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2007年11月上旬 パート1

■11月×日
ハッと気がつくと、もう、11月ですね。
今年のスタート時に、まっさらのほぼ日手帳を見ながら、「きっとまた1年がアッという間なんだろうなあ」と思っていたら、まったくその通りでした(笑)
というわけで、今日も、午前中はメールの返事と書類仕事に勤しむワタクシ。

昼食の合間に、先日、満島ひかりちゃんのマネージャーのSさんからいただいた、目黒は御門屋のお菓子。
素晴らしいチョイスです。
さすが、超敏腕マネージャー!

「満島ひかりちゃんの超敏腕マネージャーSさんお薦めの、目黒は御門屋のお菓子」

表参道のファミレスにて、3月に行う舞台のプロデューサーであるYさんこと、和田小太郎さん、美人制作の重田さん、京極さんと打ち合わせ。
夏に『犬神戦記』の演出を担当した時は、まさか、ここまで連続して舞台の演出を行うことになるとは予想もしていなかったのですが、もう、完全にリベンジ魂に火が点いてしまったので(笑)止まらずです。
しかし、例によって、こんな超ペーペーの僕でも、一緒にやってくれるという人達に巡り会えるとは、本当に神様に感謝です。

次いで、いつものカフェにて、同じく舞台プロデューサーの三角大さんと打ち合わせ。
そこに、角川書店の僕の担当編集者である古里さんも合流して、お二人をお引き合わせのうえ、いろいろとお話。
この出会いがまた、いずれ、よい形で結実することを!

ちょっと急いで構想を練になければならない企画があり、一つ打ち合わせをキャンセルして、行きつけの蕎麦屋さんへ。
なぜ蕎麦かというと、あまり重いものを食べてしまうと頭が回らなくなってしまうからです。
映画の脚本を即攻で一段落させたので、次は漫画の原作を書かなければならないのですが……ううむ。


■11月×日
午前中、もはや日課で、メールの返事やら書類整理やら。
アッという間に午後。
ヤバい! と慌てて青山の稽古場へ。
プロジェクトアシスタントのT君と合流。

『ナイトメス』の稽古の4日目。
本日は衣装合わせも。
奈央ちゃん、唐橋君、金山君、各々が自分で靴や小道具を調達してきてくれて、まったく感謝あるのみです。
(奈央ちゃんも自らオレ好みの”赤い靴”を!)

「奈央ちゃん自身が探し回ってくれた本番用の赤い靴。感謝!」

いわゆるみんなで“手作り”というやつですが、ワタクシ、こういう作り方にひじょうにヨワイです(感涙!)
稽古は、第1幕と第2幕を集中的に。
(実は、今回の小林さんの脚本に“幕”はなかったのですが、唐橋君の命名による“1メス”“2メス”と切りのいいところで区切って、集中稽古しているわけであります)
奈央ちゃん、ドラマやVシネの撮影も並行しているにもかかわらず、かなりの長台詞を覚えなければならないので大変ですが、唐橋君、金山君含め、皆、“追い込み”の集中力が尋常ではない役者さん達なので、演出家としてはぜんぜん心配していません。
さらに、本日は、奈央ちゃんと金山君とでトークショーのリハーサルも。
唐橋君の適切なアドバイスも飛びつつ、これはメチャクチャ面白くて、本番も必見です!

「男子全員撃沈の奈央ちゃんの稽古中の体育座り! 男ってアホや……」

終了後、タクシーを飛ばして新宿へ。
大阪以来の役者の島津健太郎さん、恒例の(笑)菊地雄一監督、そして、僕が以前よりお会いしたかった女優のHちゃんと会食。
まったく偶然だったのですが、Hちゃんが島津さんと仕事を通じての友人だということが判明して、世の中狭いというか、望んでいると出逢いもかなうというか(島津さんには頭が上がりまへん)
週末で店が混み混みだったので、“炎のバーテンダー”藤田さんのバーへ。
いつもながら、お酒も料理も美味い!
Hちゃんと、いろいろと仕事の話ができたし、いつも以上にダメな菊地監督の姿も見れたし(菊地さん、すみません!他人のことは言えません、オレもそうや…自嘲)、楽しい一夜でありました。


