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2007年11月下旬 パート1

■11月×日
……とか言っていたら、まったく仕事が終わらなくて、午前5時半の車組の出発時間に間に合わず。
やむをえず、自腹で(泣!)新幹線にて新潟へ。
東北新幹線は久々なれど、車内で読み始めた手塚治虫先生のある漫画が止まらなくなってしまい、困りやした。
越後湯沢は雪、そして新潟は雨でしたが、新幹線を降りた頃には止んでくれてセーフ。

ホテルにチェックインするやいなや、すぐにライブハウスへ。

「演劇ツアーのスタート地点!」

準備中の奈央ちゃん、唐橋君、金山君、そして奈央ちゃんの優秀な現場マネージャーのミカリンの元気な顔を見て、ホッ。
舞台のセッティングが整ってから、通して場当たり。
今回の演劇ツアーは、毎回異なるステージになるわけで、言うなれば毎日が“初日”。
それが緊張でもあり、面白くもあります。
アッという間に本番時間となり、いよいよ『及川奈央全国クラブサーキット演劇ツアー2007』のスタート!

「いよいよ初日スタート」


「奈央ちゃんの胸に光る"K"は、梶、小林、唐橋、金山のイニシァル! 嬉しすぎ!」

さすがに役者陣全員緊張しているも、それが初々しくて、逆に良。
まだ完璧とは言えないものの、集中稽古の成果が出ていて、満足。
お芝居の後、金山君ガチガチ(笑)、奈央ちゃんリラックスのトークショー。
もろもろ終了後、地元の居酒屋さんにて、全員で初日打ち上げ。
みんなといろいろ話せて、またまた楽しい一夜でした。


■11月×日
本日は、プロモーター兼音響の宮本さん、照明のアッキー、舞台監督補の斉藤君と共に、早朝出発の車移動にて、郡山へ。
実は、どちらかというと電車移動よりも、車移動のほうが好きです、オレ。
しかし、あの高速バスというやつだけは、どうにも乗る気になりませんが……。
道中は、ひたすら雪景色。

「新潟〜郡山間は一面の雪景色」

車内、途中休憩に寄ったドライブインにて、“交換日記”を書きました。
次は、奈央ちゃんのスーパー頼もしくて、かつキューティーな現場マネージャーのミカリンへとバチンタッチ!

「郡山の歩道を歩いていたオブジェ」

郡山のライブハウスは、造りがかなり良。
電車で移動して来る奈央ちゃん達とホテルで合流して、近くの鯛焼き屋さんで鯛焼きをば。
(でも、食べたかったのはオレだけみたい……孤独!)

「これが件の鯛焼きです」

本日は、ステージが本当によかったので、かるくきっかけの場当たりだけやって、イザ本番!
どういうわけか、初めて(笑)役者全員の立ち位置がパーフェクト!
そして、アッキーの作る照明も最高で、“画”的には、僕がイメージしていたものが、ほぼ完全に具現化された形となりました。
よかった、よかった!
奈央ちゃんといえば、急な取材が入って、なんと! 東京へとUターン!
まったくお疲れ様です!

こちとらは、唐橋君の御実家で造っているという日本酒(これが、本当に超美味!)をいただいて、ホテルにて完全ダウン!


■11月×日
早朝、目覚めて、一人でガツガツと朝食を。
“現場”にいると、やたらとエネルギー満々で、酒は呑むわ、モノを食べるわ、短時間爆睡だわ、やはり尋常モードではありません。
それにしても、唐橋君の御実家のお酒は、まったく尾を曳かない名酒!

一旦、またまた自腹で(苦笑)東京へリターン。
次の石巻からは、予算の都合とやらで僕が同行できないため(泣!)、東京駅の“ジモン”にてランチがてら(やっぱり、ハンバーグが最高!)、金山君に奈央ちゃんのボディガード業務を真剣に託しました。

表参道に戻って来ると、かなりホッとします。
でも、気づいたら祝日とかで、いつもながらの凄い人出。
もちろん、そんな状態の外にはいっさい出ず、事務所にて、さっそく溜まっていた仕事の片付けを開始。

先日注文しておいた伴杏里ちゃんの御実家でもある“アンジュ・ブラン”からお菓子が届きました。
パッケージ美しく、味も美味!
さすが世界的なパティシエのお父上!

「アンジュ・プランのスペシャルスイーツ!」

夜、人気が途絶え気味になった頃を見計らって、即攻で自宅へ。
車中、本を読んでいたら爆睡してしまい、危うく乗り過ごすところでありました。
やれやれ。


■11月×日
久々に自宅にて、心ゆくまで睡眠。
起きると、またまたエネルギー満タン!
が……前記の通り“現場”に出られないので、そのエネルギーを強引に作家モードへとチェンジ。
それでも、景気づけにストーンズのライブDVD『フォー・フリックス』をかけっ放しにして仕事を。
そして、いろいろと食べまくり(笑)

「何はともあれ、ストーンズも元気をくれます!」

漫画の原作を1本仕上げて、担当編集者のRさんにメール送付。
次いで、映画の企画書にとりかかりつつも、ついついDVDで映画を。
何の気なしに観始めた、溜まっていた映画の1本なれど、これが予想外の収穫。
今関わっている仕事と微妙に関係があるので、タイトルは公表できないのですが、韓国映画で、主演の女優さんの“表情”の演技が圧倒的に素晴らしい!
(ここに名前は書けないのですが、まだ若いながら、いろいろな作品で主演を務めている韓国映画のトップ女優の一人ですが、この映画で明らかに演技の幅が“進歩”しています)
天性の才能(これだけはいくら努力しても、残念ながら無理)を感じさせる韓国の女優さんの筆頭は、ワタクシの場合、なんといってもチョン・ジヒョンですが、この映画の女優さんもよかった!


■11月×日
午前中、映画の企画書を仕上げて、プロデューサーのHさんにメール送付。

またまたストーンズのCDをかけまくって、別の漫画の原作にとりかかりました。
これらすべて依頼原稿ではないのですが、思いついたアイディアは、すぐに形にしてしまわないと、どうも気が済まない性格になりつつあります(笑)
そして、アイディアのカラーによって、これは映画、これはテレビ、これは漫画原作、これは小説……と振り分けるというか、そのアイディアに最も適すると思われるメディアで形にするのがベストだと。
採用されるかどうかはわかりませんが(笑)

合間に、本日から、再び石巻〜仙台と回る及川奈央演劇ツアーの共演者兼ボディガードの金山君より、状況報告。
(もはや自腹では身がもたず、泣く泣く東京にとどまって仕事しているわけです、演出家のオレは)
いずれにせよ、石巻の舞台は滞りなく終了した模様で、ホッとひと安心。

いつも通り、夜、人気の少なくなったところを見計らって、表参道へとUターン。
車中、ひじょうに興味深い本を読むも、原稿書きの疲れからか、爆睡。
我ながら呆れますわ(自嘲)

というわけで、以下、石巻から届いた金山君のレポートです。
(写真はなし……残念!)

