひたすら天候には恵まれる梶組、昨日の雨が嘘のように、けっこうな秋晴れであります。
しかし、僕は風邪で喉痛、薬とビタミンCでゴマかしつつ、それでも現場だと、またまた元気が出てしまう不思議。

午前中は、とある動物病院をお借りしての撮影。
大阪梶組最高最強女優のRisaちゃんと。

「大阪梶組、最愛最高の女優Risaちゃん」

しかし、何といっても一番の大物役者は、スタジオクランクインのアイドル犬、またまたインディーであります(笑)
ですが、今日は彼の調子もかなりよくて、なんとなく幸先よし。
ただ、現場前の道路交通量が多くて、なかなかに大変ではありました。
それでも予定通りに終了。

「すっかり大物役者の風格?!」

昼食後、場所を京都方面にあるアパートに移して、撮影を続行。
このアパート、そこだけ時間が止まってしまった感があったのと、造りがトライアングル型になっていて変わっていたこととで、ロケハン時に一撃で気に入った場所。
TOYOKI組常連役者の灰人君、そして、本編がなんとデビュー作になってしまう米田匡志君、舞台女優の岡島祐美ちゃんの三人が参加。
別に場所にあやかるわけではありませんが、この三人のトライアングルがおそろしく絶妙で、今までで一番“映画になった”感のある現場でありました。
灰人君のツボを押えたベテランらしい芝居、米田君の新人らしからぬ独特の雰囲気、祐美ちゃんのリアルな艶っぽさのブレンド!

「最高の死に様! 大阪美形キャラの米田匡志君」


「大阪大人女優の岡島祐美ちゃん。艶っぽい!」

結果、もっとも“梶カラー”の出たシーンが撮れました。
インディーもいい“演技”をしてくれたし、TOYOKI君の“階段落ち”パート2も、これまた絶妙!

終了後、事務所近くの居酒屋にてみんなで夕食。
明日は、ついに撮影最終日ですが(早かったです!)、とにかくハードスケジュールなので、風邪薬とビタミンCを呑んで、興奮冷めやらぬまま本日もTOYOKI家でダウン。

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