■11月×日
お、今日は表参道は裏原宿に住む人々を日々悩ませ、怒らせている、わがまま勝手なビルの新築工事の大騒音がしねえなーと思ったら、早くも週末でした。
しかし、そんなことはいっさい関係のないワタクシの商売。

本日は、舞台の稽古が休みなので、またまた作家モードへとチェンジ。
まず、小説用のプロットというか、ベースになる重要な“シナリオ”を一気に書き上げて、編集者氏に送付しました。
今までに本当にありがたいことに、とても奇特な編集者諸氏に依頼されて、数冊の小説も出させていただいている僕ですが、その結果わかったことは、どこまでいっても僕は“漫画的映像的”人間であるということです。
そして、おそらくは小説家の人達が、文章を書いている時に得ているであろう“至福の快感”を、僕は、映像であれ舞台であれ、役者さん達(それもこれからの人達と!)との“現場”でしか得られないということにも気づいたのです。
なので、本来は小説というジャンルにはもっともむいていない人種なのですが、今回いただいた小説執筆のお話は、(1)編集者 (2)新しい試み という二つの大きな理由に拠って、ない才能を振り絞ってでもやろう、と僕に決意させたのです。
しかし、どれくらい時間かかるかなあ……先に謝っておきます!(大汗!)

次いで、映画の脚本の仕事で中断していた漫画の原作の執筆もリ・スタート。
こちらは、以前にも書きましたが、某誌の編集長に一度企画を没にされてしまったので、担当編集者のS氏とリベンジに燃えている原作です。
またまた真面目なオレ(笑)

とかなんとか朝から頑張っていたら、“盟友”の映画プロデューサーのCさんから、なんとしても観たかった『片腕マシンガール』(邦題です。ちなみに、基本的にはアメリカ映画です)のサンプルDVDが!
さっそく観始めたら……これが血と涙が躍る大傑作!
なぜか?

僕が、本格的に映像業界に参戦させていただいたのは、テレビシリーズの『エコエコアザラク』でしたが、その時から、自分の中にクリエイターとして追求したいテーマが一つあることを、はっきりと自覚したのであります。
「愛と哀しみのスーパーヒロイン」+「絶望の挑戦者」という、実にわかりやすい(笑)テーマが。
至純の愛のために戦うが、その戦いは決して幸せに報われることはなく、ただ哀しみに彩られるヒロイン。
どんな絶望的な状況下にあったとしても、自分が信じるもののために、巨大な敵に挑む女性。

そういうテーマを内包しているという意味でも、『片腕マシンガール』は、ワタクシ的には、本年度ベスト1日本映画であります!(くどいようですが、ホンマはアメリカ映画です)
必見!

「本年度最高傑作!」

夕方まで執筆を続けて、周囲が暗くなったとみるや、外へ飛び出して、即攻で自宅へとUターン。
なぜか?
表参道界隈のショップは、けっこう閉店時間が早くて、暗くなると、人通りがガクンと少なくなるからです。
で……久々の自宅でも、本日は夜中までひたすら執筆。
ホンマに真面目や、オレ。(でも、誰も褒めてはくれない……泣!)


■11月×日
昨晩、執筆のヒートアップをクールダウンさせようと、DVDで映画を観始めてしまったら、いつものことながらやめられなくなってしまい(笑)、ちょっと朝寝坊してしまいました。
それにしても……メチャクチャいい天気や!
本日も稽古は休みなので、引き続き作家モードを続行。

休日のこんなに天気のいい日であれば、きっと、彼氏彼女とデートしたりしている人が多いことでしょう。
その一方で……。
ワークショップの費用を得るために健気にアルバイトしている人、今日も仕事のかたわら必死にセリフを覚えている人、勉強のためにカップルだらけの映画館で一人映画を観ている人、やはり一人図書館で脚本や戯曲を読んでいる人、小道具や衣装を自ら足を棒にして探し回っている人……そういう若い役者さん達が僕の周りにはいます。
彼氏彼女とデートするなとは言いません。
ただ、僕はやはり、仲間がそうやって遊んでいる間にも、懸命に努力している子達を可能な限りバックアップしてあげたいのです。チャンスを与えてあけだいのです。そういう子達と一緒にやっていきたいのです。
彼らのその努力は、いずれ必ず、彼氏彼女と遊んでいた子達をはるかに大きく引き離す形で、見事な果実となって結実するはずです。