東京から新幹線で約1時間半、仙台に着いて仙石線に乗り換えて1時間、途中松島海岸を通過するときにみんなすぐ真下にある海にはしゃいでいました。
ゴレンジャーのペインティングされた電車で石巻に到着。そう、宮城県は石ノ森章太郎氏の故郷でもあるんですね。誰もいない駅周辺に安心して、みんなでデパートのレストランへ。
その後劇場へ。舞台裏から楽屋への通路が急に普通の家みたいな作りになっていて、物置部屋があったり廊下には裸電球、楽屋は…家です(笑)
中目黒の稽古場の時のような不思議なテンションでみんな集中してました。
石巻のお客さんは温かく、じっと見守ってくれててパワーをいただけました。
今回は音響の宮本さんも役者の気持ちになって調整していただけたのではないでしょうか。
スタッフのみなさん、ライブハウスのオーナーさん、店長さん、みなさんの力でとてもスピーディーに作業が進みました。
今回は唐橋さんも言ってましたが初日が出たんじゃないかと思います。
その後の打ち上げで行ったお店では美味しい海の幸の鍋やお寿司と日本酒でみなさんとても盛り上がっていました。
本当にお客さんが喜んでくれてました。
奈央ちゃんも唐橋さんも喜んでいました。
ホテルに戻り奈央ちゃん唐橋さんミカリンと部屋に集まって、奈央ちゃんが唐橋さんの髪をカットしてあげてました(笑)
それがとても上手くて唐橋さん大満足でとても楽しい時間でした。
石巻レポートでした!

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2007年11月中旬 パート2

■11月×日
早く起きたはずなのに、なんだかんだと書類を整理しているうちに、あっという間に午後。
ヤバい!と慌てて外に飛び出して、いつものカフェで、「コミックチャージ」の担当の古里さん、漫画家のNさんと打ち合わせ。
以前にも書きましたが、現在同誌でやっている(とても連載中とは書けません)『龍の首領』の担当漫画家のパトリック・ユー君の原稿が落ちまっくていて(泣!)、そろそろ原作者としても限界ですわ、ということで新しい企画を考えているのであります。
古里さんと別件の打ち合わせを終えてから、品川へ。

久々の歯科。
……と思っていたら、いきなりの抜歯!
しかし、あまり痛くなったです。
さすがのテクニック!
とは言いながら、もちろん、後でじわじわ鈍痛がくることはわかっていたので、処方してもらった抗生物質と鎮痛剤を“隠れ家カフェ”で呑みました。

予定していた打ち合わせが飛んだので、ここぞとばかりに自宅へ。
うかうかしていると一か月近く自宅へ帰ることができない状態なもんで。
某誌用の漫画原作の2稿目を仕上げて、担当のSさんへ送付。
その後、DVDで映画を観まくりながら、別の仕事を。
で……監督した『UltraSevenX』第7話のオンエア。
終了後、今回のゲスト主役だった石川紗彩ちゃんと小田井涼平君より連絡をいただきました。
お二人に感謝!


■11月×日
午前中、様々な雑用を一気に片付けて、再び表参道へ。
本日は久々に日中移動だったので、さすがに人が多いっす。
事務所にて、再び原稿。

夕方、人通りの少ない裏道を使いつつ、新宿へ。
最近、一番気に入っているジュンク堂書店へ行き、資料本を購入。

友人の女優のYちゃんと待ち合わせて、シアターモリエールへ。
七枝実君(彼は、僕が監督した『GARO〜牙狼』にも出演してくれています。
舞台役者としてはなかなかの人気者なのです)が出演している舞台『壁を叩け 歌を叫べ』を観劇。
劇場空間をフルに使っての、ひたすら熱い芝居!
駆け出しペーペー演出家としては、とても勉強になりました。

終演後、七枝君、山崎勝之君(DVD版『ウルトラセブン』主役!)、彼らが所属する事務所の社長のIさんと、近くのもつ鍋屋さんにて会食。
(コーディネイトをいきなり女優のYちゃんにお願いしてしまい、本当にすんません! ダメな男達でした!)
I社長、いつもながらの熱い喋りで圧巻!


■11月×日
早朝、久々に新宿のスバルビル前へ。
勝手知ったる制作のT君、「コミックチャージ」の担当編集者の古里さんと待ち合わせて、都内某所へ車移動。
ジャッキー・チェン主演の新作映画のロケ現場へ。

現場へ着いてみると、案の定(笑)、僕の師匠である撮影監督のアーサー・ウォンさんは降板していて、別の人がカメラを担当しておりました。
これじゃ、知ってる顔はT君だけかなあと思っていたら、かつて『マギー‘s犬Jr.』で一緒だったプロデューサーのIさんの顔が。
やはり、業界は狭いです。
T君がコーディネイトしている料理人の金萬福さんに御挨拶。
その後、『UltraSevenX』のエリクと杏里ちゃんも呼んで、みんなで現場見学。
名監督のイー・トンシンの落ち着いた演出振り、ジャッキー・チェン、ダニエル・ウーの演技が生で観れて収穫。
それにしても……寒かった!
エリクや杏里ちゃんとランチ&お茶しながら、「撮影は、なんだかんだで、冬よりは夏のほうがいいね〜」という話。
そういえば、『UltraSevenX』の梶組の撮影はド真夏でしたが、今や冬、本当に時が経つのは早いです。

なんでも朝まで撮影するという元気いっぱいの香港日本混成撮影隊を後に解散、僕はまたまた新宿のジュンク堂へ。
昨日買い忘れていた資料本を購入。
帰ってから、原稿の続きを書いて、担当編集者のSさんに送付しました。
その後、あえなくダウン。


■11月×日
早起きして、品川まで歯の治療へ。
で……帰りにまたまた書店に寄ってしまいました。
表参道に戻って、何かと時間がなく、ドタバタ。
いずれにせよ、近所のバカ工事の大騒音でドカドカ。

いつものカフェで、女優のHちゃんのマネージャーさんのIさんとお会いしました。
Hちゃんも、僕がずっと一緒に仕事をしたいと思い続けている女優さんの一人で、まだまだ“眠れる獅子”。
いい形で企画を推進すべく頑張るつもりで、とりあえず、彼女を主演に考えてる原作本をお渡ししました。

終えた足で、外苑前の稽古場へ。
事実上、本日が、ツアー前の最終稽古。

「熱心に台本を検討中の役者陣を隠し撮り!」

ゲネプロを受けて、音と音楽と照明の最終確認。
座長の奈央ちゃんはじめ、唐橋君も金山君も、短期間でよく頑張ってくれました。
(特に奈央ちゃんは、違うキャラクターを演じる仕事を並行させながらだったので、まったくたいしたもんです)
奈央ちゃんの事務所の社長さんから、手作りの夕食とお団子の差し入れ。

「奈央ちゃんの事務所の社長さんからの差し入れがズラリ!」

これがまた、ホンマに美味でありました! ありがとうございます!
奈央ちゃんの声で、場内アンウンスを録って、終了。
明日、役者さん達だけの自主稽古を残すのみとなりました。

終了後、脚本の小林さん、音楽兼プロデューサーの元倉さんとかるくお茶。
その後、青山の某社に行って、プロデューサーのHさん、Kさんと、秘密の企画の打ち合わせを。
本日も、一日がアッという間でございました。
もろもろ感謝!

「某社のロビーにあったパープルのクリスマスツリー」


■11月×日
本日は、ひたすら打ち合わせの一日。
とはいえ……。

まずは、外苑前の稽古場を訪ねて、ラストの自主稽古前の役者さん達を陣中見舞い。
いよいよ明日から“及川奈央一座”出陣です!

「いよいよ明日から及川奈央一座出陣! 唐橋君、テレてます(笑)」

そこから、怒涛の連続打ち合わせ!
JCMのマネージャーのKさんと待ち合わせて、某出版社にて、編集者のSさん、Oさんと!
次いで、渋谷まで戻り、某社のプロデューサーのYさんと!
その後、同じく渋谷にある某社のプロデューサーのHさんと!
さらに、その足で、再びマネージャーのKさんと合流して、某社のプロデューサーのCさん、Nさんと!
合間に、慌しくサンドイッチなどを食べ、〆はマネージャーのKさんと九州ラーメンで。
さすがに、ややグロッキー。

なのに、明日は、朝の5時半出発ときた!
マジで勘弁してくだせえよ、旦那!(笑)

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2007年11月中旬 パート1

■11月×日
早朝に飛び起き、久々に自宅へと。
休日のかなりの早朝にもかかわらず、すでに電車が混雑気味。
皆さん、こんなに早くからどこへ行きはるんでしょう?
もし明日の朝から仕事であれば、オレはずっと家にいて、エネルギーを蓄えるけどなあ。
家族にせがまれて、疲れた躰にムチ打って、無理やりどこかへ出かけている親父さんも多いという話を聞きますが、あんた、そりゃ無茶や、早死にしまっせ。

作家モードに瞬間シフトして、ずっと延び延びになっていた漫画の原作の仕事をば。
合間に、例によって、DVDでお勉強。
今日は、ある昔の日本のテレビドラマを。
その密度の濃い作り方に感心。
そういう時代も確かにあったことを考えると、ある作家さんが言っていたように、今の日本のテレビドラマはただのガキの“おやつ”かも。

明日はまた舞台の稽古があるので、夜には表参道へとって返しました。
が、まだ、頭の中は作家モード。
で……先日から事務所のエアコンがブッ壊れていて、寒い(笑)
そんな中で、原稿を書きました。
なんだか、冷暖房がなかった頃の学生時代を思い出すなあ(笑)

お、そういえば小田井涼平君のカレンダーのサンプルが。
相変わらず、キメてますなあ(笑)
今週は、『UltraSevenX』第7話のオンエアがあります。
ファンの方は、彼の色気ある“眼の演技”に御注目を!

「涼平君カレンダーのベストショットの1枚!」


■11月×日
本日は、またまた外苑前のスタジオに戻って、ゲネプロ前、最後の稽古でした。
ようやく音楽と音響があがってきて(汗!)照明との兼ね合いも考えながら。
役者さんの仕上がりはいい感じなので、あとは、すべてをうまく合致させる作業を公開ゲネプロ(通し稽古)で!(大汗!)
最後に、奈央ちゃんや僕も参加して、全員である“声”の録音。
お芝居のどこで使われるかは乞う御期待!
とりあえず、皆さん、稽古、お疲れ様でした!

終了後、久々に小田井涼平君と会って、舞台のプロデューサーの和田小太郎さんと長い打ち合わせ。
まだ詳細は公表できませんが、来年、涼平君と共に舞台でリベンジしたいと思っています!

奈央ちゃんから連絡。
衣装に必要な赤いベルトを、赤いハイヒールと同じく、また自ら探して買ってきてくれたとのこと。
まったく感謝以外の何ものでもありません、座長!

「またまた奈央ちゃんが自ら買ってきてくれた赤いベルト!」


■11月×日
パネルヒーターが届きました。
エアコンよりもうるさくないし、部屋が早く暖まって、値段のわりにはお買い得!
冷房が必要になる季節まで、別にエアコン壊れててもいいや(笑)

夕方、某社のプロデューサーのKさん、Hさんと共に、某大漫画家の先生の会社へ。
ガキの頃から尊敬しているその大漫画家の先生の作品の中で、いくつか映像化したいものがあり、そのお話をば。
実現までは、またまた遠い道程ですが、必死に頑張ってみます!

終えた足で、東京郊外に移転した某社まで。
こういうことでもなければ、まず来ないであろう場所。
女性社員の方に駅まで迎えに来ていただいてよかった……一人だったら、完全に迷子でした、オレ(笑)
社長のOさん以下、社員の方々と、ある秘密の企画の打ち合わせ。
終了後、Oさんの車で青山まで戻り、またまた隠れ家的お鮨屋さんを教えてもらい、堪能。
以前に教えてもらったカフェといい、今度、一人でフラリと来てみようと思いました。
さて、明日は、いよいよ及川奈央ちゃんの演劇ツアーのゲネプロであります。


■11月×日
プロジェクトアシスタントのT君と合流して、午前中から公開ゲネプロが行われる劇場へ。
実は、昔、住んでいたところに近い場所で、けっこう懐かしいものの、やはり、いろいろ様変わりしていて感慨深かったです。
準備まで時間があったので、またまた本屋で本を買ってしまい、近くのカフェでざっと目を通しました。

そして、いよいよ及川奈央一座の全国ライブハウス演劇ツアー『ナイトメス』の公開ゲネプロ、昼の部と夜の部のスタートです。
ゲネプロとは、“通し稽古”のことなので、実は、ぜんぜん気負いも何もないオレでした(笑)
なので、照明や音声をチェックしつつでありましたが、さすがに初めてのことで、予想通りといえば予想通りだったのですが、何かとトラブル続出で、観に来ていただいた皆さん、本当にすみません!
役者さん達にも罪はありません!(でも、案外、ゲネってこんなもんです)
当たり前ですが、本番は、もっともっとブラッシュアップしておりますので、乞う御期待!