というわけで、僕も孤独に原稿を書き続けました。
実るといいなあ(笑)

合間に、3月に演出を担当する舞台の役者さんの選定作業。
来週あたりから本決めしていかなければならないので、かなりリアルな作業になってきます。
(来年は、舞台と並行して、映画やテレビドラマの企画も水面下で進行しているため、その役者さん達の選定作業も今から行っていて、直接声をかけたり、マネージャーさんに連絡したりしています)
僕の選定基準は、常々ここに書いている通りですが(笑)毎回必ず声をかける人もいれば、二度とありえない人もいます。
それもまた人生や。(なんのこっちゃ?!)

ちなみに、昨晩、眠れなくなった映画は『シルミド』。
再観でしたが、やっぱり、いい映画は何度観ても……!
でも、こういう映画、今の日本映画界では絶対に作れませんね、残念ながら。
(日本映画界の現状は、斉藤守彦著『日本映画、崩壊〜邦画バブルはこうして終る』ダイヤモンド社刊、に詳しいですよ)

「今のたるみきった日本映画界では絶対に作れまい!」

夜、例によって人気がなくなったのを見計らって、表参道へとUターン。
表参道もガラガラで気分よし。
ですが、まだ仕事は終らず、原稿を書き続け、なんとかアップして、担当編集者のSさんに送付。
さて、明日から、また演劇ツアーの稽古であります。


■11月×日
昨晩、寝る前に読み始めた本がやたらと面白く(小説ではなく、ノンフィクション)、いつも以上に睡眠不足。
午前中、いつものことで、メールの返事やら書類の整理やら。
アッという間に昼になり、ざざっと昼食を摂って、外へ。

今日から、稽古場の場所が、青山から目黒のほうに変わったので、歯科医院に行く時以外では、久々の電車通勤。
思いっきり演劇の稽古場っぽい場所で、異様にカビ臭い(笑)
なんだか剣道部の部室とかを想像させる場所ですが(笑)それほど嫌いではないです、こういう空間。
とはいえ、喉を痛めてはいけないので、及川奈央ちゃん以下、全員マスク姿で防護。
しかし、みんなヤケにマスク姿が似合うのはなぜやねん?!

「全員の"青春時代"が想像できる集合写真(嘘ですよ〜笑)」

今日も、いつものように、和気藹々と、しかし、ゲネも迫ってきたので、そこはかとない緊張感も漂わせつつ。
さすがにカビの匂いがする稽古場では息が詰まるので、外へ出て、近くの伝統ある洋食屋さんにて夕食をば。
ここの“平成オムライス”がおいしかった!
(それにしても、全員が稽古用のジャージ姿で、髪の毛の色が異様で、おまけにマスクまでして、サラリーマンやOLの多い通りをフラフラ歩いている姿は、どう考えても“カタギ”の集団には見えまへん)

「これが"平成オムライス" おいしかったなぁ!」

その後も稽古を続行。
終えて、外へ出ると雨。
しかし、その雨の中を、奈央ちゃんはチラシを持って自ら宣伝活動へ。
その健気さには頭が下がります。
さすが、我らが座長!

というわけで、今週の金曜日、僕が監督した『UltraSevenX』第6話がオンエアになります。
ゲスト主役は、今回の『ナイトメス』でもいいコンビ振りを発揮している唐橋充君と及川奈央ちゃんです。
二人とも、梶組ゆえに(笑)今までとはイメージの異なる役で登場でしています。
ちなみに、金山孝之君もチラッと(笑)
(詳細は、インフォメーションの『UltraSevenX』のコーナー、監督コメントを御覧下され!)

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