「公開ゲネプロでの3人」


「舞台上の奈央ちゃんと唐橋君。決まってます!」

昼の部は、テレビや新聞のマスコミの方々。
奈央ちゃんとこじまよしおさんのトークが笑えました。
夜の部は、いろいろな人達に観に来ていただいて、本当に大感謝です!
『UltraSevenX』のヒロインの伴杏里ちゃん、“悪友”の菊地雄一監督、いつもながら(笑)ありがとうございます。

「公開ゲネプロを観に来てくれた伴杏里ちゃんと。お父さんの手作りお菓子をいただきました!」

奈央ちゃんとドラマで共演中の“名優”佐藤蛾次郎さんにお会いできたのも嬉しかったです。
終了後、オールキャスト&スタッフで慰労会&壮行会。
久々にみんなとゆっくりと呑めて、メチッャクチャ楽しかったです。
途中、『UltraSevenX』の主役のエリクが、わざわざ電話をくれて、これまた本当に感謝!

実は、今回、及川奈央一座では、奈央ちゃん、唐橋君、金山君、そして僕の4人で“交換日記”をやっています。
今日は僕の番でしたが、せっかくなので、脚本の小林さんにも入ってもらい、超久し振りに直筆で文章を書きました。
しかし、読めねえなあ、オレの字(自嘲)
みんな、ごめん!

「これが及川奈央一座の"交換日記"1冊目!」


■11月×日
午前中、いろいろと秘密の打ち合わせ。
来年の仕事のこともありますが、心の中では、年末も年明けも何もない僕は(笑)
まったくいつものように12月も来年1月も、めいっぱい仕事のスケジュールを組んでいる始末です。
毎月、無理やりにでも(笑)現場にいたいなあ。

いつもの表参道のカフェにて、某誌の担当編集者のSさんと、リベンジ企画の打ち合わせ。
この企画が通ったとしたら(笑)、某誌は、なかなかたいしたものです。

終えた足で、外苑前の稽古場へ。
まずは、奈央ちゃん達と今回の舞台の記事が載った各新聞を見て、ワイワイ。
その後、メインスタッフにも入ってもらって、公開ゲネプロを受けての反省会。
様々に出てきた問題点を洗い出して、本番までに一つずつ解決していくわけです。
稽古場の終了時間になっても、白熱した打ち合わせが終らず、ロビーで延々とやっていたら、借りているスタジオのオーナーさんからビールの差し入れ。
ちょうど切りもよかったので、その場で、全員で酒盛り(笑)
これがまた、打ち合わせの緊張も解けて、いやいや、かなり楽しかったです!

さて、今週は、僕が監督した『UltraSevenX』第7話のオンエアがあります。
先週オンエアの第6話は、皆さんのおかけで、関西で今までの最高視聴率をGET!
果たして第7話は?!
またインフォメーションのコーナーにて、よろしくお願い致します!

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2007年11月上旬 パート2

■11月×日
本日も、午前中はドタバタで、例によって例の如し。
午後から、稽古場へと通勤。
このあたりになって来ると、毎日、奈央ちゃん、唐橋君、金山君の顔を見ないと落ち着かない(笑)状態であります。
で、ひたすら稽古、稽古、稽古。
僕的にも役者さん的にも、かなりエンジンがかかってきた感じがあって、白熱した稽古になりました、今日は。
演出をするようになって初めて、役者さんのように自ら演じて見せてしまった時は、我ながら「あ〜あ」と穴に入りたい状態でしたが(自嘲)
でも、このメンバーでやっていると、思わず熱く躰が動いている自分がいて、『UltraSevenX』の現場の時のように楽しいのですよ。
奈央ちゃんの“華”、唐橋君の“リズム”、金山君の“異空間”が絶妙に混じり合って、なんとも面白いトライアングル。
(で、本日も全員怪しいマスク姿)

「今回の梶組の役者さん達の集合写真。マスクは本番のお芝居ではしていません(笑)」


■11月×日
本日は、稽古は休みでしたが、その代わり、打ち合わせの連続!
まず、昼すぎには青山の某社に行って、連続して2件。
表参道にとって返して、役者さんのマネージャーさんと連続して2件。
さすがにグロッキーになりつつも、今日は“菊地会”だったので、終えた足で新宿へ。
菊地雄一監督、役者の水野大君、スーツアクターの和田三四郎君と、先日の友人の女優さん達と会食。
みんな変わらず元気でよかった、よかった。
その後、菊地監督と二人で、行きつけの青山のバー、渋谷のバーとハシゴしてフラフラに。
稽古はなかったものの、本日もかなり充実した一日でありました。


■11月×日
午前中、僕の事務所にて、所属エージェントのJCMのマネージャーのKさんと打ち合わせ。
終えた足で、某社の副社長のOさんに車でピックアップしてもらい、裏原宿にある、知る人ぞ知る隠れ家レストランにてランチミーティング。
Oさんの話は相変わらず面白い!

すでに稽古時間が迫っていたので、慌てて稽古場へ。
今日の稽古も、ものすご〜く充実!
もちろん、演出家としては、役者さん達との間に“冷静な一線”を引いているのですが(でなければ、演出はできまへん)、このメンバーだとかなりの充足感があります。
奈央ちゃんのマネージャーのKさんの差し入れをいただきつつ、あっという間に時間が経って、夜。
今日は、座長の奈央ちゃんが行きつけのステーキ屋さんに、唐橋君、金山君、プロジェクトアシスタントのT君と共に連れて行ってもらい、みんなで仲良く夕食。
このステーキ屋さんが、奈央ちゃんの話に嘘偽りはなく、マジで肉が美味でした!
おまけにデザートまでサービスしてもらい、本当に本当に本当に! 楽しい時間を過ごせました。
奈央ちゃん、唐橋君とは、何度も書いていますが、亡くなった親友の映画ライター兼脚本家の新田隆男さんのお引き合わせによるものですが、そう考えると『UltraSevenX』も含め、運命としか言いようのないことが沢山あって、人生の不思議を感じます。

「これがサービスでいただいたデザート! アイスクリームが絶品でした!」


■11月×日
午前中、例によって例の如し。
午後から稽古場へ。
ゲネプロも迫ってきているので、ひたすら通し稽古。
ここまでくると、役者さん達の“気持ち”の動きまで、手に取るようにわかってきます。
そして、脚本よりも演出よりも僕が優先させるのは、何よりもその“気持ち”です。
役に入っている役者さん達こそが、脚本や演出を超えて役の人物をもっともわかっているわけで、その内的生理に従ってこそ、無理のない芝居になるはずなのです。
(これは、かの池波正太郎先生の受け売りですが)

夜、別の仕事の現場へ行く奈央ちゃんを見送ってから(彼女は本当にハードスケジュールをこなしています)、唐橋君、金山君と稽古場近くの店で夕食。
躰を動かしているせいか、ひたすら御飯が美味しい!

そして、仕事終わりの奈央ちゃんと再び合流して、僕の事務所にて、みんなで僕が監督した『UltraSevenX』第6話のオンエアを観ました。
新田隆男さんの席も作って、一緒に観るべく、新田さんが大好きだったビールを用意して、乾杯!
出演している役者さん達本人と監督した僕とが、一つの同じ思いを共有して、水いらずで共に作品を観るというのは(決して試写とかではなく)、まさしく永遠の至福でありました。
新田さんの思い出などを語り合って、明け方に解散。
さて、今日も稽古です!

「新田さん、みんなで一緒に観ましょう!」


■11月×日
午後より、稽古。
ラストスパートともいえる通し稽古の連続。
そして、本日で、この中目黒にある稽古場は最後です。
最初に来た時は、御世辞にも綺麗とはいえない場所に、「外苑前の稽古場のほうがよかったな〜」と思ったものですが、今や僕も役者さん達も離れ難い愛着を抱いています。
これが、芝居専用の稽古場の不思議な魅力かもしれません。
それで、本日は、みんなで稽古場にて、初めて夕食。
久々のケンタッキーフライドチキンでしたが、どこで食べるよりも美味でした。
稽古終わりに、みんなで稽古場に「ありがとうございました!」と御礼を。
残すところ、稽古日はあと一日となりました。

「ケンタッキーからの回し者じゃありません」


「中学生レベルの役者達に呆れる演出家の図(笑)」

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2007年11月上旬 パート1

■11月×日
ハッと気がつくと、もう、11月ですね。
今年のスタート時に、まっさらのほぼ日手帳を見ながら、「きっとまた1年がアッという間なんだろうなあ」と思っていたら、まったくその通りでした(笑)
というわけで、今日も、午前中はメールの返事と書類仕事に勤しむワタクシ。

昼食の合間に、先日、満島ひかりちゃんのマネージャーのSさんからいただいた、目黒は御門屋のお菓子。
素晴らしいチョイスです。
さすが、超敏腕マネージャー!

「満島ひかりちゃんの超敏腕マネージャーSさんお薦めの、目黒は御門屋のお菓子」

表参道のファミレスにて、3月に行う舞台のプロデューサーであるYさんこと、和田小太郎さん、美人制作の重田さん、京極さんと打ち合わせ。
夏に『犬神戦記』の演出を担当した時は、まさか、ここまで連続して舞台の演出を行うことになるとは予想もしていなかったのですが、もう、完全にリベンジ魂に火が点いてしまったので(笑)止まらずです。
しかし、例によって、こんな超ペーペーの僕でも、一緒にやってくれるという人達に巡り会えるとは、本当に神様に感謝です。

次いで、いつものカフェにて、同じく舞台プロデューサーの三角大さんと打ち合わせ。
そこに、角川書店の僕の担当編集者である古里さんも合流して、お二人をお引き合わせのうえ、いろいろとお話。
この出会いがまた、いずれ、よい形で結実することを!

ちょっと急いで構想を練になければならない企画があり、一つ打ち合わせをキャンセルして、行きつけの蕎麦屋さんへ。
なぜ蕎麦かというと、あまり重いものを食べてしまうと頭が回らなくなってしまうからです。
映画の脚本を即攻で一段落させたので、次は漫画の原作を書かなければならないのですが……ううむ。


■11月×日
午前中、もはや日課で、メールの返事やら書類整理やら。
アッという間に午後。
ヤバい! と慌てて青山の稽古場へ。
プロジェクトアシスタントのT君と合流。

『ナイトメス』の稽古の4日目。
本日は衣装合わせも。
奈央ちゃん、唐橋君、金山君、各々が自分で靴や小道具を調達してきてくれて、まったく感謝あるのみです。
(奈央ちゃんも自らオレ好みの”赤い靴”を!)

「奈央ちゃん自身が探し回ってくれた本番用の赤い靴。感謝!」

いわゆるみんなで“手作り”というやつですが、ワタクシ、こういう作り方にひじょうにヨワイです(感涙!)
稽古は、第1幕と第2幕を集中的に。
(実は、今回の小林さんの脚本に“幕”はなかったのですが、唐橋君の命名による“1メス”“2メス”と切りのいいところで区切って、集中稽古しているわけであります)
奈央ちゃん、ドラマやVシネの撮影も並行しているにもかかわらず、かなりの長台詞を覚えなければならないので大変ですが、唐橋君、金山君含め、皆、“追い込み”の集中力が尋常ではない役者さん達なので、演出家としてはぜんぜん心配していません。
さらに、本日は、奈央ちゃんと金山君とでトークショーのリハーサルも。
唐橋君の適切なアドバイスも飛びつつ、これはメチャクチャ面白くて、本番も必見です!

「男子全員撃沈の奈央ちゃんの稽古中の体育座り! 男ってアホや……」

終了後、タクシーを飛ばして新宿へ。
大阪以来の役者の島津健太郎さん、恒例の(笑)菊地雄一監督、そして、僕が以前よりお会いしたかった女優のHちゃんと会食。
まったく偶然だったのですが、Hちゃんが島津さんと仕事を通じての友人だということが判明して、世の中狭いというか、望んでいると出逢いもかなうというか(島津さんには頭が上がりまへん)
週末で店が混み混みだったので、“炎のバーテンダー”藤田さんのバーへ。
いつもながら、お酒も料理も美味い!
Hちゃんと、いろいろと仕事の話ができたし、いつも以上にダメな菊地監督の姿も見れたし(菊地さん、すみません!他人のことは言えません、オレもそうや…自嘲)、楽しい一夜でありました。


■11月×日
お、今日は表参道は裏原宿に住む人々を日々悩ませ、怒らせている、わがまま勝手なビルの新築工事の大騒音がしねえなーと思ったら、早くも週末でした。
しかし、そんなことはいっさい関係のないワタクシの商売。

本日は、舞台の稽古が休みなので、またまた作家モードへとチェンジ。
まず、小説用のプロットというか、ベースになる重要な“シナリオ”を一気に書き上げて、編集者氏に送付しました。
今までに本当にありがたいことに、とても奇特な編集者諸氏に依頼されて、数冊の小説も出させていただいている僕ですが、その結果わかったことは、どこまでいっても僕は“漫画的映像的”人間であるということです。
そして、おそらくは小説家の人達が、文章を書いている時に得ているであろう“至福の快感”を、僕は、映像であれ舞台であれ、役者さん達(それもこれからの人達と!)との“現場”でしか得られないということにも気づいたのです。
なので、本来は小説というジャンルにはもっともむいていない人種なのですが、今回いただいた小説執筆のお話は、(1)編集者 (2)新しい試み という二つの大きな理由に拠って、ない才能を振り絞ってでもやろう、と僕に決意させたのです。
しかし、どれくらい時間かかるかなあ……先に謝っておきます!(大汗!)

次いで、映画の脚本の仕事で中断していた漫画の原作の執筆もリ・スタート。
こちらは、以前にも書きましたが、某誌の編集長に一度企画を没にされてしまったので、担当編集者のS氏とリベンジに燃えている原作です。
またまた真面目なオレ(笑)

とかなんとか朝から頑張っていたら、“盟友”の映画プロデューサーのCさんから、なんとしても観たかった『片腕マシンガール』(邦題です。ちなみに、基本的にはアメリカ映画です)のサンプルDVDが!
さっそく観始めたら……これが血と涙が躍る大傑作!
なぜか?

僕が、本格的に映像業界に参戦させていただいたのは、テレビシリーズの『エコエコアザラク』でしたが、その時から、自分の中にクリエイターとして追求したいテーマが一つあることを、はっきりと自覚したのであります。
「愛と哀しみのスーパーヒロイン」+「絶望の挑戦者」という、実にわかりやすい(笑)テーマが。
至純の愛のために戦うが、その戦いは決して幸せに報われることはなく、ただ哀しみに彩られるヒロイン。
どんな絶望的な状況下にあったとしても、自分が信じるもののために、巨大な敵に挑む女性。

そういうテーマを内包しているという意味でも、『片腕マシンガール』は、ワタクシ的には、本年度ベスト1日本映画であります!(くどいようですが、ホンマはアメリカ映画です)
必見!

「本年度最高傑作!」

夕方まで執筆を続けて、周囲が暗くなったとみるや、外へ飛び出して、即攻で自宅へとUターン。
なぜか?
表参道界隈のショップは、けっこう閉店時間が早くて、暗くなると、人通りがガクンと少なくなるからです。
で……久々の自宅でも、本日は夜中までひたすら執筆。
ホンマに真面目や、オレ。(でも、誰も褒めてはくれない……泣!)


■11月×日
昨晩、執筆のヒートアップをクールダウンさせようと、DVDで映画を観始めてしまったら、いつものことながらやめられなくなってしまい(笑)、ちょっと朝寝坊してしまいました。
それにしても……メチャクチャいい天気や!
本日も稽古は休みなので、引き続き作家モードを続行。

休日のこんなに天気のいい日であれば、きっと、彼氏彼女とデートしたりしている人が多いことでしょう。
その一方で……。
ワークショップの費用を得るために健気にアルバイトしている人、今日も仕事のかたわら必死にセリフを覚えている人、勉強のためにカップルだらけの映画館で一人映画を観ている人、やはり一人図書館で脚本や戯曲を読んでいる人、小道具や衣装を自ら足を棒にして探し回っている人……そういう若い役者さん達が僕の周りにはいます。
彼氏彼女とデートするなとは言いません。
ただ、僕はやはり、仲間がそうやって遊んでいる間にも、懸命に努力している子達を可能な限りバックアップしてあげたいのです。チャンスを与えてあけだいのです。そういう子達と一緒にやっていきたいのです。
彼らのその努力は、いずれ必ず、彼氏彼女と遊んでいた子達をはるかに大きく引き離す形で、見事な果実となって結実するはずです。

というわけで、僕も孤独に原稿を書き続けました。
実るといいなあ(笑)

合間に、3月に演出を担当する舞台の役者さんの選定作業。
来週あたりから本決めしていかなければならないので、かなりリアルな作業になってきます。
(来年は、舞台と並行して、映画やテレビドラマの企画も水面下で進行しているため、その役者さん達の選定作業も今から行っていて、直接声をかけたり、マネージャーさんに連絡したりしています)
僕の選定基準は、常々ここに書いている通りですが(笑)毎回必ず声をかける人もいれば、二度とありえない人もいます。
それもまた人生や。(なんのこっちゃ?!)

ちなみに、昨晩、眠れなくなった映画は『シルミド』。
再観でしたが、やっぱり、いい映画は何度観ても……!
でも、こういう映画、今の日本映画界では絶対に作れませんね、残念ながら。
(日本映画界の現状は、斉藤守彦著『日本映画、崩壊〜邦画バブルはこうして終る』ダイヤモンド社刊、に詳しいですよ)

「今のたるみきった日本映画界では絶対に作れまい!」

夜、例によって人気がなくなったのを見計らって、表参道へとUターン。
表参道もガラガラで気分よし。
ですが、まだ仕事は終らず、原稿を書き続け、なんとかアップして、担当編集者のSさんに送付。
さて、明日から、また演劇ツアーの稽古であります。


■11月×日
昨晩、寝る前に読み始めた本がやたらと面白く(小説ではなく、ノンフィクション)、いつも以上に睡眠不足。
午前中、いつものことで、メールの返事やら書類の整理やら。
アッという間に昼になり、ざざっと昼食を摂って、外へ。

今日から、稽古場の場所が、青山から目黒のほうに変わったので、歯科医院に行く時以外では、久々の電車通勤。
思いっきり演劇の稽古場っぽい場所で、異様にカビ臭い(笑)
なんだか剣道部の部室とかを想像させる場所ですが(笑)それほど嫌いではないです、こういう空間。
とはいえ、喉を痛めてはいけないので、及川奈央ちゃん以下、全員マスク姿で防護。
しかし、みんなヤケにマスク姿が似合うのはなぜやねん?!

「全員の"青春時代"が想像できる集合写真(嘘ですよ〜笑)」

今日も、いつものように、和気藹々と、しかし、ゲネも迫ってきたので、そこはかとない緊張感も漂わせつつ。
さすがにカビの匂いがする稽古場では息が詰まるので、外へ出て、近くの伝統ある洋食屋さんにて夕食をば。
ここの“平成オムライス”がおいしかった!
(それにしても、全員が稽古用のジャージ姿で、髪の毛の色が異様で、おまけにマスクまでして、サラリーマンやOLの多い通りをフラフラ歩いている姿は、どう考えても“カタギ”の集団には見えまへん)

「これが"平成オムライス" おいしかったなぁ!」

その後も稽古を続行。
終えて、外へ出ると雨。
しかし、その雨の中を、奈央ちゃんはチラシを持って自ら宣伝活動へ。
その健気さには頭が下がります。
さすが、我らが座長!

というわけで、今週の金曜日、僕が監督した『UltraSevenX』第6話がオンエアになります。
ゲスト主役は、今回の『ナイトメス』でもいいコンビ振りを発揮している唐橋充君と及川奈央ちゃんです。
二人とも、梶組ゆえに(笑)今までとはイメージの異なる役で登場でしています。
ちなみに、金山孝之君もチラッと(笑)
(詳細は、インフォメーションの『UltraSevenX』のコーナー、監督コメントを御覧下され!)

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2007年10月下旬 パート2

■10月×日
午前中から、映画の脚本の続きをば。
真面目だ、オレ(笑)

午後から、演劇ツアー『ナイトメス』の稽古2日目。
及川奈央ちゃんも、唐橋充君も金山孝之君も、全員きわめて優秀。
2日目にして、通しの立ち稽古を敢行。
3時のおやつ時(笑)には、奈央ちゃん自らが、みんなの注文をとってくれるという優しさパート1。
その次は、共演の唐橋君と金山君に、芸能の神様の御守りをわざわざ買ってきてくれてプレゼントしてくれるという優しさパート2。
というわけで、本日も稽古も和気藹々のうちに終了。

「メスの代わりにバターナイフで稽古中の奈央ちゃん。可愛いなぁ」


「みんなのおやつの注文をとってくれる優しい奈央ちゃん」


「奈央ちゃんから芸能の神様の御守りをもらって御満悦の唐橋君と金山君」

稽古というと、とかく怒鳴ったりとか、険悪になったりとか、そういうのが好きな人達もいますが、僕は、そういうやり方は全面的に否定します。
そういう怒鳴るやり方は(映画やテレビの撮影現場でも同じですが)、現場の雰囲気が悪くなるばかりで、決していい感じのものではありません。
気持ちを引き締めるためという言い訳をする人も多いですが、それは嘘だと思います。
怒鳴らなければ気持ちが引き締まらないということは、しょせん、元々が不真面目な連中にすぎないわけで、そういう輩はバッサリ切り捨てればいいだけの話です。
また、怒鳴り合ったりすることで、“オレたち、こんなにマジにやってるんだぜ!”と、ただただマスターベーションしているだけの現場も多々あって、これはクールに客観的に見ていると、思わず笑えてきます。
あと、怒鳴る人に多いのが、そういう“強面”を強調することで、“俺がこの現場を仕切っている”ということを強調したいだけの、いわゆる才能なしのバカ“プリマドンナ”系。
なので、僕は、そういう人達に出会うと、“大人の対応”をしつつ、二度と一緒に仕事をすることはありません。
時間と金の無駄使いやもんね。

終了後、本日は、記録撮影で参加してくれた『なにわん』の時のプロジェクトアシスタントのT君と、打ち合わせしつつ、かるく一服。
その後、時間が押していたので、タクシーを飛ばして三宿へ。

知る人ぞ知るレストラン、“ブラッスリー・ドゥ・クワン”にて、某出版社の文芸の副部長のIさん、某局のドラマ部の主任プロデューサーのSさんと、久々に会食。
いろいろと内密のお話。

終了後、とって返し、映画の脚本の続きを書きました。
やっぱり、真面目だ、オレ(笑)


■10月×日
大雨。
季節のはずれの台風ですと。
もう、この狂った気象には慣れっこ。
とりあえず、オレが生きている間には沈没しないでね、日本。
したらしたで、最後まで見極めてみたいけど。

なので、ここぞとばかりに、脚本を書き続けました。
雨風嵐の日は、何よりも執筆日和なのです。

BGMは、ブルース・スプリングスティーン&Eストリート・バンドの5年振りのニューアルバム『マジック』。
それまで、『ライヴ・イン・ダブリン』を聴きまくっていたのですが(これもメチャいいアルバム!)、今度のニューアルバムはメジャーコード炸裂の久々のロックン・ロールで、いやいやファンとしては嬉しい限りです。

「久々のメジャーコードが爆発!」

いちおうノルマ以上の分量を書いた段階で、さすがに息切れが。
すっぱりとやめて、DVDで『情無用のジャンゴ』を。
監督のジュリオ・クリスティ、知る人ぞ知る“変態監督”で(笑)、このウェスタンもやはりノーマルではない、カルト色がメチャメチャ濃い!
実は、この映画を観直したのは、今書いている映画の脚本のためでもあったわけですが、理由はまだ秘密であります。


■10月×日
早朝に起きて、人が増える前に、自宅へ戻りました。
ああ、しかし、休日のけっこう早い電車だというのにまた!
今回は、隣の乗ってきたオバサンが異様に臭い! 体臭と整髪料と化粧の臭いがリミックスされて、もはや限界……という時に降りて行ってくれたので助かりましたが。
電車乗るの止めようと思いました、マジで。
(しかし、タクシーの乗ったら乗ったで、聞きたくもねえ話をしてくる運転手が多いしなあ。かかっているラジオもおもしろくねえ番組がほとんどだしなあ)

自宅にて、映画の脚本の続き。
とりあえず、初稿を一気に仕上げて、プロデューサーとN監督に送付。

というわけで、ここぞとばかりにDVDを観まくりました。
中でも、久々に観直した『ガルシアの首』が、どの新作映画よりも、“映画”として鮮烈でした。
サム・ペキンパーは、僕の大々大好きな監督ですが、晩年は残念ながら作品に精彩を欠いていきますが、この時期はまだ絶頂期で、その演出力は冴えに冴えています。
この1本のせいで、他に観た新しい映画の印象がすべてフッ飛んでしまいました(笑)

「サム・ペキンバー監督作品の中でも必見傑作の1本!」

というわけで、なんと自宅に一泊もすることなく、夜、再び表参道へとUターン。
明日から、また舞台の稽古もあるので、ゆっくりはしていられないのです。
とはいえ、執筆後の一段落から、またまた明け方までDVDと読書。


■10月×日
午前中は、いつも通り、メールの返事とか、手紙の返事とか、領収書の整理とか。

午後から、青山の稽古場にて、『ナイトメス』の稽古3回目。
本日は、照明の田辺さん、オペレーターの吉田さん、プロデューサーの宮本さん、音楽兼プロデューサーの元倉さんと、メインスタッフ全員揃い踏み。

「及川奈央演劇ツアーのベストスタッフ! 左から照明の田辺さん、オペーレーターの吉田さん、プロデューサーの宮本さん、音楽兼プロデューサーの元倉さん」

ということで、稽古3回目にして、すでに全体の通し稽古の何度目かを。
奈央ちゃんはじめ、唐橋君も金山君も、かなり優秀。
役者さん的なアイディアも出してくれるし、そういう意味では、演出していて、とても頼もしいし、かなり楽しいです。
稽古時間があまりない現場ですが、このキャストとスタッフであれば、ほとんどそのことを感じません。

終了後、神保町へ。
“新世界菜館”にて、女優の満島ひかりちゃん、敏腕マネージャーのSさん、そして角川書店の社長の井上さん、僕の担当編集者のFさんこと、古里さんと会食。
ひかりちゃんとは、実のところ、僕は『ウルトラマンマックス』でしか仕事をしていないのですが、その何もかも振り切っての“女優魂”をひじょうに高く評価していて、かけがえのない“戦友”の一人です。
NHKの朝ドラのレギュラーや映画のヒロインを経て、さらに才能を開花させると信じています。(ちなみに、彼女の弟はまごうかたなき“天才”です!)
一方……。
角川書店の井上社長は、僕が今、もっとも信頼し、もっとも出版人として注目している方です。
安全牌を選ぶことが多い大企業のトップの中では、冒険を恐れず、面白いと思ったことには、自ら率先して飛び込むアグレッシブかつフレキシブルな、勇気ある才人です。
井上さんのような出版人のDNAが、もっと多くの若い編集者に受け継がれていけば、出版不況など屁でもないのですが。
その後、超久々に神楽坂のバーにて、僕の大好きな人達との一夜で、久々にしたたかに気分よく酔っ払ってしまいました。
それにしても、美味しかったなあ、上海蟹!

「満島ひかりちゃんを挟んで、左から角川書店の井上社長、僕の担当編集者の古里さん。ひかりちゃん、ハサミ似合いすぎっす!」


■10月×日
午前中は、例によって、メールの返事やらもろもろの書類仕事をば。
昼食の時、ようやくDVDが発売になった石井輝男監督の『直撃!地獄拳〜大逆転』を観始めたら、予想通り(笑)終らなくなってしまいました。
中学生レベルのギャグが大炸裂する“おバカ映画”ながら、そのテンションの高さにおける傑作度数は尋常ではありません。

「中学生レベルのギャグが炸裂するも、大傑作!」

夕方、品川にて歯科治療。
終了後、渋谷まで戻って、“ルノアール”へ飛び込み、舞台脚本のチェック。
音楽や効果音の使い方が、当たり前の話ですが、映像とまったく違うので、その差異がとても面白く感じる今日この頃です。
携帯電話を大声でこれみよがしにかけるオヤジがいたので、不快になって、青山の“スターバックス”へと移動。
ところが、なんと! ここにも同じような携帯電話大声がけ“オレ、仕事できるのよ、みんな注目してよん”大バカオヤジがいて、大閉口!(ちなみに、小太り、低身長、黒いTシャツ、長髪後ろ束ね、ヒゲ、以後要注意!)
そのオヤジは、みんなにすげえ自分の会話を聴いてほしいのがミエミエだったのですが、奴が出ていってから、周囲のお客さん一同で、顔を見合わせて、失笑し合ったのでありました。
「やっと出ていきましたね〜」「うるさかったですよね〜」「本当は仕事ができない人なんですね、きっと」と口々に。ある意味、カワイソー。

そのまま青山の某社にて、プロデューサーのHさん、Uさんと秘密の打ち合わせ。
次いで、表参道に戻り、ファミレスにて演劇ツアーのプロデューサー兼音楽の元倉さんと、音楽と効果音の打ち合わせ、役者の金山君とトークショーの司会の打ち合わせをば。
偶然、3月にやる舞台のプロデューサーであるYさんも同じ店で打ち合わせをされていてバッタリ、少しお話。
ここまでで、午前2時を回ってしまいまして、さすがにダウン。


■10月×日
午前中、はたまた書類仕事をば。
例によって、アッという間に午後に。

タクシーを駆って、新宿へ。
ジュンク堂書店に行って、買い物。
友人の作家の大倉崇裕先生の単行本を購入。
もちろん、どさくさ紛れに(笑)自分用の本も購入。

元“滝沢”、今は“椿屋珈琲店”てに、監督のNさん、某社の映画プロデューサーのCさん、Nさん、Eさんと、映画の脚本の打ち合わせ。
映画のテイストがテイストだけに、とてもとても楽しい打ち合わせでした。
珍しいことです(笑)

終えた足で、近場のお菓子屋さんに寄って、差し入れを購入。
そして、初台の新国立劇場へ。
劇団☆新感線の『髑髏城の七人〜アカドクロ』の舞台を撮影した時以来ですが、やはり、とてもいい劇場。
友人の女優の斉川あいちゃん、脚本家の小林雄次さんと待ち合わせて、『牙狼〜GARO』のヒロインだった肘井美佳ちゃんが出演している舞台『スイッチを押すとき』を観劇。
美佳ちゃんとは、『牙狼〜GARO』の現場以来ずっと顔を合わせていなかったのですが、僕が忙しさにかまけて不義理をしていても、舞台があるたびに連絡や手紙をくれたりする、本当に誠実な女優さんです。
今回は、共通の友人も多いデジタルハリウッドの米田理恵さんがプロデューサーでもあり、何があっても必ず観に行こうと思っていた舞台だったのです。
そして……この舞台がよかった!!!
ヒロインの美佳ちゃんの演技は言うに及ばず、役者全員の演技と演出、そして脚本、すべてが舞台の特性を活かして見事にマッチしていて、素晴らしいの一語!

「『スチッチを押すとき』、よかった!!!」

終演後、米田さんに案内していただいて、肘井美佳ちゃんと数年振りの再会。
持参した大倉崇裕さんの本を、お菓子と共に(笑)差し入れ。
美佳ちゃんは、落語のオーソリティなので、ぜひとも、大倉さんの本を読んでもらいたかったのです。(すでに読んでいたら、美佳ちゃん、ごめん!)
もろもろの御挨拶の後、劇場を後にして、新宿へ。
あいちゃん、小林さんと夕食をとりつつ、お芝居のよもやま話を。
しかし、『牙狼〜GARO』を撮った時が、美佳ちゃんが、今のあいちゃんと同い年だったとは……本当に時が経つのは早い!

帰ってから、映画の脚本の第2稿を一気に仕上げて、ダウン。

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